HubSpotをお使いになるなかで、MAツールとしてスコアリング機能はぜひ活用したい機能の1つかと思います。
ただ、加点・減点の条件決めやHubSpotへの設定が難しいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、HubSpotのスコアリング設定の際によく使われる、フィルター設定に日付を設定したい場合(例:●●から5日後に20点減点する、など)のポイントをお伝えいたします。
この記事の目次
まず、HubSpotのスコアリングについてご説明します。HubSpotスコアリングは、リードの属性や行動などの情報から見込み客を評価する機能です。データを基に見込み客に数値を付与して優先順位をつけて貴社にとってより有益なコンタクトに対して、マーケティングや営業を行うことができるようになります。
例えば、自社の製品ページを閲覧したユーザーがいたとしたら、製品に興味を持っている可能性が高いと仮定して20点を付与する、などさらに条件を追加し、累計点数が一定を超えたら営業担当に割り振る、など、活用ができます。
スコアリングの設定方法は、スコア設定のプロパティを使用して設定します。
HubSpotの画面から設定>データ管理>オブジェクト>プロパティー作成と進みます。
すでに、HubSpotによって提供されている[HubSpotスコア]というプロパティが設定されているので、こちらをそのまま活用するのもオススメです。
なお、HubSpotのスコアリングは以下の製品でご利用いただけます。
例として、”指定のページをユーザーが最初に訪問したのち、その後2週間以内にページビューがなかった場合減点する”という設定をするとしましょう。この場合は、下記のように設定が可能になります。
まず、スコアリングの設定から、加点をしたい場合は肯定的、減点をしたい場合は否定的のフィルターに条件を設定します。
今回は[否定的]のフィルターに設定します。
[条件を追加]から「(ページURL)のページビューが1つ以上ない が次の値未満:14日前」と設定します。
こちらで、「14日前以内=過去2週間」にページビューがない場合にスコアを減点させることが出来ます。
この日付の設定で覚えておきたいポイントとして、●日前or後というのが、いつを起点としているのかということです。
●日前or後というのは、それを確認しているタイミングが「起点」となります。
つまり、4/13に確認しているときには「今=4/13」であり、4/15に確認しているときには「今=4/15」です。
(具体例)
例えば、ある取引があり、「クローズ日」が「4/21」に設定されているとします。
フィルターで「取引のクローズ日が次の値よりも多い:今から7日後」と設定している場合。
4/13に確認しているときには、4/21は8日後にあたるので、フィルターを満たします。
その後、4/15に確認すると、4/21は6日後にあたるので、この時点ではフィルターを満たさない状態になっています。
こちらはあくまで一例ですが、ルールを1つ理解しておくと、その他の設定をする際にも応用ができますので参考にしてみてください。
HubSpotには、さまざまな使い方や活用方法があります。CRMの基本的な機能は無料で使用でき、自社の営業やマーケティング、カスタマーサービスの業務スタイルに合わせて、必要な要素だけで設計できる点が魅力です。
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