近年、「シェアリングエコノミー」という言葉を耳にする機会が増えてきました。法的な問題や各国の文化・生活習慣の違いにより、国や地域によっては普及していないものもありますが、世界的に注目を集めている新しい仕組みです。代表的なものでは「Uber」や「Airbnb」などと言えばイメージが湧くでしょうか。この記事では、この「シェアリングエコノミー」について、事例を用いながら説明していきます。
この記事の目次
1 日本でも拡大を続ける「シェアリングエコノミー」とは2 シェアリングエコノミーの企業事例
2.1 仕事の受発注ができるクラウドワークス
2.2 空いた場所を貸し借りできるスペースマーケット
2.3 不要になったモノを必要な人にあげるgiftel
3 今後ますます盛り上がるシェアリングエコノミー
日本でも拡大を続ける「シェアリングエコノミー」とは
シェアリングエコノミーとは、個人間でサービス、場所、物など様々なものをシェアする仕組みのことを指します。シェアリングエコノミーを利用したサービスの市場は近年急成長していて、今後も拡大していくことは間違いないと言えます。
世界的に有名なサービスでは、「Uber」や「Airbnb」があります。Uberは配車サービスのマッチングプラットフォームで、自家用車をタクシーのように使い、他人を目的地まで送ってあげたり乗せてもらったりすることができるサービスです。また、Airbnbでは、個人間で空いている部屋の貸し借りを行うことができます。このように、個人同士がモノやサービスをやり取りするのがシェアリングエコノミーの特徴です。
シェアリングエコノミーの企業事例
「シェアリングエコノミー」のサービスは日本でも非常に増えてきています。作業、場所、物、それぞれの形態で、具体的にどのようなシェアリングエコノミーサービスがあるかを説明していきます。
仕事の受発注ができるクラウドワークス
「作業」をやりとりできるシェアリングエコノミーのサービスとしては「クラウドワークス」が挙げられます。クラウドワークスは、サイトを通してライティングやデザイン、事務作業など「仕事」の受発注をすることができるサービスで、このようなサービスを総称して「クラウドソーシング」と言います。
クラウドソーシングでは、発注者は、自分では手が回らない、または不得意な仕事を他人に任せることができ、受注者は自分の知識や経験、空き時間を利用して仕事をすることで報酬を得ることができます。
クラウドソーシングで有名なサービスには、他に「ランサーズ」などがあります。
空いた場所を貸し借りできるスペースマーケット
空いた「場所」を貸し借りできるシェアリングエコノミーのサービスでは、前述した「Airbnb」が世界的に有名です。しかし、日本では法的な問題や民泊に馴染みがないこともあり、国内で実際に使ったことのある人はあまり多くないかもしれません。
一方、日本で最近よく使われているのが、「スペースマーケット」です。
サイトを通して、個人間、または企業間で空いている場所の貸し借りをすることができます。普段使っていない部屋はもちろん、夜のみ営業する店舗を日中貸し出すなど、スペースの有効活用を簡単に行うことができるようになりました。
似た形態のサービスとしては、「スペイシー」などが挙げられます。
不要になったモノを必要な人にあげるgiftel
「モノ」を介したシェアリングエコノミーサービスには、「giftel」があります。不要になったものを必要としている人にあげることができるサービスで、物を捨てずに有効に利用することができます。昨今の断捨離ブームも手伝い、送料以外の課金が不要な点も注目を集めています。
日本ではメルカリなどのフリマアプリも流行し、もはや社会現象となっていますが、giftelは授受を無料で行えるようにしたことがポイントです。
今後ますます盛り上がるシェアリングエコノミー
シェアリングエコノミーサービスは、スマートフォンの普及で個人と個人が繋がりやすくなった背景から、日本でも広がりを見せてきました。多種多様なプラットフォームも登場し、個人がシェアリングエコノミーに参加するハードルも低くなってきました。
昨今の働き方改革による副業ブームなども手伝い、シェアリングエコノミーのブームはますます加速していくことと考えられます。今後、シェアリングエコノミーの市場において、どんなサービスが出てきてどんなサービスが成功を収めるのか、目が離せません。
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