Zoho CRMとKintoneはどちらも安価で使いやすいCRMとして好評価を得ているツールです。本記事では、この2つの価格や機能についての比較情報をお伝えします。それぞれがどのような企業に向いているかにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
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Zoho CRMとKintoneは、比較的安価で画面操作がわかりやすくシステム関連の知識がなくてもカスタマイズしやすいため、初心者にも使いやすいCRMツールとして知られています。
この記事では、Zoho CRMとKintoneのどちらが自社にマッチするかお悩みの方に向けて、双方の価格や機能などの情報を交えつつどちらがどのような企業におすすめかを解説します。
実際に、Zoho CRMとKintoneの違いを見ていきましょう。
Zoho CRM | Kintone | |
外部ツールとの連携性 | ◯ | △ |
CRM機能 | ◯ レイアウトのカスタマイズ ダッシュボード機能あり |
△ |
カスタマイズ性 | ◯ | △ |
初心者の使いやすさ | △ | ◯ 日本語サポートが充実 |
最も利用されているプランと価格 | エンタープライズプラン 4,800円 |
スタンダードコース 1,500円 |
Kintoneは、国内企業(サイボウズ株式会社)によって開発されました。専門知識のない初心者にも使いやすく、電話やメールで問い合わせをする際にも、日本語で充実のサポートが受けられる点は安心でしょう。
一方のZoho CRMは、インド創業・アメリカに本社があるZoho社のCRMで、世界各国の企業が活用しています。Zoho CRMもシンプルでわかりやすい点ではKintoneと同等です。しかし海外で開発されたツールのため、デジタルツールに慣れていない担当者が多い場合などは、日本語のマニュアルやサポートにやや不足を感じることがあるかもしれません。
しかし、外部ツールとの連携性やCRM機能の充実度、カスタマイズ性についてはZoho CRMのほうが優れています。
実は、Kintoneは業務改善に向けたアプリ・システムを素人でも簡単に作成できることが売りのプラットフォームであり、元々はCRMではありません。自社の業務に必要な機能を作成できることから、CRMもその一つとして作り出せるというわけです。シンプルな使い勝手に強みを持つツールですから、連携や機能を追加しすぎると管理が複雑になってしまう傾向があります。また、連携や追加機能が増えるほどシステム構築(作成)の難易度も上がるようです。
その点、Zoho CRMは、多彩な機能の中から自社に必要な機能だけをピックアップして活用できるため、シンプルさは保てます。もし他のツールとの連携や追加機能が増えたとしても、自由に表示レイアウトをカスタマイズすることも可能です。Kintoneにはない機能として、CRM内データの分析結果をグラフ・チャート・表などで自動表示するダッシュボード機能もついています。
Zoho CRMとKintoneの違いがわかったところで、各ツールがどのような企業に向いているかを解説します。貴社の業務や体制の状況に照らし合わせながら、導入検討や選択の材料にしていただけると幸いです。
Zoho CRMは、価格のほか、他のクラウドシステムやツールとの連携性に優れています。ZohoにはCRMだけでなくMA(マーケティングオートメーション)やメール配信、請求書発行など、さまざまな機能を有するアプリがあり、それらとの連携性は抜群です。また、Zoho以外のツールでも、スムーズに連携可能なものが多数あります。
そのため、顧客管理の枠を超え、営業やマーケティング活動の一元化、自動化、情報共有などの機能を充実させたい企業におすすめです。
Zoho CRMのみでも多彩な機能を持っていますが、連携によってさらに幅広い活用ができます。必要な機能だけに絞れるため、管理が複雑になりすぎる心配もありません。
Kintoneは、社内の業務改善や情報共有などの点に強みがあります。したがって、複数の部門や部署で連携しながら業務を進める企業にはおすすめできるツールです。
ただ、営業やマーケティングにおいて、さまざまな施策を講じたり、多くのツールを同時に使ったりしたい企業には不向きかもしれません。
自由度・カスタマイズ性が高い反面、高度で複雑なシステムを作ろうとすると難易度が上がるようです。使い方はいたってシンプルなので、社内にリテラシーが確保できる企業には有効度が高いでしょう。
Zoho CRMとKintoneはどちらも比較的安価で、使いやすさにも定評があります。営業やマーケティングで、すでに他のアプリやツールを使われている場合は、Zoho CRMがおすすめです。
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