CRMツールを活用したマーケティングでは、顧客へのアプローチやコミュニケーションを行います。Veeva Medical CRMは、医療業界に特化したCRMツールで、医療関係者との関係性構築に役立つ機能が用意されています。この記事では、Veeva Medical CRMの特徴について紹介します。
この記事の目次
1 医療業界CRMツール「Veeva Medical CRM」の特徴と使い方引用:https://www.veeva.com/jp/products/medical-crm/
Veeva Medical CRMは医療業界に特化したCRMツールで、全世界で200社を超えるライフサイエンス企業に採用されています。
特に、MRが医師や製品開発従事者などのライフサイエンスや医療関係者へ営業を行う場合に活用されています。また、業界最大のネットワークから得た情報と連携しているため、顧客に紐づく情報にアクセスしやすい環境が構築されています。
たとえば、営業活動をする上で医師との対話力をあげるには、その医師への理解や専門領域に関する知識・知見が必要です。
Veeva Medical CRMでは、各医師の専門領域に関する情報や、過去の経歴・論文・参加したセミナーなどの情報に即座にアクセスすることができ、対話力アップに役立ちます。また、医師から聞き出した有益な情報を、即座に管理画面上から報告書として上司に報告・提出することができるため、スピーディな対応が可能です。
引用:https://www.veeva.com/jp/wp-content/uploads/2015/03/Approved_Email.jpg
Veeva Medical CRMの強みは、医療業界に特化したCRMツールであることです。
また、スマホ・タブレット・PCなどのマルチデバイスに対応したアプリケーションで、オフラインでも利用できるため、場所と時間の制約を受けることなくシームレスな活用が可能です。
さらに、独自にカスタムインサイトを構築できるため、自分に使いやすいように管理画面を調整することも可能で、より情報整理に役立ちます。
引用:https://www.veeva.com/jp/products/multichannel-crm/crm/
料金・プランについては一般公開されていないため、個別に問合せが必要となります。
Veera Japan 株式会社は、米国に本社を置くVeera Systemsの日本法人です。
事業内容は、Veeva Medical CRMを始めとした、医療業界に特化したクラウドベースでのアプリケーション提供や、システムの導入、コンサルティング、保守サポートなどを行っています。
Veeva Medical CRMには、いくつかのアドオンソリューションツールが用意されています。これらを連携することで、より使いやすいツールになります。
Veeva Open Dataは、医療従事者や医療機関、提携先等の、電子メールやコンプライアンスのデータを提供するデータシステムです。Veeva Medical CRMとの連携利用で、各者の情報アクセスをスムーズに行うことが可能です。また、すべての専門分野と業務種別をカバーしており、およそ2000万の医療従事者と所属する医療機関や提携先情報へのアクセスが可能です。自社独自に情報を収集する必要がないため、情報収集に時間を割くことなく、アプローチへ力を注ぐことが可能です。
Approved Emailは、MRがコンプライアンスを維持しながらメールを送信できる機能です。
コンプライアンスに厳しい医療関係者とのコミュニケーションを、安心して進めることが可能です。また、送信したメールの開封率やクリック率をリアルタイムに確認することができるため、効果測定結果の確認と顧客対応を即座に実施することが可能です。
Engage for Portalsは、ターゲットとなる医療従事者がWeb上で、いつ・どのようなコンテンツを閲覧したか把握できる機能です。これにより、当該医療関係者のニーズを知ることができ、興味のある分野や情報についての理解を進められます。より深いコミュニケーションを図るための適切な情報源として活用できます。
Veeva CRM Engage Meetingは、医療関係者とオンラインでミーティングできるWEB会議機能です。医療従事者は様々なデバイスからアクセスが可能で、MR側はiPadやWindowsタブレット端末からの接続が可能です。
また、同システムにログを記録するため、会議の詳細を後から参照することができ、後から内容に漏れを生じさせることがありません。
従来のMRは、営業活動を行う前に分散した情報を集約するなど、本質的ではない煩雑なルーチンワークに多大な時間を割いていました。
CRMは、それらを1つのツールの中で提供し、かつ一気通貫して履歴を残すことができるのを実現したツールです。CRMには当記事でご紹介したVeeva CRMのように医療従事者に特化したものもあります。
しかし、初めてCRMを使われる企業様には、弊社トライエッジが取り扱っているHubSpot CRMやZoho CRMをおすすめしています。業界特化型のCRMよりもコストパフォーマンスや顧客管理機能などの面で優れており、使いやすさを実感していただけるかと思います。
トライエッジは、医療業界も含めたさまざまな業界の企業様へのCRM導入、営業・マーケティングの支援の経験がございます。医療関係で顧客管理やCRMに興味がある企業様にも最適なソリューションを考案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。