こんにちは!トライエッジのMariです。
突然ですが、日々のマーケティング業務でこんなふうに感じることはありませんか?
- 「資料作成に時間を取られて、肝心の戦略立案に手が回らない…」
- 「調べものばかりで、提案づくりが後回しになってしまう」
- 「チームのナレッジが属人化していて、非効率だな…」
マーケティングの仕事って本当に幅広いですよね。
なので、頭を切り替えながら、スピード感を持って動く必要があるんですが、やるとなると実は大変だと感じませんか?
そんな中、私が実際に使っている「生成AI」や「ソフトウェアツール」が、業務の効率化やアイデア創出にとても役立っているので、今回はそれを10個ほど紹介します。
マーケ&セールス職におすすなツール(10選)
1. ChatGPT(OpenAI)
― 企画書、提案書、営業トークのたたき台に
言わずと知れたAIチャットですが、単なる文章作成だけではありません。アイデア出しや構成の整理、表現のブラッシュアップなど、“考える”ところから一緒に進めてくれるのが強み。ゼロから作る手間を減らしたいときに重宝しています。画像生成などでも役立ちます。
2. Miro
― キャンペーン設計やカスタマージャーニーの整理に
オンラインホワイトボードで、思考の「見える化」にぴったりのツール。ブレインストーミングの内容や戦略の整理、マップ作成などに使えます。セールス・マーケティングの企画ミーティングで、特に効果を発揮します。
3. 検索エンジンAI(Perplexity, GenSpark)
― 競合調査や業界トレンドを一発で把握
いちいち複数サイトを見て回らなくても、AIが要点をまとめてくれます。出典付きで情報を提示してくれるので信頼性も高め。時間がないときの情報収集に最適です。私はSafariやGoogle Chromeは使わなくなり、”ググる”から一旦卒業しました。笑
4. Napkin AI
― 思いついたアイデアやメモを“つながる知識”に育てる
「とりあえず書き留めておいたメモ」が、後からAIによって関連づけられて、思わぬ発見につながります。個人的にはインスピレーションを得たいときに使っています。ストック型の発想支援ツールといえます。
5. Mapify
― 複雑な情報を瞬時に視覚化するAIマインドマップツール
Mapifyは、テキスト、PDF、ウェブサイト、YouTube動画、音声ファイルなど、さまざまな形式の情報を入力するだけで、AIが自動的にマインドマップを生成してくれるツールです。 たとえば、長文の資料や動画の内容を要約し、関連するキーワードやトピックを整理して視覚的に表示してくれるため、情報の全体像を把握しやすくなります。
6. Gamma
― 提案資料をスピーディに自動生成
資料作りって実はすごく時間がかかりますよね?Gammaなら、テキストを入力するだけで、AIが構成とデザイン付きでかっこいいスライドを作ってくれます。時間がないときでも見栄えの良い提案資料ができるので、「とりあえず案を見せたい」段階でよく使っています。
7. Notta
― 会議や商談の議事録を自動で文字起こし&要約
議事録作成も実はかなり時間のかかる業務ですよね。NottaはZoomやGoogle Meetと連携して、話した内容をリアルタイムで文字起こししてくれます。地味ですが議事録作成が大の苦手な私に取っては、これでかなりの時短になり助けられています。あ、英語も使えるのもいいところです。
8. Google Colab × Gemini × Google Drive
― データ処理、レポート作成、業務自動化を一括で
Google ColabはPythonが使えるクラウド環境。そこにGeminiを組み合わせると、自然言語での指示でスクリプトを動かしたり、CSVデータから洞察を引き出したりできます。Driveとの連携でファイルの管理もスムーズ。
こんな使い方ができます:
- 顧客リストから「業界別売上トップ10」を抽出してグラフ化
- 毎週の営業レポートをPDFにまとめ、自動でDriveに保存・送信
- メール文の自動生成 -> 定型メールの自動配信にも応用可能
ルーティン作業を自動化することで、よりクリエイティブな業務に時間を割けるようになります。プログラマーでなくても環境設定なし言語知識なしで大量のデータセットの分析ができるのは革命的だと思います。
https://colab.research.google.com/
https://gemini.google.com/app?hl=ja
9. Notion
― 案件メモからナレッジ共有まで、シンプルに一元管理
正直、最初は「覚えるのが大変そう」と思っていたNotion。でも使ってみると、意外とシンプルで柔軟でした。おすすめの使い方は以下のとおり:
- 案件ごとにメモ・ToDo・資料URLを一ページに集約
- 提案や施策の成功・失敗の要因をテンプレ化して共有
- チームメンバーとの議論をコメント機能で整理
「ファイルや情報があちこちに散らばって困る…」という方にこそ試してみてほしいツールです。
10. Canva / Copy.ai / HubSpot AI
― デザイン・コピー・パーソナライズの即戦力
- Canva:SNSバナーやプレゼン資料が簡単に作れるデザインツール。非デザイナーでも十分使えます。おしゃれなテンプレートが豊富。なので私はパワーポイントを卒業しました。笑
- Copy.ai:商品の特徴を入力するだけで複数のキャッチコピーを自動生成。広告文のたたき台に便利です。
- HubSpot AI:顧客情報をもとに、メールのパーソナライズや返信文を自動で作成。CRMとセットで使えば威力倍増。
https://www.hubspot.jp/products/artificial-intelligence
おまけ。ペンタブレット
― 手書きのアイデア出しや、直感的な図解にぴったり
ハードウェアにはなりますが、「ホワイトボードに書く感覚で図を描きたい」「マウスだと構造整理がしにくい」、けどiPadを買うまでもないなという方には、ペンタブレットもおすすめです。私はWacomのものを使っています。MiroやZoomのホワイトボード機能と併用すれば、より直感的にアイデアを形にできます。デジタルでありながら、“手の動き”で考えるスピードが上がるのを実感します。
まとめ:1人でも“チーム並み”の成果を出せる時代へ
今や生成AIやツールを上手に活用することで、1人でも複数人のチームと同じ、もしくはそれ以上のパフォーマンスを発揮できる時代になってきたと思います。
とはいいますが、すべてを一度に使う必要はありません。まずは、自分の中で一番「面倒だな」と感じている業務から、1つずつツールを試してみるのがおすすめです。そして、使えるものがあれば周りと共有することも大切です。
ツールを味方につけることで、仕事の「余裕」が生まれ、その余裕がより良い企画や提案、チームメンバーとのコミュニケーションにつながっていきます。日々の仕事を、少しでもラクに、スマートに進めていきましょう。人間生活の革命は道具やテクノロジーの発明と活用と共にあります。つまり今の時代はツールをいかに活用できるかが世の中をリードしていく上で鍵となるでしょう。