HubSpotの取引一覧画面にはボードビューという表示方法があります。ボードビューは取引、チケット、カスタムオブジェクトにおいて利用可能ではありますが、今回取引のボードビューがより見やすくなる色付けタグを設定し、視覚的により見やすくしていきたいとおもいます(2023年3月現在、取引の色付けタグは公開ベータ版です)
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まず、HubSpotのボードビューについて説明していきたいと思います。ボードビューとは、取引、チケット、カスタムオブジェクトの3つのオブジェクトにおいて使える表示方法で、一覧よりもより視覚的に見やすいのが特徴です。例えば取引で見てみると、取引のステージ毎にいくつ取引データがあり、その取引がどういった状態であるのかをひと目でわかるようになっています。ステージ毎に取引データが分類されていることで、全体としてどこに取引が滞留しているのかが視覚的にわかり、打ち手を考えやすくなります。
また、ボードビューでは取引データのステージを簡単に移すことができます。取引データをクリックしてドラックアンドドロップで別のステージに移動させることができるので、自分の担当する取引データを整理する時にもボードビューは有用です。
※取引タグはHubSpot SalesHubのスタータープラン以上で利用できます
2023年3月現在、取引の色付けタグ機能はパブリック・ベータ版として公開されている機能です。このパブリック・ベータ版の機能を利用するためには、このままでは利用できず、ある操作が必要となります。まずはパブリック・ベータ版を使えるようにするところからはじめます。
まずは、右上のご自身のアカウントをクリックします。出てきたメニューの中の[製品の最新情報]をクリックします。
すると、現在開発中の情報が出てきますが、左下の[ベータ]をクリックします。その中に[色付きの取引タブ]というのがありますので、[ベータ版を使ってみる]を選択します。
ベータ版を誰が使えるようにするのかを選択します。
選択が完了したら、[ベータ版を使ってみる]を押します。
以上で、ベータ版の使用に関する設定が完了です(ベータ版ではなくなった際は、こちらの操作は不要です)
では、実際にどのように設定し、どのように見えるようになるのかみていきましょう。
まずは、右上の[設定]から左下のオブジェクトの中にある[取引]をクリックします。取引の画面にある[パイプライン]のタブから[取引タグのカスタマイズ]をクリックします。
次に絞り込み条件を確認します。HubSpot SalesHubのStarterプランの場合は、パイプラン別に設定することができないのですが(Starterプランの場合はパイプラインを複数作れない)、プロフェッショナルプラン以上の場合は、パイプライン別に取引タグを設定することができます。したがって、設定したいパイプラインを選択すると、現在設定している取引タグの一覧が出てきます。(はじめて設定する場合は、ここはスキップしてOKです)
新しく取引タグを作成するのは、[タグを追加]のボタンをクリックします。
すると以下のような画面が出てきますので、それぞれ項目を設定します。
ここまで入力したら、[次:フィルターを追加]を押します。
なお、今回の事例では、
取引の総額が1,000万以上のものには[Big Deal]という取引タグをつける、
という条件で作成してみたいと思います。
次に、取引タグの条件を設定します。今回は、取引の金額が1,000万以上、という条件で取引タグを表示させたいので、金額が1,000万という条件を入力しています。
条件を設定すると、最終確認画面が表示されます。こちらではどのように表示されるかのプレビューも見れますので、内容に誤りがないか確認をしてください。
作成が完了すると下記のように作成した取引タグとその条件が表示されます。複数の取引タグが表示されると
実際に取引のボードビューを見てみると下記のように取引額が1,000万を超える取引にはBig Dealというタグがついています。
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