【実践レポ】3分で絵本が作れちゃう?!Geminiの新機能「Storybook」がすごい!

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こんにちは!トライエッジの鈴木です。
最近、GoogleのAIであるGeminiに、「Storybook」という新機能が追加されたのはご存じでしょうか?
Storybookは簡単な指示(プロンプト)だけで、AIが物語とイラストを生成し、あっという間に一冊のデジタル絵本が完成する機能です。

今回は、AIの最新機能と、30代のリアルな悩みを掛け合わせ、Gemini Storybookで「積立NISA」の学習絵本を作ってみた体験をレポートします。
この記事を読み終える頃には、きっとあなたもテクノロジーの進化にワクワクしているはずです。

 

 
 
 
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執筆者:鈴木 詩織 新卒で人材派遣会社に入社し、人材派遣のコーディネーターに従事。その後大手人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして求職者の転職支援を経験。2022年にトライエッジに参画し、営業、営業企画、コンテンツマーケティング等を担当。

30代のリアルな会話。「健康、お金、保険」と、向き合うべき将来のこと

筆者は30代になり、周りの友人との会話の内容が少しずつ変化してきたのを感じています。20代の頃は仕事の愚痴や恋愛話、趣味や休日の話が多かったのですが、最近増えてきたのが「健康、お金、保険」などの話題。シビアですね。

「この前の健康診断でこんな数値が出ちゃってショックで…」
「保険ってどんなのに入ってる?掛け捨てと積み立て、どっちが良いんだろう」
「資産運用何かやってる?始めてみたいんだけどイマイチよく分からなくて、オススメがあれば教えてほしい!」

これは先週高校の同級生と集まった際の、リアルな会話の内容です(笑)
こんな会話が繰り広げられるたび、将来への漠然とした不安と、そろそろ自分も真剣に考えなければ、という焦りが入り混じった複雑な気持ちになります。
数年前まではそんなことなかったのに…

特に「お金」の話。中でも友人たちが口々に「これはやっているよ」と言うのが「積立NISA」でした。
しかし、正直なところ、私にとって積立NISAは「なんだかお得だと聞くので気になるけど、実際のところ内容はよく分かっておらず、色々な手続きが必要でややこしそう」という認識。
証券口座、投資信託、非課税…その場で簡単な説明をしてもらったのですが、飛び交う専門用語に気後れし、始めるのにはまだ抵抗がある状態でした。

そんな時、思い付いたのがGeminiの「Storybook」機能です。簡単な絵本であれば、初心者でも心理的ハードルを下げられそう
Storybookの機能も試してみたいと考えていた私は、自身が気になる資産運用をテーマに、オリジナルの学習絵本を作成してみることにしました。

AIは詩人?ファンタジー全開のNISA絵本が完成

まずは、あまり深く考えずに、シンプルなプロンプトで絵本の作成をお願いしてみました。

「資産運用の初心者です。周りで行っている人が多いNISAを始めてみたいと思っていますが、どのような制度なのかよく分かりません。20代~30代の資産運用初心者向けに、積立NISAがどのような制度なのかについて、分かりやすく学べるStorybookを作成してください。」

すると、2~3分で美しいイラストと共にファンタジックな10Pの絵本が生成されました。
まず、タイトルは「ミライさんと魔法の果樹園」。魔法の果樹園、いいですね。
イラストは非常に綺麗で、博士のようなフクロウのキャラクターもかわいい!

スクリーンショット 2025-08-25 131055

ストーリーは、主人公のミライさんが、フクロウのニーサ博士から不思議な「果実の種(投資資金)」を受け取るところから始まります。その種を、雨風から守られた温室である「税金の雨に濡らされない特別なドーム(非課税制度)」で育てると、やがて木は大きく成長し、たくさんの果実を実らせます。
さらに驚くべきことに、その果実がまた新たな種となり、さらに多くの果実を実らせていく…博士はそれを「複利の魔法」と呼びました。

10Pの短い絵本ではあるのですが、物語として非常に美しく、AIの創造性に感心させられました。ものの数分で作成されたとは思えないクオリティです。
「税金の雨に濡らされないドーム」や「複利の魔法」といった比喩表現は、積立NISAのメリットを詩的に捉えており、これはこれでお見事!

しかし、今回の目的は「積立NISAの制度を具体的に理解すること」。この絵本は、積立NISAの「概念」をふんわりとは理解できますが、抽象度が高すぎると感じました。

そこで私は、AIへの指示、つまりプロンプトの最後に「実際の制度がどのようになっていてるかと、どのようなメリットがあるのかを説明してください。」という一文を追加し、再度絵本を作成してみました。

「具体的に」とお願いしたら、AIは瞬時に軌道修正

最初の絵本が抽象的すぎた反省を活かし、プロンプトを修正。
この具体的な指示が、生成される絵本の内容に大きな変化をもたらしました。

今回の物語の舞台はカフェ。主人公のユイさんは、カフェでPCを開き一生懸命働いているのですが、ふと将来に漠然とした不安を抱きます。すると物知りのフクロウ、フクさんがどこからともなく現れ、「積立NISA」という魔法の箱の話をしてくれるのです。
フクロウのキャラクターは変わりませんが、今度はニーサ博士からフクロウのフクさんに。愛くるしいマイナーチェンジですね。スクリーンショット 2025-08-25 133233

今回は具体的な説明として、フクさんの言葉で絵本に以下のような文言を入れてくれました。
・普通、お金が増えたら、その増えた分の一部を税金として国に納めないといけないんだ。でも、この魔法の箱の中で増えたお金は、ぜんぶ君のものになるんだよ!
年間120万円まで、最大で1800万円までこの魔法の箱にお金を入れることができる。そして、いつでも好きな時に引き出すことができるんだ。
・世界中のいろいろな会社のかけらがセットになった『投資信託』というものがある。それを選べば、専門家が君の代わりにお金を育ててくれるんだ。

このように、たった一文プロンプトを追加しただけで、AIが生成するアウトプットは、ファンタジーな物語からより実用的な学習マンガとなりました。
抽象的な比喩表現も残しつつ、制度の根幹をなす具体的な数字や用語がしっかりと物語に組み込まれており、ぐっと分かりやすくなりました。

まとめ

今回の体験を通じて、私はGemini Storybookの大きな可能性を実感しました。
それは、単に面白い絵本を生成するツールというだけでなく、「一人ひとりに合わせた、パーソナライズド教材作成ツール」としての可能性です。

自分が分からないことを、自分が一番理解しやすい形で、世界に一つだけの教材として生み出せる。これは、学習体験において非常にメリットがあるのではないでしょうか。
プロンプトを工夫すれば、
「小学生の子供に、円安について説明する絵本を作って」
「会社の新しい事業計画を、部署のメンバーに分かりやすく伝えるための寓話を作って」
といった応用も可能です。
今回の積立NISAのように、まずは物語として全体像を掴み、具体的な知識を肉付けしていくという学習方法は、多くの人にとって有効なアプローチになるはずです。

また教育目的だけでなく、子供への読み聞かせ用(なんとStorybookには文章の読み上げ機能も付いています!)にしてみたり、自身の好きなものを友人に布教するために作成してみたりと、様々な使い方ができますね。スクリーンショット 2025-08-25 134717
AIが作ってくれた絵本のおかげで、苦手意識を感じていた積立NISAの仕組みが、抵抗なく頭に入ってきました。
もちろん、複雑な制度や具体的な方法まで理解が出来たわけではないですし、実際に始めるには証券口座の開設など次のステップが必要ですが、全体像を掴むことができ、最も高かった「心理的なハードル」は軽減されたように思います。
(これを機に、きちんと始めるよう頑張ります…!)


AIを賢く使いこなし、学びを遊びに変えていく。そんな新しい時代が、もう始まっているのですね。

 

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