インサイドセールスとは、外勤を中心に行う従来型の営業「フィールドセールス」の対語で、電話やメール、ビデオチャットなどのコミュニケーションツールを使って行う内勤型の営業のことを指します。
インサイドセールスは、インターネットの普及やテクノロジーの進化にともない、2008年のリーマンショック以降アメリカで発展してきました。日本では、一般的に見込み客の育成をインサイドセールスで、最後のクロージングは対面で行うことが多いのに対し、アメリカでは、成約までをすべてインサイドセールスで行うのが主流となっています。
インサイドセールスのメリットは、移動時間や交通費がかからないためコストの削減になる点、また場所にかかわらず行うことができるため、働く時間に限りのある人でも営業活動をすることができ、人材の有効活用が図れる点です。
CRM(顧客管理ツール)やビデオチャットなど、テクノロジーを使って営業活動の効率化と生産性のアップを図ることのできるインサイドセールスは、これから日本でも盛り上がりを見せていくことが予想されます。