一つのプロジェクトに多数のメンバーが参加し、それぞれのタスクに対して複数のメンバーの連携が必要となる時、エクセルやメールを使った従来のタスク管理方法では管理自体に手間がかかります。この記事でご紹介するTrelloは、複数メンバー間でタスク管理できる優れたツールで、様々な企業や業種で2,000万人以上が利用しています。
Trelloはタスクを「カード」によって管理するクラウド型のタスク管理グループウェアです。
各タスクはTo Do、Doing、Doneというステータスを表す列に「カード」を張り付けるような感覚で割り振ることができるため、各タスクの進捗が一目瞭然です。タスクのステータスをDoingからDoneへ変更するには、横にスライドしDoneの列に移動させるだけで良いのです。このように直感的な操作でタスクを管理できるのが、Trelloの素晴らしい機能です。
タスクには担当者、期限日だけでなく添付ファイルやメッセージを加えることができます。メッセージであれば、特定のメンバーをメンションすることでそのメンバーに対してタスクを認識させることもできます。
Trelloは無料で利用することもできます。無料プランでは、ボード、カード、メンバー、添付ファイル等を無制限で追加できます。ボードにはPower-upと呼ばれるテンプレートを1つまで追加可能です。添付できるファイルは10MBまでとなります。有料プランには、メンバー1人につき月額9.99ドルのビジネスプランと、メンバー1人につき月額20ドルのエンタープライズプランがあります。
ビジネスプランは無料プランの機能に加えて、外部ツールとの連携、250MBまでのファイル添付、異なるチームのボード管理に対応しています。
一方、エンタープライズプランは大規模な企業向けのプランです。エンタープライズプランはビジネスプランの機能に加えて、2段階認証等の強固なセキュリティ環境と専任担当者によるサポートが提供されます。
Trelloは、Atlassianという会社によって運営されています。Atlassianはオーストラリアに拠点を置くソフトウェア会社で、Trello以外にプロジェクト管理ツールである「Jira」やドキュメント管理ツールである「Confluence」を提供しています。
引用:https://trello.com/business-class
TrelloはGoogle Drive、Evernote、Slack、Salesforce、Github等のメジャーなツールと連携することができます。ただし、無料プランでは連携ができないため、ビジネスプラン以上の有料プランを契約する必要があります。
一つのプロジェクトにおいて一人でタスクを完結するということはあまりありません。複数のメンバーが一つのプロジェクトに関わるということがよくあるケースだと思います。そのような状況において、タスク管理を効率的に行い、本来注力すべきタスクの実行に集中できる環境を提供してくれるのがTrelloです。
Trelloは無料でも利用することができますので、タスク管理に課題を感じている場合には、試してみることをおすすめします。
弊社トライエッジでは、CRMを連携させたタスク管理の仕方や、営業・マーケティングに関わる業務の効率化についても、アドバイスを行っております。業務の生産性を高めたい、無駄をなくしたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。