日本国内のありとあらゆる企業を取材・調査する帝国データバンク。同社が収集した企業情報は170万社にのぼり、正確な取引先の信用調査や、新規開拓・業界動向のリサーチなど有用な顧客情報を保有する帝国データバンクを利用する企業は少なくありません。今回は、信用調査においてパイオニア的存在である帝国データバンクと、同社が手がける情報サービスやその特徴について紹介します。
この記事の目次
2 帝国データバンクのサービスとその特徴
2.1 インターネット企業情報サービス「COSMOSNET」
2.2 企業財務データベース「COSMOS1」
2.3 企業概要データベース「COSMOS2」
3 日本企業の経営をサポートする「情報パートナー」
帝国データバンクとは
株式会社帝国データバンクは、企業を専門にした国内最大手の信用調査会社です。
東京都港区を拠点に、全国83ヶ所に事業所を構え、従業員は3,200名を超えます。取材・調査業務を行う調査員は1,700名おり、彼らの企業信用調査から得た情報をもとに、さまざまな形で企業のサポートを行っています。
1900年(明治33年)の創業当初は、世間では信用調査がほとんど認知されておらず、調査の依頼は全く入りませんでした。
しかし、日露戦争後の企業設立ブームにより信用調査のニーズが発生しはじめ、その後もコンピュータ導入により企業情報をデータベース化させ、徐々に規模を拡大していきます。
創業100年を超えた今では、業界シェア60%超を誇るリーディングカンパニーにまで成長しました。現在は信用調査の他にも、コンサルティング・マーケティング・出版・ECサポートなど、さまざまな事業を展開しています。
帝国データバンクのサービスとその特徴
帝国データバンクのメイン事業は「圧倒的な取材ネットワークを駆使した信用調査」ですが、それを支えているのはあらゆる企業情報を保管・保存しているデータベースです。
同社の要ともいえるデータベースを活用した商品やサービスには、どのようなものがあるのでしょうか。代表的なものを取り上げて説明します。
インターネット企業情報サービス「COSMOSNET」
「COSMOSNET」は、インターネット上でビジネスに役立つ多彩な情報をワンストップで提供する会員制ビジネス情報サービスです。
新規取引先の情報収集や、取引先の与信判断の効率化など、あらゆるビジネスシーンで必要な情報を検索・取得することができます。
利用料金は月額3,000円からです。
企業財務データベース「COSMOS1」
「COSMOS1」は、上場・非上場の企業の決算書データを収録した財務データベースを提供するサービスです。
エリア・業種・決算期・勘定科目など、要望に応じた条件でデータを抽出でき、取引先・競合他社などの財務状態のチェックや、統計用の基礎データとしても活用できます。
利用には基本料金50,000円に加え、データの料金が必要です。
企業概要データベース「COSMOS2」
「COSMOS2」は、約40項目の全業種の企業プロフィールを収録した、日本最大級の企業概要データベースを提供するサービスです。
さまざまな条件でのデータ抽出が可能であり、新規開拓や販路拡大の際に、効率的に営業リストを作成できます。また、与信管理や顧客管理の基礎データとしても活用できます。
ペーパー商品であれば基本料金10,000円、ディスク商品であれば基本料金50,000円に加え、それぞれにデータ料金が必要です。
日本企業の経営をサポートする「情報パートナー」
帝国データバンクには「現地現認」という行動指針があり、何よりもまず動いて自分の目と耳で確かめることを大切にしています。
全国の経営者に直接会って話を聞いたり調査を行ったりして得たその情報は、高い網羅性と精度を誇り、私たちのマーケティング活動をしっかりとサポートする土台となります。
営業・販売の戦略立案や新規開拓、業界動向のリサーチするために、正確な企業情報データが必要になった際は、ぜひ利用を検討されてみてはいかがでしょうか。
また、顧客データを活用するには、CRMツールなどを使って適切な運用を行う必要があります。弊社トライエッジでは、購入した顧客データの生かし方やCRMの運用方法、より効果的なマーケティング方法などをアドバイスしております。顧客データの購入後、活用や運用方法に悩まれている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。