ジーニー社が提供するマーケティングオートメーションシステム「MAJIN」は、ウェブブラウザやアプリの使用状況から顧客を分析できるデジタルマーケティングツールです。この記事では、おもに、MAJINの機能や使い方、価格、連携機能について紹介していきます。
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この記事の目次
1.1 1. 販売促進機能1.2 2. 顧客分析・管理機能
1.3 3.集客機能
2.1 BtoB MAJIN
2.2 BtoC MAJIN
2.3 App MAJIN
2.4 Push MAJIN
2.5 Ad MAJIN
MAJINの特徴について
ここではMAJINの主な特徴について紹介します。MAJINには、大きく分けて3つの機能があります。
1. 販売促進機能
すでにサービスや商品を認知している顧客に対し、購買を促すサポートを行います。MAJINなら、オンライン上での施策・オフラインでの直接アプローチの両方が可能です。
中でも特徴的な機能として、ポップアップ表示があります。サイトを訪れた人に対してポップアップウィンドウを表示し、サイト訪問者の傾向を分析します。そして顧客に効果的な情報を提供し、購入や契約に結びつくようサポートします。
また、複数のキャンペーンのコンテンツを試験的に流し、反応が良かった施策を特定できる「A/Bテスト」も実施できます。さらにはフォームの作成、メールの自動配信、シナリオ作成、LINEとの連携(後述します)、Webプッシュ機能、アプリプッシュ通知、など、多彩な機能があります。
2. 顧客分析・管理機能
MAJINでは、オンライン・オフラインで得られた顧客属性を管理し、分析することが可能です。また、CRMやSFAツールと組み合わせると、売上アップを図ることもできます。
具体的には、顧客分析、営業アラート、ダッシュボード、Webトラッキング、スコアリング、インポート/エクスポートSFAとの連携、IP分析などの機能です。
3.集客機能
MAJINは、独自の集客機能を備えており、販売促進機能と組み合わせて施策の効果を高めることができます。具体的には、MAJIN DMP (媒体評価分析)、3rd パーティデータ利用分析、リターゲティング広告、成果計測、アトリビューション分析機能、LTV/ROAS機能、レポート一元化機能、入札自動化などの機能があります。
MAJINの価格やプランについて
一般的なMAツールとは異なるMAJINの価格体系についても説明します。
MAJINでは、想定される顧客を5つのパターンに分け、それぞれに異なるサービスと料金体系を提供しています。
BtoB MAJIN
BtoBMAJINは、その名の通りBtoBに特化したプランです。初期費用10万円、月額10万円、カスタマー数は1万件、ユニークブラウザ数は10万件まで、配信チャネルはメールとウェブプッシュ通知、最低契約期間は6ヶ月です。
BtoC MAJIN
BtoC MAJINは、BtoCに特化したプランです。初期費用10万円、月額10万円、カスタマー数は1万件まで、ユニークブラウザ数は10万件まで、配信チャネルはメール、ウェブプッシュ通知、LINE@配信で最低契約期間は6ヶ月です。
App MAJIN
App MAJINは、アプリ事業者向けのプランです。初期費用10万円、月額費用5万円、MAUは25万件まで、配信チャネルはアプリプッシュ通知で最低契約期間は6ヶ月です。
Push MAJIN
Push MAJINは、Webサイト運営者向けプランで、初期費用0円、月額5万円で使用できます。ユニークブラウザ数は10万件まで、配信チャネルはWebプッシュ通知で最低契約期間は6ヶ月です。
Ad MAJIN
Ad MAJINは、ウェブ広告の効果向上に特化したプランで、初期費用0円、月額費用5万円です。ユニークブラウザ数は25万件までで、最低契約期間は6ヶ月です。
運営会社ジーニーについて
MAJINの運営・開発を行っているのは、マーケティングテクノロジーをメイン事業としている株式会社ジーニーです。
もともとGoogle Adsenseの提供などを行っていたジーニーは、ウェブ広告の運用で得た知見やノウハウを生かした最先端のテクノロジーで、他にもアドプラットフォームやデータプラットフォームなどを展開しています。
グループ会社ががシンガポール、タイ、ベトナムなどにもあることからわかるように、日本国内だけでなく世界を変えていくリーディングカンパニーとして、テクノロジーで新しい価値を作り出すことをビジョンとしています。
その他ツールとの連携・拡張性について
MAJINの連携機能でもっとも便利なのが、LINEとの連携です。MAJINの「ソーシャルPLUS」という機能を活用し、自社サイトとLINEアカウントを連携させると、MAJINから顧客属性や行動分析を行うことができます。そのため、LINEプラットフォームを活用した、顧客に応じたより効果的なマーケティング展開が可能です。
また、SalesforceをはじめとしたSFA (Sales Force Automation: 営業支援システム)と連携することもできます。
細分化した顧客ごとにプラン提供できるMAJIN
料金体系は他社に比べて低価格で、大手企業より小規模事業者向きとも言えるMAJIN。BtoBとBtoCでプランが分かれているため、より自社のニーズに合ったサービスを選べるのがMAJINの強みではないでしょうか。
LINEとの連携もできるので、日本、そしてアジア市場で特に効果を発揮するツールです。大手のMAツールでは手が届かないニッチな部分もカバーできるMAJINのMAツール、一度ご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社トライエッジでも、BtoB、BtoC、それぞれの企業様に合わせて、最適なマーケティングプランのご提案と実行支援を行っております。社内に手を動かすリソースがない場合は、トライエッジで運用代行を行うことも可能です。マーケティングや営業を強化したいとお考えの企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。