「シェアリングエコノミー」とは?作業・場所・モノの3つの事例で見る
シェアリングエコノミーは、個人間でサービスや場所、モノをシェアする仕組みです。何をやりとりするかで3つに分けると整理できます。作業はクラウドワークス、場所はスペースマーケット、モノはgiftel。UberやAirbnbを含めた事例とともに、日本で広がった背景と共通点まで解説します。
シェアリングエコノミーとは、個人間でサービス、場所、物など様々なものをシェアする仕組みのことです。
整理のしかたは単純で、「何をやりとりしているか」で3つに分かれます。 作業、場所、モノ。この3分類で見ると、新しいサービスが出てきたときもどの型に当たるかが判断できます。
代表的なものでは「Uber」や「Airbnb」と言えばイメージが湧くでしょうか。法的な問題や各国の文化・生活習慣の違いにより、国や地域によっては普及していないものもありますが、世界的に注目を集めている仕組みです。ここでは、日本の事例を3つの型に沿って見ていきます。
シェアリングエコノミーとは何か

シェアリングエコノミーとは、個人間でサービス、場所、物など様々なものをシェアする仕組みのことを指します。シェアリングエコノミーを利用したサービスの市場は近年成長を続けています。
世界的に有名なサービスでは、**「Uber」や「Airbnb」**があります。Uberは配車サービスのマッチングプラットフォームで、自家用車をタクシーのように使い、他人を目的地まで送ってあげたり乗せてもらったりすることができるサービスです。また、Airbnbでは、個人間で空いている部屋の貸し借りを行うことができます。このように、個人同士がモノやサービスをやり取りするのがシェアリングエコノミーの特徴です。
「作業」をやりとりする:クラウドワークス

「作業」をやりとりできるシェアリングエコノミーのサービスとしては**「クラウドワークス」が挙げられます。クラウドワークスは、サイトを通してライティングやデザイン、事務作業など「仕事」の受発注をすることができるサービスで、このようなサービスを総称して「クラウドソーシング」**と言います。
クラウドソーシングでは、発注者は、自分では手が回らない、または不得意な仕事を他人に任せることができ、受注者は自分の知識や経験、空き時間を利用して仕事をすることで報酬を得ることができます。
クラウドソーシングで有名なサービスには、他に「ランサーズ」などがあります。
「場所」をやりとりする:スペースマーケット

空いた「場所」を貸し借りできるシェアリングエコノミーのサービスでは、**「Airbnb」**が世界的に有名です。しかし、日本では法的な問題や民泊に馴染みがないこともあり、国内で実際に使ったことのある人はあまり多くないかもしれません。
一方、日本でよく使われているのが、**「スペースマーケット」**です。
サイトを通して、個人間、または企業間で空いている場所の貸し借りをすることができます。普段使っていない部屋はもちろん、夜のみ営業する店舗を日中貸し出すなど、スペースの有効活用を簡単に行うことができるようになりました。
似た形態のサービスとしては、「スペイシー」などが挙げられます。
「モノ」をやりとりする:giftel

**「モノ」を介したシェアリングエコノミーサービスには、「giftel」**があります。不要になったものを必要としている人にあげることができるサービスで、物を捨てずに有効に利用することができます。断捨離への関心の高まりも手伝い、送料以外の課金が不要な点も注目を集めました。
日本ではメルカリなどのフリマアプリも広く使われていますが、giftelは授受を無料で行えるようにしたことがポイントです。
なぜ日本でも広がったのか
シェアリングエコノミーサービスは、スマートフォンの普及で個人と個人が繋がりやすくなった背景から、日本でも広がりを見せてきました。多種多様なプラットフォームも登場し、個人がシェアリングエコノミーに参加するハードルも低くなってきました。
働き方改革による副業の広がりなども手伝い、この流れは続いていくと考えられます。今後、シェアリングエコノミーの市場において、どんなサービスが出てきてどんなサービスが成功を収めるのか、目が離せません。
なお、ここで挙げたサービスはいずれも、個人と個人をつなぐ「間」に立って、双方の情報を持っているという共通点があります。誰が何を出していて、誰が何を求めているか。この情報を持っていることが、プラットフォームの価値そのものになっています。
企業側の文脈で言えば、これは顧客情報をどう持つかという話と地続きです。顧客情報の置き場の考え方は顧客情報の管理方法3つの比較、集めた情報を1か所にまとめる話は顧客情報の一元管理の記事、見込み客をどう集めるかはリードジェネレーションの記事で扱っています。
トライエッジでは、CRMの導入支援だけでなく、マーケティングの支援も行っています。多種多様な手法の中から、企業様の目的に合わせたマーケティングプランをオーダーメイドし、実行までサポートいたします。詳しくはCRM構築・運用をご覧ください。ご相談はお問い合わせよりお願いします。
FAQよくあるご質問
Q. シェアリングエコノミーとは何ですか?
個人間でサービス、場所、物など様々なものをシェアする仕組みのことです。世界的に有名なサービスとしてはUberとAirbnbがあります。Uberは配車サービスのマッチングプラットフォームで、自家用車をタクシーのように使い他人を目的地まで送ったり乗せてもらったりできます。Airbnbは個人間で空いている部屋の貸し借りを行うサービスです。
Q. シェアリングエコノミーはどう分類できますか?
やりとりする対象で3つに分けると整理できます。1つ目は「作業」で、仕事の受発注を行うクラウドソーシングが該当します。2つ目は「場所」で、空いている部屋やスペースの貸し借りが該当します。3つ目は「モノ」で、不要になったものを必要な人に渡す仕組みが該当します。この3分類で見ると、新しいサービスが出てきたときもどの型かが判断できます。
Q. クラウドソーシングとはどういう仕組みですか?
サイトを通してライティングやデザイン、事務作業といった仕事の受発注をするサービスの総称です。発注者は自分では手が回らない、または不得意な仕事を他人に任せることができ、受注者は自分の知識や経験、空き時間を利用して仕事をすることで報酬を得られます。日本の代表的なサービスにはクラウドワークスとランサーズがあります。
Q. 場所を貸し借りするサービスは日本でも使われていますか?
使われています。世界的にはAirbnbが有名ですが、日本では法的な問題や民泊に馴染みがないこともあり、利用経験のある人はそれほど多くありません。一方で、スペースマーケットのように個人間・企業間で空いている場所を貸し借りするサービスが使われています。普段使っていない部屋のほか、夜のみ営業する店舗を日中貸し出すといった使い方もできます。似た形態のサービスにはスペイシーがあります。
Q. シェアリングエコノミーが広がった背景は何ですか?
スマートフォンの普及で個人と個人が繋がりやすくなったことが大きな要因です。加えて、多種多様なプラットフォームが登場したことで、個人が参加するハードルも下がりました。働き方改革による副業の広がりも後押しとなっています。一方で、法的な問題や各国の文化・生活習慣の違いにより、国や地域によっては普及していないサービスもあります。
出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2024年3月29日公開/2026年8月14日更新。