顧客管理を低コストで実現するZoho CRMは、BtoB、BtoCどちらの事業でも便利に活用できるクラウド型の顧客管理システムです。今回は、このZoho CRMの特徴や機能の紹介と、どのような企業に適したシステムなのかについて説明します。
この記事の目次
1 顧客管理システムZoho CRMは安価で多彩な機能が特徴!Zoho CRMは、比較的安価でありながら、企業の営業業務の機微な部分にも手が届く多彩な機能が備わった顧客管理システムです。コスト的なハードルが低いため、中小企業やスタートアップ企業でも気軽に導入できるでしょう。
Zoho CRMは、必要な機能のみをピックアップして活用できるのも嬉しいポイントです。自社に有効な機能を過不足なく活用できるため、「複雑」とは無縁のシンプルな見た目と使い勝手が手に入ります。自社のビジネスに合わせ、プログラミングなどの専門知識なしにタブや項目を自在にカスタマイズできます。
Zoho CRMに蓄積した顧客データは、営業担当者から社内のサポートメンバーまで誰もがどの場所にいても閲覧・編集できます。最新の集計値や分析データが、いつでも必要なときにすぐ手に入るのもZoho CRMを顧客管理に活用するメリットです。
営業担当と社内メンバーの連携はもちろん、営業担当の引継ぎが容易になったという声も増えてきました。Zoho CRMで即時に導き出せる顧客情報やレポートは、連絡や報告だけでなく、商談や営業会議などでも役立てられています。
ここからは、Zoho CRMでの顧客管理に役立つおもな機能を見ていきましょう。
Zoho CRMでは、見込み客の基本情報、名刺交換で得た情報、セミナーや展示会の参加、Web上の広告情報の活用など、顧客との接点や関心度を記録・更新できます。それぞれのチャネルと連携すれば顧客情報を自動で記録・蓄積できるため、手間が省ける点もポイントです。
蓄積情報をもとに見込み客をスコアリングし、契約・成約確率の高い見込み客を絞り込むこともできます。常に最新の顧客情報を確認できるためアプローチの確度もあがるでしょう。
商談管理画面では、担当者、商品やサービスの期待価格などを登録します。商談の進行中はヒアリング、提案、見積、受注までどのステージにあるのか進捗状況が一目でわかります。
契約書や提案資料の他、商談中の顧客の反応や結果までの経緯についても各商談に紐づけた蓄積が可能です。以後の受注率アップのための戦略を練るのに有効な材料となるでしょう。商談に関する次のスケジュールや必要なタスクには、アラート機能が活用できて安心です。
既存顧客の情報も、もちろんZoho CRMで管理できます。Zoho CRM上で一元管理しているため、問い合わせを誰が受けても、同じ情報をもとにした対応が可能です。なお、メールや電話、SNSやチャットによるやりとりも、マルチチャネル機能を使えば1ヶ所で確認できます。
Zoho CRMでは、関連・関心のある商品やサービス、エリアごとの絞り込みも可能です。顧客ごとの過去の販売・利用履歴や時期、近況を踏まえて、クロスセルやアップセルも効果的に行えます。個々の顧客についての詳細の情報が蓄積されているため、営業担当の引継ぎも容易です。
Zoho CRMでは、商談から成約までの間にも便利な機能を活用できます。たとえば、レポート作成や見積書や請求書の発行などもスムーズです。受注確度に応じた売上予測のレポートも作成できます。
また、フォローアップやニーズ分析をサポートする機能もあるため、商談や受注時だけでなく、その後の将来的な計画を立てる際にも役立つでしょう。
多種多様な顧客管理システムが存在する今、事業や業務形態などによりその企業に合ったシステムは異なります。Zoho CRMは、どのような企業の営業活動に適しているのでしょうか。おすすめできるのは下記のような企業です。
蓄積する顧客情報が膨大になると、絞り込みや次の行動の判断がしにくくなります。また、営業担当の入れ替わりがあれば、担当者は自社が持つ顧客情報に自分の経験や知見を頼りに一から対峙しなければなりません。
Zoho CRMは、そのように煩雑で面倒な営業活動を効率的に行いたい企業におすすめです。情報を一元化することができるため、現状チェック、分析、判断などの時間が短縮され、行動にフォーカスしやすくなるため大きな業績アップの期待も持てるでしょう。
顧客情報の管理をクラウドや専用システムで管理する必要性は感じているものの、予算に余裕がないという企業にもおすすめです。低価格でありながら、顧客管理に必要な基本機能は揃っており、容易なカスタマイズと拡張性も大きな魅力です。
もっとも高額なプランでも月額6,240円/1ユーザー、使用する機能が少ない場合は無料でも利用できます。上記で紹介したAI機能を活用すれば、AIの状況分析やアドバイスを受けて効率的な営業活動を進めることも可能です。人手不足をカバーする意味でも、大きな効力を発揮するツールといえるでしょう。
Zoho CRMはインド創業、アメリカに本社を持つZoho社の顧客管理システムで、現在、世界中の企業や個人に利用されています。そのため、海外に拠点を持っていたり、自社メンバーが多国籍に散らばっていたりするような事業を行う企業においても最適なツールです。
海外展開中の企業において、英語のインターフェースで顧客情報を共有できる点は遠隔での業務をスムーズにしてくれるでしょう。将来的に海外展開が視野にある企業様にもおすすめします。
Zoho CRMは、日頃の営業業務上にある課題の解決にも役立つ顧客管理システムで、コストパフォーマンスにも一定の評価を得ています。低コストで効率的な営業活動を実現したい企業や、海外展開をしている企業に特におすすめです。
Zoho CRMの公式代理店トライエッジでは、Zoho CRMの導入・運用支援を行っています。昨今はコロナ禍におけるテレワークの普及で、よりCRMの必要性を実感している企業も多いのではないでしょうか。少しでもご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。