マーケティング業務の外注は社内の不足を補う有効策です。人材やスキル、育成力不足にお悩みの企業も多いでしょう。今回は、マーケティング外注のメリット・デメリットを解説します。また、外注向きの項目・不向きな項目、外注時の注意点も参考にしてください。
この記事の目次
1 マーケティング業務を外注するメリット・デメリットマーケティング業務の外注は、スピードや費用など企業のあらゆる悩みを解決する手段となります。デメリットまでしっかり把握した上で対策を講じ、外注と内製をうまく使い分けることが大切です。では、マーケティング業務を外注するメリットとデメリットを見ていきましょう。
マーケティング業務は、外注=その道のプロに任せるため、制作から運用までのスピードも早い上に、納品物や施策の質も上がります。結果的に、成果が出るまでの時間の短縮につながりやすいのです。マーケティング施策は効果が出るまでに一定の期間を要するため、この点は大きなメリットでしょう。
社内で行う場合、人件費(固定費)が伴いますが、外注は会社の繁閑や必要性に応じてかける費用をコントロールできます。限られた予算に対するコストの無駄も減らせるのです。
プロの知識や技術を活用して施策を進められるのがメリットである一方で、自社にそのノウハウが残りにくい点はデメリットかもしれません。社員と外注先が密にコミュニケーションを取り、協力しながら進められる体制にして、知見や学びを得ていきたいところです。
また、自社で見つけた修正や改善したいポイントに対して、外注では担当者とやり取りするタイムラグが発生します。自社で回すPDCAのスピードが落ちることも考えられるでしょう。契約時に外注先とよくすり合わせをして、連携体制をしっかり構築しておくことが重要です。
マーケティング業務は細分化すると多岐にわたります。それぞれの業務の特徴や目的が異なるため、外注できる業務がある一方で、外注による解決が適さない業務もあります。ここで、マーケティング業務のうち外注に向いている項目と向かない項目を見ていきましょう。
一定の専門知識やスキルが必要であったり、作業工数が多かったりする項目は外注を視野に入れたほうがいいでしょう。時間的、工数的に余裕ができるため、社員は日常的に重要なコア業務にあたる時間を確保できます。
上記の項目は、自社のマーケティング業務のコアとなるため内製するのがおすすめです。これらを的確に整えるには、外部の人では知識が不足することがあります。自社・顧客・商品やサービスを熟知した社員の経験や知見がものを言う業務です。
マーケティングを外注する際は、前準備や費用対効果のチェックが不可欠です。もっとも効率的に外注を活用していくために、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
自社に知識やスキルがないからと、外注先に丸投げしてはうまくいきません。社内の状況に照らし、何のためにどのような成果をどのように目指したいかをしっかり提示することが大切です。
また、成果とコストのバランスも把握するためにも、お互いのチェック体制(頻度・タイミング・方法)を構築しておきましょう。
業者によって設定料金は異なりますし、その中で何をどこまで対応してもらえるかにも差があります。特にWebマーケティングに関わる外注コストは継続的になるものが少なくありません。必要項目や相場を調べて比較検討するなど、事前に細かい点まで把握してから進めましょう。
コストや対応工数と同じく、マーケティングコンサル的なサポート範囲も各社で異なります。制作だけでなく、事前の企画や検証、納品後の運用までどれくらい関わってもらえるかもポイントです。
効果測定のレポート報告や改善案の提案といったサポートがあると施策の効果・効率をさらにブラッシュアップしていけるでしょう。
マーケティングはコストや人員が十分にあれば内製化をおすすめしますが、時間も費用もかかります。リソースに不安がある場合は、内製と外注を分けるのが賢明です。
そう考えたとき、自社のマーケティング業務のどれを内製し、どれを外注するのが得策か迷われる担当者様も多いかもしれません。
トライエッジはマーケティング全般の相談にも乗っております。外注、内製の判断、あるいはそれぞれどう進めればいいかといったサポートも可能です。ぜひ一度、相談ください。