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HOME MEDIA CRM / SFA 2024年8月30日

HubSpot 2024年7月のアップデート:チケットでもパイプラインルールが設定できるように

2024年7月のHubSpotアップデートの目玉は、これまで取引だけだったパイプラインルールがチケットでも設定できるようになった点です。作成ステータスの限定、ステータス省略の禁止、後退の制限の3つで歩留まりの分析精度が上がります。取引の承認機能も解説します。2024年7月時点の情報です。

2024年7月のHubSpotアップデートの目玉は、これまで「取引」でしか設定できなかったパイプラインルールが「チケット」でも使えるようになった点です。作成ステータスの限定・ステータス省略の禁止・後退の制限の3つが設定でき、対象はSales HubとService HubのProfessional以上です。

実務での効きどころは、ステータスの飛ばしがなくなることで各段階の所要時間が正確に取れるようになることです。どの段階で歩留まりが発生しているかを数字で追えます。

この記事は2024年7月時点の情報です。 HubSpotは毎月機能が更新されるため、機能名・画面の位置・対象プランは現在と異なる可能性があります。設定する前に、最新の仕様をHubSpot公式のヘルプで確認してください。

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この記事は、当社執行役員でHubSpotの新規導入支援と他CRM/SFAからの移行支援を担当している川内崇史が、その月の製品アップデートから実務に効くものを選んで解説したものです。

チケットのパイプラインルールでは何が設定できますか?

対象:Sales HubとService HubのProfessional以上

「取引」のパイプラインで設定できた次の3点が、「チケット」のパイプラインでも同様に設定できるようになりました。

  1. チケットの作成を特定のステータスに限定
  2. チケットのステータス省略を禁止
  3. チケットの後退を制限

設定は、[設定]>[オブジェクト]>[チケット]>パイプラインを選択>[パイプラインルール]、の順で、有効化したいルールをOnにします。

HubSpot_チケットパイプライン設定

チケットのパイプラインルールは、どんな場面で効きますか?

「取引」のパイプラインで先に実装されていたルール設定は、実際の運用で応用が効くことが分かっています。チケットでも次のような使い方ができます。

1. チケットの作成を特定のステータスに限定

作成時のステータスを所定のものに限定することで、作成時点ですでに処理が進んでいるようなイレギュラーなチケットのバラつきをそろえられます。

2. チケットのステータス省略を禁止

ステータスの順番を飛ばさずに更新されるため、各ステータスごとの所要時間のトラッキングが正確になり、どの段階で歩留まりがあるかの分析がしやすくなります。

3. チケットの後退を制限

ユーザーの個別判断による差し戻しを制限できます。上長に報告したうえで然るべきステータスの処理やチケットの再作成を行うといった、運用精度を上げる工夫ができます。

パイプラインのステータスに連動する機能は運用での応用範囲が広く、この領域のアップデートは以降も増えています。自社の運用と照らし合わせて、パイプライン関連のアップデートをまとめて確認しておくと設計が進みます。案件管理そのものの考え方はCRMとSFAの違いで整理しています。

取引パイプラインの承認機能では何ができますか?

対象:Sales Hub Enterprise(公開当時は公開ベータ)

パイプラインに「承認ステージ」を追加できるようになりました。 受注前に上長や経理の確認が必要な場合、取引ステージを「承認待ち(名称は変更可能)」に設定すると、承認確認のメールが担当者へ自動送付されます。

設定は、設定>取引>パイプライン>パイプラインルール>取引の承認プロセスを追加>承認ステージの名前と角度を設定>承認する担当者を選択>承認者の範囲を選択>承認者に向けてメッセージを記入、の順です。

HubSpot_取引パイプラインで承認機能を設定する方法01

HubSpot_取引パイプラインで承認機能を設定する方法02

稟議や与信確認をメールやチャットで回している組織では、承認の記録が取引レコードに残ることが利点になります。

CRMのカスタムビューに分析カードを表示できますか?

対象:すべて

各オブジェクトのビューに分析カードを表示できるようになりました。 例えば会社レコードに紐づいている取引の合計金額を出したい場合、「統計」のカードを使います。

設定は、設定>オブジェクト(レコードを表示・編集したいオブジェクトを選択)>レコードのカスタマイズ>編集するビューを選択>中央にある新規タブ(+)の作成>タブ名前を入力>カードの追加、の順です。

HubSpot_CRMのカスタムビューに分析カードを表示する方法01

追加すると次のような見た目になります。会社レコードに紐づく取引の合計金額と、各担当者ごとの合計金額レポートを表示した例です。

HubSpot_CRMのカスタムビューに分析カードを表示する方法02

レポート画面に移動せずに数字が確認できるため、レコードを開いたまま状況を判断できます。

チケットでリストを作れると何が変わりますか?

対象:全て

チケットをベースにリストを作成できるようになり、そのリストをワークフローのトリガーとして使えるようになりました。 設定は、CRM(顧客管理)>リスト>リストを作成、の順です。

HubSpot_チケットのリスト作成方法

例えばサポートデスクでチケットを運用している場合、チケットがクローズ→リストへ追加→ワークフローでクローズを自動報告という流れが組めます。

この月の他のアップデートはどこで確認できますか?

ここで取り上げた4件以外の内容や、その後の仕様変更については、HubSpot公式のヘルプおよび製品アップデートのページで確認してください。

HubSpotの設定や運用設計のご支援はHubSpot導入支援CRM導入・運用支援で行っています。他システムからの移行を検討中であればCRM導入の流れ、Zohoとの比較はZoho導入支援、ご相談はお問い合わせよりお願いします。

FAQよくあるご質問

Q. 2024年7月のHubSpotアップデートで、特に影響が大きかったのは何ですか?

チケットのパイプラインルールです。対象はSales HubとService HubのProfessional以上で、これまで取引のパイプラインだけで設定できた3つのルールがチケットでも使えるようになりました。3つとは、チケットの作成を特定のステータスに限定、チケットのステータス省略を禁止、チケットの後退を制限です。

Q. チケットのパイプラインルールはどこで設定しますか?

設定、オブジェクト、チケットの順に進み、対象のパイプラインを選んでパイプラインルールを開き、有効化したいルールをオンにします。対象はSales HubとService HubのProfessional以上です。ステータス省略を禁止すると各ステータスの所要時間が正確に取れるようになり、どの段階で滞留しているかの分析がしやすくなります。

Q. 取引パイプラインの承認機能は何ができますか?

対象はSales Hub Enterpriseで、公開当時は公開ベータでした。パイプラインに承認ステージを追加でき、受注前に上長や経理の確認が必要な場合に取引ステージを承認待ちに設定すると、承認確認のメールが担当者へ自動送付されます。設定は、設定、取引、パイプライン、パイプラインルール、取引の承認プロセスを追加の順です。

Q. CRMのカスタムビューに分析カードを出すにはどうしますか?

設定、オブジェクト、レコードのカスタマイズ、編集するビューを選択、中央にある新規タブのプラスをクリック、タブ名を入力、カードの追加の順です。対象は全プランです。例えば会社レコードに紐づく取引の合計金額を出したい場合は統計のカードを使います。担当者ごとの合計金額レポートを並べることもできます。

Q. チケットでリストを作れるようになると何が変わりますか?

対象は全プランです。CRM、リスト、リストを作成の順でチケットをベースにしたリストを作れるようになり、そのリストをワークフローのトリガーとして使えます。例えばサポートデスクで、チケットがクローズしたらリストへ追加し、ワークフローでクローズを自動報告するといった運用が組めます。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/濱津 舞(AEO/CRM・MA 導入・運用)。 2024年8月30日公開/2026年8月14日更新。

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