SFA / CRMにおいて、商談(=取引)がいつ契約締結(クローズ)するのか、というのは、売上や利益の予測をするにあたって非常に重要な指標となります。HubSpotにおける契約締結予定日は”クローズ日(= Close Date)”という名称で設定されていますが、取引が作成された際に自動で設定される日付をある程度自由度高く決めることができます。今回は、HubSpotにおけるデフォルトで設定されるクローズ日を変更する方法について紹介していきたいと思います。
HubSpotの取引オブジェクトにはデフォルトの項目としてクローズ日というのものがあります。取引のクローズ日とは
取引の成約が見込まれる日、または取引が成約した日
を示す日付で、取引の状況を表すにあたって非常に重要な項目となります。
クローズ日は入力しなくても取引を作成できますが、その案件がいつクローズする予定なのか、それによってどのくらいの受注数や売上が見込めるのかを予測するための重要な指標となるため、極力入力するようにしたい項目です。
ここからは、HubSpotにおける取引作成時のクローズ日を変更する方法を紹介していきたいと思います。
設定方法は、右上の[設定]から[オブジェクト]から[取引]を選択し、[セットアップ]のタブから[既定のクローズ日を新規取引に適用]のクリックを入れた状態で、既定の日を選択する形となります。
HubSpotの取引のクローズ日はデフォルトで以下の2つの方法で決めることができます。
なお、「既定のクローズ日を新規取引に適用」のチェックボックスを外すことによって、クローズ日をデフォルトで設定しない、という方法も可能ですが、そうするとクローズ日が入力されない取引データが大量に作られる可能性もあるので十分注意が必要です。
取り扱う商品やサービスによって、取引の作成からクローズまでどのくらいの日数がかかるかは変わってくるかと思いますが、これまでの経験や実績から概ねこのぐらいの期間がかかる、という日数があるのであれば、それを規定値として設定すると良いでしょう。ただし、当月末などについてはあまりオススメできません。明らかにクローズ日までのスピードが早い商材やサービスであれば問題ありませんが、あまり近い日付がデフォルトに設定されてしまうと、当月の売上金額の予測数値に大きく影響を及ぼしてしまうため、なるべく翌月末や30日以上の期間をあけると良いでしょう。
HubSpotには、さまざまな使い方や活用方法があります。CRMの基本的な機能は無料で使用でき、自社の営業やマーケティング、カスタマーサービスの業務スタイルに合わせて、必要な要素だけで設計できる点が魅力です。
興味をお持ちの方は、ぜひ一度HubSpotソリューションパートナーの株式会社トライエッジにご相談ください。HubSpotの導入や運用はもちろん、その一歩手前の顧客情報整理や営業・マーケティングチームの構築からのサポートが可能です。