昨今のテレワーク促進・導入の流れで、新たにCRMを導入した方も多いでしょう。しかし、日々CRMに営業活動の入力や更新作業を行っていても、その貴重なデータを日々の業務できちんと活用しなければ、CRMを導入した意味がありません。データを蓄積するだけで満足してしまっては、まさに宝の持ち腐れとなってしまいます。このような状況を打開すべく、本日は、Zoho CRMのダッシュボード機能をご紹介します。
この記事の目次
1 Zoho CRMのダッシュボード機能で最新データを可視化できる!1.1 Zoho CRM ダッシュボード(アナリティクス)機能とは
2 Zoho CRMのレポートとダッシュボードの違い
3 営業チームで使えるZoho CRMダッシュボード3選
3.1 ①月別売上グラフ
3.2 ②目標達成度グラフ
3.3 ③KPI
4 ダッシュボードの利用におすすめのプランは?
5 Zoho CRMを活用して営業チームの数値を可視化したいなら
Zoho CRMのダッシュボード機能で最新データを可視化できる!
ダッシュボード機能を使えば、CRM内に蓄積されたデータを、視覚的に分かりやすいグラフで共有&集計することが可能です。
また、見たいデータの「条件」を指定するだけでグラフ作成が可能なので、グラフを修正・更新する手間を大幅に削減できます。
そこで今回は、Zoho CRM ダッシュボード機能の概要と、弊社の営業チームでも実際に活用しているダッシュボード使用例をお伝えします。ダッシュボードの活用を積極的に行いたいと感じていただくのがこの記事のゴールです。
Zoho CRM ダッシュボード(アナリティクス)機能とは
Zoho CRMのダッシュボード(またはアナリティクス※)機能を使用すると、CRMに蓄積された膨大な情報を分析でき、全ての重要なデータの概要が、表やグラフによって一目で分かるようになります。
※アナリティクス:タブの名前がCRMによって異なる場合がありますが、機能は同じです。
ダッシュボードの作成は、とてもシンプルな仕組みになっているので、初めて操作する方も安心・安全に活用できます。
まずは「最終的にどのようなデータをグラフ化して見たいか?」を考え、その「見たいデータ」を、CRMに蓄積されたデータから「条件指定」すると、簡単にグラフを作成し、情報の視覚化ができます。また、グラフの情報は、「更新ボタン」を押すだけで自動計算した結果を表示してくれるので、常に最新でリアルタイムの情報を確認できます。
例えば、「担当者別にそれぞれ何件の商談数を抱えているのか把握したい…」という場合は、このようなダッシュボードが作成できます。
他にも、「今月の商談状況について、ステージごとに何件あるのか把握したい…」という場合でしたら、このようなものも簡単に作成できます。
Zoho CRMのレポートとダッシュボードの違い
ここで、CRMを少し触ったことがある方ですと、「ダッシュボードは『レポート機能』と似ているのではないか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
レポートとダッシュボードの違いを少しだけ解説しますと、
レポート=あくまでも条件に見合ったデータを羅列させるもの
ダッシュボード=集計データを視覚的に表示させたもの
という違いがあります。
レポートは、データが行と列で表示されるので、表やリストのような使い方をしたいときにおススメです。
一方ダッシュボードは、グラフなどを活用して効果的な視覚表示が可能になります。
従って、リアルタイムでの進捗確認や戦略立案をする際に活用をおススメです。
営業チームで使えるZoho CRMダッシュボード3選
それでは、ここからは弊社の実践例をお伝えし、より具体的に活用のイメージを持っていただければと思います。
弊社では、全体MTGの場や、日々の営業活動において、以下3つのダッシュボードをフル活用しています。「目標に対して現在どれくらいの進捗なのか?」を一目で確認でき、とても便利で、営業が基礎的に把握しておかなければならない情報ばかりです。
①月別売上グラフ
「月別の売上合計が知りたい」という場合…【グラフ形式】を使用すれば、月別・金額などという2つ以上のデータを分かりやすく比較することができます。
営業の最重要指標(KGI)である売上の月別推移を示すと、営業チーム全体の傾向を把握できます。
②目標達成度グラフ
「売上実績だけでなく、目標に対する進捗度合いを確認したい」という場合…【ゲージ形式】を使用すれば、色の境界値をカスタマイズすると、進捗状況を一目で確認できます。
リアルタイムで営業進捗が明確化されることで、メンバー間の意思疎通もしやすくなり、営業戦略も立てやすくなります。
③KPI
「営業チームのKPI指標として、四半期売上を設定したい」という場合…【KPI形式】を使用すれば、比較したい時期(この場合、”前四半期”)と現在のパフォーマンス実績を定期的に測定できます。
※KPIは、月の【実数】もしくは、【着地金額(実績×期待値)】を出すことが可能です。
ダッシュボードの利用におすすめのプランは?
Zoho CRMのダッシュボードを活用したい場合は、エンタープライズプランをおすすめします。
無料・スタンダード・プロフェッショナルのプランでも、ダッシュボード機能を使うことは可能ですが、機能が非常に制限されています。例えば先ほどご紹介したような、ゲージ形式のダッシュボードは、エンタープライズ以上のプランでなければ使用することができません。
気になる方は、まずは15日間の無料トライアルをお試しください。実際に使用してみて、ダッシュボードの価値を少しでも感じて頂けましたら、ぜひ上のプランをご検討ください。(※お試し期間終了後、有料版にアップデートされない場合は、無料プランに自動的に移行されます。)
Zoho CRMを活用して営業チームの数値を可視化したいなら
Zoho CRMの無料トライアルをこちらのページからご登録いただくと、トライエッジがあなたのパートナーとして「使い方のアドバイス」や「設定のお手伝い」を無料でさせていただきます。
トライエッジでは、Zoho CRMの最初の構築のみならず、日々の運用も含めてサポートします。各社の状況に合わせてダッシュボードの構築やKPI設計なども行います。「CRMを導入したものの、うまくデータを活用できていない」とお悩みの課題がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!