知覚マップとは、ターゲット顧客が認識している各ブランドの相対的な特徴を、位置関係を用いて示した図のことです。
マーケティングを行う際は、自社の商品・サービスが顧客からどのように知覚されているかを定期的にチェックし、企業の意図と異なった方向性になっていないかを確認する必要があります。
この知覚マップは、競合ブランドが顧客からどう知覚されているかも一目で分かるため、商品・サービスのポジショニングや、新製品のアイディアなどに活用できます。
ただし、知覚マップ上に空白があるからといって、そこにポジショニングした商品・サービスが必ずしも他社製品に勝てるとは限りません。そこに顧客からのニーズがあるかどうかは、知覚マップ以外の分析やヒアリングと組み合わせて検討する必要があります。