見込み客を顧客に、そして優良顧客に育成していくためには、カスタマージャーニーにおけるそれぞれのステップにおいて、最適なコンテクストで最適なメッセージを送ることが重要です。そのためには、CRMツールの活用は必要不可欠です。また、そのジャーニーのPDCAを高めるには、各フェーズにおいてCRMツールと相乗効果の高いツールと連携することが重要です。この記事では、特にセールスファネルの入り口部分でポイントとなる「名刺管理ツール」との連携を解説したいと思います。
この記事の目次
1 Zoho CRMとは
ZohoCRMは、世界中の5万社を超える企業で導入されているCRMツールです。支持されている一番の理由は、営業活動や顧客管理などに必要な作業を低価格で一元管理でき、さらにマルチデバイス対応していることと言えます。そのため、大企業から中小企業まで、事業規模にかかわらず導入が可能です。
また、その他のツールとの連携性が高いことも魅力です。この記事では、Zoho CRMと名刺管理ツールを連携させるメリットとは何かを見ていきたいと思います。
営業担当以外でも、展示会やイベントなどさまざまなタッチポイントで見込み客の名刺を得る機会があります。それらを担当者ごとではなく、会社の資産として一元管理し、有効活用を可能にするのが名刺管理ツールです。
名刺を受け取るというのは、見込み客を顧客にコンバージョンして行くCRMのプロセスにおいて最初の重要なステップと言えます。
そのため、Zoho CRMと名刺管理ツールを連携すると、見込み客管理の相乗効果を高めることできます。また管理だけでなく、営業マンの日常的な活動効率を高めてくれるさまざまな機能があります。 では、実際、どのような名刺管理ツールと連携できるのかを見ていきましょう。
Zoho CRMと連携できる名刺管理ツールには、メイシーとsansanの2つがあります。
メイシーは、大量の名刺が溜まっているのにデータベース化していなかった、またこれからデータベース化するマンパワーが社内にないという企業に最適なサービスです。名刺をメイシーに送るだけで、名刺の両面スキャン、名刺データ入力をしてくれます。
スマートフォンアプリで名刺詳細をクリックすると、地図アプリ、会社情報、路線などワンクリックで瞬時に検索できるので、外出先からの確認もスムーズです。また、今年9月に料金体系が見直されてユーザー数が無制限になり、更に利用しやすくなりました。
sansanは、名刺をスキャンするだけで、精度高くデータベース化してくれる名刺管理ツールです。スキャンされた名刺情報は、オペレーターによる手入力やAI技術の活用により、ほぼ100%の精度でデータ化してくれます。
名刺の人物に紐づけて商談を管理することができるので、同一人物に対する重複のアプローチを防ぐことができ、社内でステータスを共有することが可能です。また、人事異動や転職などその人物に対する情報が随時アップデートされ、関連した営業マンに都度通知が届くようになっています。そのため、Zoho CRMと連携させることで、見込み客に対して精度の高いアプローチができると言えるでしょう。
見込客へのアプローチは、地道かつ継続的に行うことが重要です。自社にとって、継続と実行がスムーズに行くものを選ぶことがポイントと言えます。
Zoho CRMと名刺管理ツールを連携させることで、見込み客に関する情報を精度高く、またアップデートしながら管理することができます。どの名刺管理ツールを使うべきかは、自社の現在の管理状況と、今後の営業活動のプランを考えた上で、最適なものを選択することが望ましいと言えるでしょう。
弊社トライエッジでは、Zoho CRMの最初の構築のみならず、日々の運用も含めてサポートします。「Zoho CRMを導入したものの、うまくデータを活用できていない」とお悩みの課題がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!