Zoho Sales IQは、自社サイトを訪問したユーザーに対して、オンラインチャットや追跡機能でアプローチを展開できるマーケティングオートメーションツールです。この記事では、Zoho Sales IQの特徴や、価格帯やサービス体型、運営会社であるZohoについてご紹介します。
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Zoho Sales IQは、自社サイトを訪問したユーザーに対するアプローチに特化したMA(マーケティングオートメーション)ツールです。その機能について、特徴的な部分を詳しく説明していきます。
引用: https://www.zoho.com/jp/salesiq/engage-visitor-through-live-chat.html
Zoho Sales IQでは、自社サイトの訪問者をリアルタイムで追跡します。ユーザーがどこを見ているのか特定するほか、ユーザーがサイトを訪問して特定の行動を起こした時にリアルタイムで担当者に通知したり、それぞれのユーザーの行動履歴に合わせてサイト訪問時の対応を設定したりすることができます。
引用: https://www.zoho.com/jp/salesiq/live-chat-software.html
Zoho Sales IQでは、チャットボックスを使った顧客対応も可能です。行動パターンを分析し、それぞれの顧客に合わせて表示コンテンツを変更することもできます。また、ユーザーからチャット使用後にフィードバックをもらったり、各担当者が対応したチャットの履歴をパフォーマンス計測したりすることができるため、より効果的な顧客対応を行うための分析も可能です。さらに、ユーザーが特定のページを訪問したときやシェアなどのアクションを起こした時にチャットを起動するように設定し、より積極的なアプローチを行うこともできます。
引用: https://www.zoho.com/jp/salesiq/real-time-lead-scoring.html
Zoho Sales IQでは、サイトの滞在時間や最終訪問日など、20を超える基準から見込み客の関心度合いを分析し、4つのレベルに分類することができます。そのため、確度の高いユーザーにより時間をかけて対応することが可能になります。また、複数のルールを組み合わせて、見込み客を評価することもできます。
Zoho Sales IQは、無料、ベーシック、プロフェッショナル、エンタープライズと4つの料金体系に分かれています。
無料プランは、基本機能のみのプランです。月間5,000ユーザー、100チャットまで対応しています。まだサイトの月間アクセス数が1万PVに満たない場合や、まずはSales IQの機能を試してみたいという方におすすめです。
ベーシックプランは月額2,052円で利用できます。機能自体は無料プランとほぼ変わらず、月間1万ユーザー、月1000チャットと、使えるユーザーやチャットの量が増えています。
プロフェッショナルプランは、月額6,372円で利用でき、レポート機能が使用できます。送信できるチャットの量は無制限、月間5万ユーザーまで対応しています。
もっとも高額なエンタープライズプランは、月額13,932円で利用でき、月20万訪問者に対応しています。プロフェッショナルプランに加え、チャットの翻訳機能も使えます。グローバル展開をしている企業や、すでにアクセス数の多いサイトの運用改善を行いたい企業におすすめです。
Zohoは、インドに本社がある会社です。10年以上のサービス実績のある会社で、現在はクラウド市場のリーダーとして市場から認識されるようになってきています。
また、顧客から得られる売上収益は広告宣伝費に使うことなく、研究開発費とサービスサポートに費やすと宣言しています。会社の成長を売上市場主義ではなく、よりよい製品を顧客に提供し、顧客満足を上げていくのだ、という姿勢が読み取れます。ここが大手ベンダーとは異なりZoho社のベンチャー精神が垣間見られます。
同社は非上場企業ですが、全世界に7000人以上の従業員を抱える企業に成長しています。同社の教育制度として、高卒者を採用して「Zoho University」と呼ばれる人材教育プログラムを提供しており、15%のエンジニアがここの卒業生とのことです。
同社の起源は1996年、ネットワーク管理を行うアドベントネット社からスタートしています。その後、2001年に日本法人を開設し、2007年から本格的に日本市場に参入しています。
引用: https://www.zoho.com/jp/salesiq/zoho-crm-and-salesiq-integration.html
Zoho Sales IQの魅力は、なんと言っても、Zoho CRMとの連携で顧客データをフルに活用したオンラインマーケティングを行える点です。
自社サイトを訪問した見込み客を、Zoho CRM上のデータに紐づけてスコアリングできます。また、Sales IQのチャット画面からZoho CRMに直接見込み客のデータを登録したり、フォローアップのタスクを追加したりすることも可能です。見込み客がサイトを訪問したら、リアルタイムでZoho CRMに通知することもできます。
このように、Zoho CRMとシームレスで顧客情報の管理を行えるため、Zoho CRMとセットで使うとより生産性の高いマーケティング活動を行うことができます。
Zoho Sales IQを使用すると、自社サイトでの顧客対応をより細やかに、効率的に行うことができます。Zoho CRMと連携することで、顧客情報の管理や分析、担当者の振り分けなどをシームレスで行えることもポイントです。
弊社トライエッジでは、Zoho社のツールを最大限に活用した営業・マーケティングのサポートを行っております。Zoho CRMと連携しての顧客管理や営業アプローチなどもアドバイスいたしますので、マーケティングや営業活動の生産性アップを図りたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。