CPAとは、Cost Per Acquisitionの略で、顧客一人を獲得するのにかけた費用のことです。全体の費用を成約人数で割ると算出できます。
CPAは、Web広告などでよく使われるほか、資料請求やセミナー参加など、様々な広告・マーケティング施策に使われる指標です。
広告・マーケティング施策では、費用対効果が重視されます。CPAが顧客一人当たりの購入単価を上回っている場合、施策にかかる費用を見直すか、客単価やLTV(Life Time Value=顧客生涯価値、一人の顧客が一生涯にどれだけの利益をもたらすかを示した指標)を上げる施策を考える必要があります。
また、Web広告の出稿などで、先にクライアントと出稿先のメディアでCPAの金額を決めてから、そこに合わせて広告の露出回数を調整することもあります。たとえば、ECサイトの新規顧客を獲得するための広告で、広告費30万に対してCPAを3000円と設定した場合、100人の成約があるまで広告を露出します。