現在では名刺管理ツールにも多様な種類があり、自身の用途や目的に合ったツール・アプリを選んで利用できるようになってきています。これまで代表的な名刺管理ツールについて一つひとつ紹介してきましたが、自分に合ったツールがどれなのか悩まれるケースもあるかもしれません。そこでこの記事では、名刺管理ツール・アプリを比較しながら紹介します。
この記事の目次
1 目的別に比較!クラウド名刺管理ツール・アプリこれまで紹介した名刺管理ツール・アプリは、どれも名刺の読み取り機能やかんたん管理、データ活用、また外部ツールとの連携などの機能を兼ね備えた作りとなっています。
「Sansan」は、専用の端末に名刺を読み取らせるとオペレーターが主導で情報を入力します。そのため、データ化の手間がかからず精度もほぼ100%で、社員の名刺データ登録にかかる手間が大幅に削減できます。また、APIを利用して名刺データをCRMやSFAと紐づけたり、アドレス帳や配送サービスに連携するなど、あらゆるビジネスシーンで活用することができます。
「Hot profile」は、名刺管理だけでなく、営業支援・マーケティングに必要なツールがオールインワンでまとまっている点が最大の特徴です。複数ツールの導入・運用の必要性や顧客情報の散在がないため、コストパフォーマンスや効率性にも優れていると言えます。また、送信したメールの開封状況や自社Webサイトへのアクセス状況を把握することができるため、自社の事業に名刺データをしっかりと活用することができます。
「メイシー」は、月額1,980円から利用可能で、低価格でありながら非常に使いやすいシステムです。データ検索機能・ラベル・メモ・名寄せ・CSVエクスポートなど、名刺を管理し活用していく上で必要となる機能が一式揃っています。また、SalesforceやZoho CRMなどのCRMツールと名刺データを紐づけることも可能です。
「CAMCARD BUSINESS」は、3つのプランと補正オプションがあり、非常に低価格で利用することができます。機能面においても、基本の管理機能だけでなく、外部のツールと連携して名刺データを活用することが可能です。現在は、Salesforce、DynamicsCRM、SugarCRM、Google Contact、Kairos3、Oracle Sales Cloudなどのツールと連携することができます。
「Eight」は、無料で利用が可能です。ユーザーがスマートフォンで撮影して登録した名刺データをオペレーターが手動でデータ化しているため、ほぼ100%正確なデータ化が実現されています。また、SNS機能を備えているため、名刺交換した相手との情報交換をアプリ上で行うこともできます。また日本経済新聞電子版と連携しているので、登録している名刺の会社名に関連した記事が掲載されると、Eightのフィード画面上に記事が表示されるなどの機能もあります。
「Wantedly People」は、無料でありながら人工知能を搭載しているのが特徴です。スマホアプリの名刺読み込み機能を使うと、一度に最大10枚の名刺を瞬時に解析し、高い精度でデータを読み込むことができます。また、名刺データを登録した人が所属する企業の広告や最新情報だけでなく、相手の職種に関連したニュースや情報を人工知能が見つけ、タイムラインで流すという機能も持っています。
実際に名刺管理ツールを選ぶ際に見ておきたいポイントとしては、下記が考えられます。
すでに自社で使っているCRMがある場合は、そのCRMと連携性があるものを使うと操作もスムーズです。また、個人利用の場合は、法人ほど連携性や機能にこだわる必要がないので、無料で使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
この記事では、6つの代表的な名刺管理ツールについて紹介してきました。交換した名刺は紙のまま管理しておくだけでなく、データ化して社内で一元管理したり、そのデータを他のツールと連携させたりと、営業・マーケティング活動に積極的に活用していく時代となってきました。
名刺管理ツールで取得した情報の管理については、弊社トライエッジでもご相談を承っています。ご相談次第では、過去の名刺をスキャンしデータ化するところから代行を行うことも可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。