HubSpot 2024年1月のアップデート(前編):シーケンスの送信者指定とA/Bテスト
2024年1月のHubSpotアップデート前編の目玉は、ワークフローからシーケンスに登録する際にCRM上の顧客担当者をメールの送信者に指定できるようになった点です。対象はSalesとService HubのProfessional以上。A/Bテストやミーティングの新機能も解説します。2024年1月時点の情報です。
2024年1月のHubSpotアップデート(前編)で最も効いたのは、ワークフローからシーケンスに登録する際に、CRM上で設定している顧客担当者をEメールの送信者に指定できるようになった点です。担当者名義でフォローアップを自動化できます。
あわせて、シーケンスのEメールでA/Bテストが実施できるようになりました。どちらも対象はSales HubとService HubのProfessional以上です。
この記事は2024年1月時点の情報です。 HubSpotは毎月機能が更新されるため、機能名・画面の位置・対象プランは現在と異なる可能性があります。設定する前に、最新の仕様をHubSpot公式のヘルプで確認してください。
この記事で扱うシーケンス機能とミーティング機能とは何ですか?
シーケンス機能は、関係性がまだ構築されていない見込み客に対して、アクションがあるまで追跡を続ける機能です。フォローアップに必要なメールやタスクを自動で送信・作成できます。
ミーティング機能は、担当者ごとにミーティングリンクを発行する機能です。Googleカレンダーなど外部カレンダーと接続すると、空き時間を共有して候補時間を割り当てられます。
2024年1月のアップデートは、この2つの機能に集中していました。ナーチャリング全体の設計はリードナーチャリングで扱っています。
シーケンスのEメール送信者に顧客担当者を指定できますか?
対象:Sales HubとService HubのProfessional以上
シーケンスに登録した顧客へ、CRM上で設定している顧客担当者の名義でメールを送信できるようになりました。
ワークフロー画面からの設定は、自動化>ワークフロー>コミニケション>シーケンスに登録、の順です。

シーケンス画面からの設定は、自動化>シーケンス>自動化>ワークフローから作成、の順です。

効くのは、担当者が分かれている組織で自動フォローを回す場面です。共通アドレスからの一斉送信ではなく、担当者名義で届くため、返信がそのまま担当者に戻ります。担当割り当てを含むCRM側の設計はCRM導入の流れをご覧ください。
シーケンスのEメールでA/Bテストはできますか?
対象:Sales HubとService HubのProfessional以上
シーケンスに登録した顧客へのEメールで、A/Bテストが実施できるようになりました。 自動化>シーケンス>ステップ>ABテストを追加、の順に設定します。

件名や本文の異なる2パターンを用意して反応を比べられるため、テンプレートを感覚で選ぶ運用から、数値で決める運用に切り替えられます。
ミーティングのリマインダーメールは何をカスタマイズできますか?
対象:Sales HubとService HubのStarter以上
リマインダーメールの本文をあらかじめ作り込めるようになりました。 セールス>ミーティング>自動化>ミーティング前のリマインダー>リマインダーEメールをカスタマイズ、の順です。

当日のアジェンダ、必要資料、注意事項を入れておけば、担当者が個別に案内メールを送る作業がなくなります。 ミーティング予約時のフォームに「お困りごと/課題」などの質問を置いておけば、顧客自身が回答した内容を当日前に読み返せます。
ミーティング参加者は自分でゲストを追加できますか?
対象:すべてのプラン
ミーティング参加者が、ゲスト参加者のメールアドレスを自分で追加できるようになりました。

これまでは、同席させたい人がいる場合に顧客が担当者へ連絡し、ホスト側で追加する手順が必要でした。参加者側で完結するため、日程確定から当日までのやり取りが1往復減ります。
この月の他のアップデートはどこで確認できますか?
2024年1月のアップデートのうち、プレイブックの生成AIやAIによるレポート作成などはHubSpot 2024年1月のアップデート(後編)にまとめています。
ここで取り上げた内容以外や、その後の仕様変更については、HubSpot公式のヘルプおよび製品アップデートのページで確認してください。
HubSpotの設定や運用設計のご支援はHubSpot導入支援とCRM導入・運用支援で行っています。ご相談はお問い合わせよりお願いします。
FAQよくあるご質問
Q. 2024年1月のHubSpotアップデート前編で、特に影響が大きかったのは何ですか?
シーケンス機能の2点です。1点目は、ワークフローからシーケンスに登録する際に、CRM上で設定している顧客担当者をEメールの送信者に指定できるようになったこと。2点目は、シーケンスのEメールでA/Bテストを実施できるようになったことです。どちらも対象はSales HubとService HubのProfessional以上でした。
Q. ワークフローからシーケンスに登録する設定はどこで行いますか?
2つの入口があります。ワークフロー側からは、自動化、ワークフロー、コミュニケーション、シーケンスに登録の順に進みます。シーケンス側からは、自動化、シーケンス、自動化、ワークフローから作成の順です。対象はSales HubとService HubのProfessional以上で、これにより登録した顧客ごとに担当者名義でメールを送れます。
Q. シーケンスのEメールでA/Bテストを行う手順を教えてください。
自動化、シーケンス、ステップ、ABテストを追加の順に進みます。対象はSales HubとService HubのProfessional以上です。件名や本文の異なる2パターンを用意して反応を比べられるため、テンプレートを勘で選ぶ運用から、数値で決める運用に切り替えられます。
Q. ミーティングのリマインダーメールはカスタマイズできますか?
できます。対象はSales HubとService HubのStarter以上です。セールス、ミーティング、自動化、ミーティング前のリマインダー、リマインダーEメールをカスタマイズの順に設定します。当日のアジェンダや必要資料、注意事項をあらかじめ本文に入れておけるため、担当者が個別に案内メールを送る手間がなくなります。
Q. この月のアップデートは、今も同じ仕様ですか?
この記事は2024年1月時点の情報のため、現在の仕様は確認できていません。HubSpotは毎月アップデートを公開しており、機能名・メニューの位置・対象プランが変わることがあります。設定する前に、HubSpot公式のヘルプで最新の内容を確認してください。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/濱津 舞(AEO/CRM・MA 導入・運用)。 2024年4月8日公開/2026年8月14日更新。