HubSpotでは、名刺管理サービスのSansanとアカウントを連携することができます。今回はSansanと連携するメリットと連携方法、注意すべき点について解説します。
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この記事の目次
HubSpotとSansanのアカウント連携により、HubSpotへSansanに登録された名刺情報を同期することができます。
自動連携によって入力作業が自動化されるので、業務を効率化することができるほか、手作業による入力漏れも防げるため、取引先に対して常に適切なコミュニケーションを取ることができます。またSansanのデータが更新されるとHubSpot上のデータも更新されるので、データが同期されていればその後の部署異動や昇進などのデータもそのまま自動更新されます。
マーケットプレイスアイコン → アプリマーケットプレイス → Sansan連携を検索し、選択します
右上の[アプリを接続]をクリックして、Sansanアカウントにログイン → Sansan APIキーを入力 →HubSpotに同期したい公開タグと共有タグにチェック → [Sansanに接続]をクリックして完了です
HubSpotではEメールアドレスが重複している場合、同一人物としてみなされるため、同じアドレスのコンタクトは作成できません。そのためHubSpot社としても、メーリングリスト(役割アドレスや代表アドレスなど)を登録することを推奨していません。
なぜそのような仕様なのかを説明すると、『noreply@test.com』という100人に送信されるアドレスに送信し、内1人がメールを受け取ることに同意している場合、残り99人の誰かがメールをスパムとしてレポートする可能性が高まってしまうためです。
そのため、役割ベースのアドレスには マーケティングEメールが送信されない可能性があります。
連携の際には、メーリングリストなど重複しがちなものは避け、個人のメールアドレスを登録するよう注意が必要です。
Sansanでは、アプリにて設定されたフィルターにより、該当するコンタクトが全て自動で同期されます。
連携する際に気をつけるべきことでも記載したとおり、Sansanの同期はEメールアドレスで重複を判断しています。重複したEメールを持ったコンタクトが複数いる場合、Sansanでは一番先に検知されたコンタクトが同期されます。検知の順番は、直近でアップデートされた順になりますので注意が必要です。
メールアドレスの重複以外を同期の起点にしたい場合は、別途開発を行う必要があります。
HubSpotには、さまざまな使い方や活用方法があります。CRMの基本的な機能は無料で使用でき、自社の営業やマーケティング、カスタマーサービスの業務スタイルに合わせて、必要な要素だけで設計できる点が魅力です。
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