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HOME MEDIA HubSpot 2024年4月8日

HubSpotの制限・上限とは?ワークフロー・リスト・ユーザー数・Eメール送信数を整理

HubSpotには、プランごとに上限がある機能があります。ワークフロー作成数、動的リスト件数、登録ユーザー数、レポート数、月間Eメール送信数の5つです。上限値と、超えた場合の対処をプラン別の表で整理しました。

HubSpotは必要な機能を必要なだけ足していける料金体系ですが、機能ごとにプラン別の上限が設定されています。

上限があるのは主に5つです。 マーケティングEメールの月間送信数、ワークフローの作成数、登録ユーザー数、ダッシュボードとカスタムレポートの数、動的リスト・静的リストの件数です。どれも「契約している製品」と「プラン」の組み合わせで上限値が決まります。

特に見落とされやすいのが、スタータープランではワークフローそのものが使えない点と、動的リストが25件までという点です。自動化とセグメント配信を前提に設計していると、運用開始後に作り直しが発生します。

この記事では、実際にHubSpotを運用するなかで注意しておくべき上限を、機能ごとに整理します。数値の多くは2024年4月時点のものですが、2026年9月に主要な数値を公式サイトと突き合わせて更新・確認しています(更新箇所は本文に明記)。最新の条件は必ずHubSpotの公式サイトでご確認ください。

HubSpotで上限がある5つの機能

先に全体像を示します。それぞれの詳細は後の節で説明します。

上限がある機能何が制限されるか特に注意すべきプラン
マーケティングEメール月間の送信通数(契約コンタクト数の5〜20倍、プランで異なる)全プラン共通の考え方
ワークフロー作成できる本数。スターターは利用自体が不可スタータープラン
ユーザー登録編集権限を持つユーザー数(コアシート契約分)大規模利用時
ダッシュボード・カスタムレポート作成できる数プロフェッショナル以上でも上限あり
動的リスト・静的リスト作成できるリスト数と絞り込み条件スタータープラン

早見表(Marketing Hub・2026年9月確認時点)

機能StarterProfessionalEnterprise
マーケティングEメール送信倍率契約コンタクト数の5倍契約コンタクト数の10倍契約コンタクト数の20倍
ワークフロー作成数簡易的な自動化のみ(アクション10件まで)300件1,000件
動的リスト50件1,200件2,000件
静的リスト1,000件1,200件2,000件
ダッシュボード数30件75件100件

※ユーザー登録は「500ユーザーまで無料」ではなく、コアシート(有料)と閲覧専用シート(無料・人数無制限)による課金体系のため、この表には含めていません。詳細は本文の該当セクションをご確認ください。

HubSpotを使って月間に送れるマーケティングEメールはプラン別の倍率まで

HubSpotではHubSpotを介したEメールはマーケティングEメールと呼ばれ、何件の連絡先に送るのかによって料金が変わる仕組みになっています。すなわち、マーケティング対象のリストが1,000件なのか10,000件なのかによって料金が変わります。

※正確にはプランとリスト件数の組み合わせで料金が変わります。

HubSpotマーケティングコンタクト

マーケティングコンタクトの数え方については、HubSpotのマーケティングコンタクトとは?で解説しています。

マーケティングEメールの月間送信上限は、契約しているマーケティングコンタクト数にプランごとの倍率をかけた数です。倍率はスタータープランが5倍、プロフェッショナルプランが10倍、エンタープライズプランが20倍です(2026年9月確認時点)。

例えば、HubSpot Marketing Hub のスタータープランの場合、プランの中に1,000件のマーケティングコンタクトがついております。この場合は、5,000件までマーケティングEメールを送ることができます。また、HubSpot Marketing Hubのプロフェッショナルプランの場合、プランの中に2,000件のマーケティングコンタクトがついています。この場合は、20,000件までマーケティングEメールを送ることができます。

Marketing Hubスタータープランプロフェッショナルプランエンタープライズプラン
マーケティングコンタクト(デフォルト)1,000件2,000件10,000件
送信倍率5倍10倍20倍
マーケティングEメール数上限5,000件20,000件200,000件

例えば、展示会に出展し、そこで名刺獲得した2,000名に対して5つのステップメールを送る、さらに通常のメルマガを2回送る、これだけで

2,000件 × 5回 + 2,000件 × 2回 = 14,000件

となり、残りが6,000件となります。

仮に2,000件のマーケティングコンタクトの契約だったとすると、あと6,000件しか送れないことになります。

HubSpotのスタータープランだとワークフロー機能が使えない

HubSpotを使いこなす上で、かかせない機能のひとつがワークフローとなります。例えばワークフローを活用すると以下のようなことができます。

  1. メール自動送信ワークフロー:HubSpotのワークフローを使って、新規リードや顧客に対して自動的にメールを送信することができます。例えば、見込み客がフォームを記入すると、自動的にウェルカムメールが送信されるように設定することができます。

  2. タスク自動割り当てワークフロー:HubSpotのワークフローを使って、特定の条件を満たした場合にタスクを自動的に割り当てることができます。例えば、見込み客が特定のステップに進んだ場合に、営業担当者にフォローアップのタスクが自動的に割り当てられるように設定することができます。

  3. 外部ツールへの通知設定:Webhookを活用して外部ツールに対して通知を行うことができます。HubSpot内にとどまらず、普段使用しているチャットツールなどにもHubSpot内の顧客データの動きをリアルタイムに共有することができます。

こうしたワークフローの機能は、HubSpotの各プロダクトのスタータープランでは利用できず、プロフェッショナルプランから利用できます。ワークフローが使えないことによって、自動化の範囲が狭まってしまうということは事前に理解しておく必要があるでしょう。

HubSpotのワークフローはプロフェッショナルプランで300件まで

上記に加えて、HubSpotのワークフロー機能の作成数にも上限があります。ワークフロー機能を利用するためには、次のいずれかのプランが必要です。

  • Marketing Hub プロフェッショナルプラン / エンタープライズプラン
  • Sales Hub プロフェッショナルプラン / エンタープライズプラン
  • Service Hub プロフェッショナルプラン / エンタープライズプラン
  • Operations Hub プロフェッショナルプラン / エンタープライズプラン

そのうえで、プロフェッショナルプランで300件、エンタープライズプランで1,000件という上限があります。エンタープライズプランを利用していると特に上限を気にする必要はないですが、プロフェッショナルプランの300件ですと、上限になってしまうことがあります。この場合は、過去のワークフローを削除して使用するか、別途、ワークフローの上限数の引き上げとして月額24,000円を支払う必要があります(100件追加、2024年4月時点)。

HubSpotのユーザー登録は「シート」単位の課金に変わっている

HubSpotは2024年3月以降、順次シート単位の課金体系(コアシート/Core Seat)に移行しました。以前は「基本機能はユーザー単位の課金がなく、500ユーザーまで無料」という説明が可能でしたが、現在はこの説明が当てはまりません。

現在の考え方は次のとおりです。

  • 閲覧専用シート(View-Only Seat):編集権限を持たない閲覧用アカウントで、無料・人数無制限です。
  • コアシート(Core Seat):レコードの編集やHubSpotの主要機能を使うためのアカウントで、契約したプラン・製品ごとに含まれる人数が決まっており、それを超える人数分は追加費用がかかります。

一般的なSFA / CRMのようにユーザー全員が課金対象になるわけではなく、閲覧だけで良いメンバーは無料で追加できる点は変わっていませんが、「500ユーザーまで無料」という単純な上限ではなくなっている点に注意が必要です。契約プランごとに含まれるコアシート数や追加時の費用は変わるため、導入・増員のタイミングでHubSpotの公式サイトまたは契約先に最新の条件を確認することをおすすめします。

HubSpotのダッシュボード・カスタムレポートに上限がある

HubSpotに連絡先のデータや企業のデータ、取引のデータなどさまざまなデータを入れたものをレポートやダッシュボードによって売上や行動を可視化し、リアルタイムの状況を把握したり、それに応じて改善を行っていくことで、より効率的なマーケティング・営業活動を行えるようになりますが、このダッシュボードやカスタムレポートには各製品のプランに応じて上限が設定されています。上限以上のダッシュボード・カスタムレポートを利用したい場合は、追加で料金を払う必要があります。

プロフェッショナルプランの場合の例(Marketing Hubは2026年9月確認時点、それ以外は2024年4月時点の情報のため要確認)

製品ダッシュボード数ダッシュボード内のレポート数カスタムレポート数
Marketing Hub75件50件100件
Sales Hub25件30件100件
Service Hub25件30件100件
CMS Hub25件30件100件
Operations Hub325件30件3,100件

※Marketing HubはEnterpriseプランでダッシュボード100件・レポート50件です(2026年9月確認時点)。Sales Hub・Service Hub・CMS Hub・Operations Hubの数値は移行元記事からの情報で未確認のため、実際の数値は必ず製品カタログでご確認ください。

HubSpotの動的リストの上限

HubSpotでマーケティングEメールを送る際などに活用するリスト機能。リスト機能には動的リストと静的リストが存在しますが、それぞれについても契約するサービスや料金プランによって、上限数が設定されています。特に動的リストについては、リストをセグメンテーションする際に活用する場面が多いのですが、特にスタータープランの場合、上限値に達してしまうことがありますので、注意が必要です。

動的リストと静的リストの使い分けそのものについては、HubSpotのリスト機能とは?動的リストと静的リストの使い分けで解説しています。

Marketing Hub(2026年9月確認時点)

リスト種別StarterプランProfessionalプランEnterpriseプラン
動的リスト50件1,200件2,000件
静的リスト1,000件1,200件2,000件

※以前は動的リスト25件・1,000件・1,500件、静的リスト1,000件・1,000件・1,500件でしたが、上限が引き上げられています。Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データ、コンタクトのプロパティー情報、マーケティングEメールのアクティビティーのみ。

Sales Hub

リスト種別StarterプランProfessionalプランEnterpriseプラン
動的リスト25件1,000件1,500件
静的リスト1,000件1,000件1,500件

※Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データとコンタクトのプロパティー情報のみ。

Service Hub

リスト種別StarterプランProfessionalプランEnterpriseプラン
動的リスト25件1,000件1,500件
静的リスト1,000件1,000件1,500件

※Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データとコンタクトのプロパティー情報のみ。

CMS Hub

リスト種別StarterプランProfessionalプランEnterpriseプラン
動的リスト5件1,000件1,500件
静的リスト1,000件1,000件1,500件

Operations Hub

リスト種別StarterプランProfessionalプランEnterpriseプラン
動的リスト25件1,100件1,600件
静的リスト1,000件1,000件1,500件

※Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データ、コンタクトのプロパティー情報、マーケティングEメールのアクティビティーのみ。

上記が各サービス、各プランにおけるリスト上限数となります(Marketing Hubは2026年9月に上限引き上げを確認済みですが、Sales Hub・Service Hub・CMS Hub・Operations Hubは2024年4月時点の情報のまま未確認のため、契約前に公式サイトでの再確認をおすすめします)。また、ProfessionalプランとEnterpriseプランの場合は、上記の上限数にプラスして月額24,000円にて動的リスト・静的リストそれぞれ100件を追加することができます(2024年4月時点)。

HubSpot動的リスト静的リスト

上限は「プラン選定」ではなく「運用設計」の問題

ここまで挙げた上限は、どれも追加費用で引き上げられます。そのため本当の問題は、上限そのものよりも「上限に当たる使い方をしているかどうか」です。

たとえば動的リストが25件で足りないというとき、必要なセグメントが本当に25種類以上あるのか、それとも一度作ったまま使われていないリストが溜まっているだけなのかで、打ち手は変わります。ワークフローの300件も同じで、目的の重複した自動化を作り続けた結果であることが少なくありません。

制限・上限に関係する作業は、こちらで詳しく解説しています。

トライエッジはHubSpotの正規販売店として、プラン選定の段階から、どの機能をどこまで使う設計にするかを一緒に決めるところを支援しています。すでに運用していて上限に近づいている場合の棚卸しもご相談いただけます。

FAQよくあるご質問

Q. HubSpotで上限が設けられている機能は何ですか?

主に5つです。月間に送れるマーケティングEメールの通数、ワークフローの作成数、登録できるユーザー数、ダッシュボードとカスタムレポートの数、動的リスト・静的リストの件数です。いずれも契約している製品とプランの組み合わせで上限値が変わります。無制限に使える前提で設計すると、運用を始めてから作り直しになることがあるため、導入前に確認しておくことをおすすめします。

Q. HubSpotのワークフローは何件まで作れますか?

プロフェッショナルプランで300件、エンタープライズプランで1,000件が上限です(2024年4月時点)。上限に達した場合は、使わなくなった過去のワークフローを削除して枠を空けるか、上限数の引き上げを追加購入することになります。引き上げは月額24,000円で100件の追加でした。最新の条件はHubSpotの公式サイトでご確認ください。

Q. HubSpotのスタータープランでワークフローは使えますか?

使えません。ワークフローはMarketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Operations Hubのいずれかで、プロフェッショナルプラン以上を契約している場合に利用できます。スタータープランで運用を始めると、メールの自動送信、タスクの自動割り当て、外部ツールへの通知といった自動化がひととおり使えない状態になります。自動化を前提にした設計をしている場合は、プラン選定の段階で確認が必要です。

Q. HubSpotで月に送れるマーケティングEメールは何通までですか?

契約しているマーケティングコンタクト数に、プランごとの倍率をかけた数までです。Marketing Hubのスタータープランは5倍、プロフェッショナルプランは10倍、エンタープライズプランは20倍が上限の目安です。たとえばスタータープランはマーケティングコンタクトが1,000件付くため月5,000通、プロフェッショナルプランは2,000件で20,000通、エンタープライズプランは10,000件で200,000通です(いずれもデフォルトの契約件数、2026年9月確認時点)。ステップメールを複数本走らせると想像より早く消化します。

Q. HubSpotのユーザー登録は無料ですか?何人まで登録できますか?

以前は『基本機能はユーザー課金なしで500ユーザーまで無料、超過分は追加費用』という説明がされていましたが、HubSpotは2024年3月から順次、シート単位の課金体系(コアシート)に移行しています。現在は、編集権限を持たない閲覧専用シート(View-Only Seat)は無料・人数無制限である一方、編集権限を持つユーザーはコアシートの契約人数分だけ利用でき、プランごとに含まれる人数や1シートあたりの追加費用が異なります。『500ユーザーまで無料』という単純な上限ではなくなっているため、必要な編集権限者数を基準に、公式サイトまたはHubSpot社に最新の料金体系を確認することをおすすめします。

Q. HubSpotの動的リストは何件まで作れますか?

Marketing Hubの場合、スタータープランが50件、プロフェッショナルプランが1,200件、エンタープライズプランが2,000件です(2026年9月確認時点)。以前は上限がそれぞれ25件・1,000件・1,500件でしたが、引き上げられています。ほかの製品(Sales Hub、Service Hub、CMS Hub、Operations Hubなど)は上限値が異なる場合があるため、契約中の製品で個別に確認してください。スタータープランはリストの絞り込み条件そのものにも制約があり、使えるのはフォーム送信データやコンタクトのプロパティー情報などに限られます。

Q. 上限に達した場合、追加費用はいくらかかりますか?

ワークフローや動的リスト・静的リストの上限は、追加購入で引き上げられる仕組みが用意されています(具体的な金額は製品・タイミングによって変わります)。一方でユーザー数については、以前あった『500人単位で追加購入』という仕組みから、コアシート単位で契約人数分を購入する課金体系に変わっています。ダッシュボードやカスタムレポートも追加購入で増やせます。いずれも料金は改定されることがあるため、実際の金額はHubSpotの公式サイトおよび製品カタログでご確認ください。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/濱津 舞(AEO/CRM・MA 導入・運用)。 2024年4月8日公開/2026年9月25日更新。

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