HubSpotには、日々の活動を効率化させるためにさまざまな機能が備わっていますが、そのうちのひとつとしてスニペット機能というものがあります。一般的にスニペットとは『小片、切れ端、断片、抜粋、切り抜き』などの意味する言葉ですが、HubSpotで利用できるスニペット機能とはどういうもので、どういった利用方法があるのかについて解説していきたいと思います。
この記事の目次
1 HubSpotのスニペット機能とは?スニペットとは一般的には『小片、切れ端、断片、抜粋、切り抜き』などを意味します。HubSpotでは短く再利用可能なテキストブロックで、連絡先、会社、取引、チケットの記録、メールテンプレート、チャット会話、アクティビティやメモなどで利用することができます。
利用用途としては、例えば、メールを送る際によく使う文面(会社概要や料金表、よく添付する資料へのリンク等)に活用したり、チケットの記録の際にお役立ち資料の場所を設定したり、メモ欄に記載する商談の内容をテンプレート化したりすることができます。
実際にHubSpotの画面を見ながら、スニペットの作成方法について見ていきたいと思います。まずはメニューの[コミュニケーション]から[スニペット]を選択します。
次に、右上にある[スニペットを作成]をクリックして新規のスニペットを作成します。
新規スニペット作成画面では、[内部名][スニペットテキスト][ショートカット]を設定していきます。
上記の入力が完了したら保存ボタンを押します。
登録が完了したスニペットが以下のように一覧で表示されます。
作成したスニペットを管理する方法は、メニューの[コミュニケーション]から[スニペット]を選択します。すると、スニペットの一覧が表示される画面に遷移しますので、検索ボックスに名前を入れれば該当のスニペットを検索することができます。また、作成したユーザーやそのユーザーが所属するチームで検索することもできます。
それぞれのスニペットにカーソルをあわせると[アクション]というメニューがでてきますので、ここで複製、移動、削除をすることも可能です(フォルダを作っている場合は、スニペットをフォルダ間で移動させることもできます。
それでは、ここからはHubSpotのスニペットの利用方法について説明していきたいと思います。HubSpotのスニペットはコンタクト、会社、取引、チケットの記録、メールテンプレート、チャット会話、アクティビティやメモなどで利用することができます。今回は、メール、メモでの利用を想定して見ていきたいと思います。
まずはHubSpotにおけるメール画面での使い方です。メール画面でのスニペットの呼び出し方法は2つあります。
1つ目は短縮を利用して呼び出す方法です。Eメール画面を開いたら、本文にて「#◯◯」という形で呼び出しすることができます。前述のスニペットの作成方法の際に「#挨拶」というスニペットを作成したので、そちらを呼び出してみたいと思います。
選択して出てきたスニペットを選ぶと以下のように設定した本文が出てきます。この際、パーソナライズが利用されている場合はそれも反映した形でスニペットが表示されます。
2つ目の方法は[挿入]ボタンからスニペットを呼び出す方法です。[挿入]から[スニペット]を選択します。
すると、スニペットの候補が出てきます。候補に出てこない場合は、検索ボックスで利用したいスニペットを検索して呼び出すようにしてください。
次にメモにおけるスニペットの使い方を見ていきたいと思います。こちらもEメールのときと同様に2通りの呼び出し方があります。1つ目はEメールのときと同様に「#◯◯」という形でスニペットを呼び出すことができます。
もう一つの方法は、画面下部にある、ノートのようなマークからスニペットを呼び出すことができます。
HubSpotのスニペットは利用いただいているサービスやプランによって上限がありますので、その範囲で利用する必要があります。各サービスとプランにおける違いは以下のとおりです。
HubSpot CRM (無料ツール) |
5件 |
HubSpot Marketing Hub 各プラン共通 |
5,000件 |
HubSpot Sales Hub 各プラン共通 |
5,000件 |
HubSpotには、さまざまな使い方や活用方法があります。CRMの基本的な機能は無料で使用でき、自社の営業やマーケティング、カスタマーサービスの業務スタイルに合わせて、必要な要素だけで設計できる点が魅力です。
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