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VRIO分析とは、価値(Value)、希少性(Rarity)、模倣困難性(Inimitability)、組織(Organization)の4つの評価軸から行う内部環境の分析のことです。企業が持つ資源や能力を、この4つの指標に当てはめて強みであるか弱みであるかを判断することができます。
VRIO分析における価値(V)とは、経済価値や社会的価値のことを指します。どれだけ経営資源を保有していても、それらに価値がなかったり、外部環境における機会や脅威に適応できなかったりしたら意味がありません。
また、保有する資源や能力に価値があっても、同等の競合企業が多くある場合、競争において優位に立てなくなります。そのため、希少性(R)という指標が重要になってきます。
資源や能力の価値が高く、競合企業が少なかったとしても、それが簡単に真似できるものであった場合、競争優位の状態を継続することが困難になってしまいます。これについては模倣困難性(I)を判断します。
そして、V,R,Iの3つの指標が最大限に高まった時、これを生かす組織体制(O)が必要となります。
企業が持つ資源や能力は、V,R,I,Oのうちのどれが欠けても競争優位を保つことが難しくなってしまうのです。