メールマガジンの配信は、メール配信サービス単体ではなく、CRMと連携して行うと、より顧客の状態に合わせた効果的なメールマーケティングが可能になります。この記事では、CRMとメール配信サービスの連携にフォーカスし、注意すべき点とお勧めのサービスについてご紹介します。
この記事の目次
1 メール配信ツールとCRMの連携で考えるべきこと連携する項目を同期するときは、CRMからメール配信ツールへの1方向のみ行うようにします。メール配信ツールはあくまでメール配信をメインとする機能のみ、CRMは顧客に関する全般的な情報を管理する立場にあることがその理由となります。
同期は、CRMやメール配信の運用に支障がないよう、深夜や早朝に行うことが望ましいです。メール配信は通常オフィスアワーに行うので、その時間帯に同期を行うと、サーバー負荷によりメール配信遅延等の障害が発生する可能性があります。
顧客がメルマガを解約した際にメール送信対象外としたり、会員退会により送信対象者を削除したりすることがあります。このように、顧客側の都合で顧客リストを更新する必要がある場合は、CRM側で顧客データベースを自動的に更新します。それにより、特定の顧客に対してメール配信を停止することが可能です。
CRMとメール配信ソフトを連携させる時には、おもに、CRMに登録されている氏名、メールアドレス、電話番号等の会員情報や、商品の閲覧履歴、購入情報などを連携させます。
特に会員の情報は、常に更新されるため連携が必須です。ステップメールのように顧客の状況に合わせた販売促進メールを送るには、顧客の状態を知る必要があるため、商品の閲覧履歴や購入情報を連携させることが重要です。
それでは、CRMなどと連携させるとより使い勝手が良くなるメール配信ソフトについてご紹介します。すでにCRMツールをお使いの方には、特にこれらのツールがおすすめです。
コンビーズメールプラスは、メール配信サービスとAPI連携することで、会員情報だけでなく顧客の購入履歴、回数、金額等の詳細な購入履歴をCRMと連携できます。ショッピングカートとの相性が良いメール配信サービスです。
ブラストメールは、顧客情報の登録、編集、削除をAPI連携で同期させることができます。API連携では追加料金が必要としません。1時間に100万通ほどの大量メール配信を行う場合に向いているメール配信サービスです。
クルメルはAPI連携を提供しているため、わざわざクルメルにログインしなくてもメール配信を実施することが可能です。HTMLエディタ機能や、特定の商品等の任意の情報を差し込める機能、効果測定など、メール配信に必要な機能が一通りそろっています。低価格でCRMにメール配信機能を付けたいという場合におすすめできるサービスです。
既に稼働しているCRMに対してメール配信サービスを連携すると、顧客の状態に応じたきめ細やかなメールマーケティングを展開することができます。APIの連携によってこれらを実現するサービスも出てきており、導入のハードルは低くなって来ていると言えそうです。
弊社トライエッジでは、CRMツールを使ったメールマガジン配信にも実績があり、施策の提案から実際の運用代行までを担当します。メールマガジン配信を見越してCRMツールのご利用を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。