中小企業やベンチャー企業でも導入がしやすい、営業支援・顧客管理ツールの「Zoho CRM」。
しかし、特に中小企業においては、営業支援ツールとしてZoho CRM導入したものの、なかなか運用が軌道にのらない・・・といった悩みもよく聞きます。
弊社では、これまで数々の企業様にZoho CRMの導入支援をさせて頂いてきた過去の経験から、そういった悩みには
「まず社内で一人Zoho CRMのスペシャリストを育成しましょう」
とアドバイスしています。
なぜZoho CRMの導入にあたっては、スペシャリストを社内で育成する必要があるのでしょうか。
今回は、そんなZoho CRMのスペシャリスト育成の必要性とその手段を解説します。
この記事の目次
1 なぜZoho CRMのスペシャリストが必要なのか2 Zoho CRMスペシャリスト育成のための方法
2.1 機能説明動画やマニュアルをみる
2.2 Zoho Japan主催のセミナーに参加する
2.3 Zoho認定パートナーに研修を依頼する
3 トライエッジ(認定パートナー)のZoho CRMトレーニングプログラムについて
なぜZoho CRMのスペシャリストが必要なのか
「Zoho CRMを入れたが、何から手をつけたら良いのか、どのように設計すればよいのかがわからず、うまく使いこなせないままになっている」といった経験がある中小企業は、実は非常に多いのではないでしょうか。
そういった状況に陥っている原因はいくつか考えられますが、良くある原因としてあるのが
・操作方法がわからない・設定がわかりにくく、進まない
というものです。
Zoho CRMはカスタマイズが非常に効く反面、自由度が非常に高く多機能なため、構造を理解するのに多少の時間が必要です。また、見た目が世界的に統一規格になっていることもあり、必ずしも日本人にわかりやすいものになっていないこともあり、初めて見るときには、若干とっつきにくい印象を受けてしまいます。
私達のこれまでの経験上、
Zoho CRMは一見とっつきにくくても、一度中身を理解してしまって、その後一定期間使えば必ず使いこなせるようになる
と断言することができます。
しかし、そこまでに行き着かずに最終的にZoho CRMの運用を断念してしまう、というケースが多いのは非常に残念に感じます。ではそういったときにどうすれば良いのでしょうか。
私達としてオススメしているのは
まず社内に一人だけZoho CRMのスペシャリストを育成すること
です。
Zoho CRMのスペシャリストといっても、それほど難しい内容を理解する必要はありません。最低限覚えるべきZoho CRMの内容は以下のとおりです。
- Zoho CRMの基本構造の理解
- Zoho CRMの設定の方法
- Zoho CRMのデータインポートの方法
この基礎的な知識をしっかり理解できていないがために、導入後の運用で困っているケースが非常に目立ちます。
Zoho CRMの基本構造を理解しているメンバーが社内にいれば、あとはZoho CRMをシステムをどのように設計し、どのように運用するのか、という実行のフェーズに簡単に入ることができます。
もし、導入時・運用時に疑問が社内で発生したとしても、まずはこの「Zoho CRMの社内スペシャリストに聞けば良い」という流れができますので、導入やトラブルが起こった時の対応も非常にスムーズになります。このスペシャリストに一定のノウハウが蓄積されていきましたら、徐々にそのノウハウを共有するために
- Zoho CRMのマニュアル作成
- Zoho CRM社内勉強会
などを実施することで、社内全体にノウハウを蓄積させていくことも可能です。
Zoho CRMに限ったことではないですが、CRMの導入・運用に際しては、利用者全員が満遍なく知識を習得するのではなく、一人の担当者が集中的に覚えるということが重要だと是非認識をしていただきたいです。
Zoho CRMスペシャリスト育成のための方法
さて、Zoho CRMのスペシャリストを育成すると、導入・運用がスムーズになるというお話をしましたが、どのように育成するのが良いのでしょうか?
その手法はいくつかあります。ここでは、Zoho CRMの社内スペシャリストを育成するための方法について解説していきたいと思います。
機能説明動画やマニュアルをみる
まずひとつめに挙げられるのが、Zoho社が出している解説動画やマニュアルを見ることです。
その中でもZoho社が出している解説動画は、Zoho CRMの基本構造を解説しているものや、細かな操作方法などを説明しているものまで多岐にわたっており、しかも無料で公開しいますので、これからZoho CRMを導入しようという方にとっては、非常に参考になる内容となっています。
下記の記事にて、Zoho CRMを理解するための動画を紹介していますので、気になる方は見てみましょう。
Zoho Japan主催のセミナーに参加する
Zoho CRMを理解するために、動画やマニュアルだけでなく、実際の講義も受けてみたいですよね。そういったときにおすすめなのが、Zoho Japan社が定期的に開催しているセミナーに参加することです。
Zoho Japan社では、これらのセミナーをウェビナーの形で実施しており、インターネットさえつながれば、どこからでも気軽に参加することができます。
セミナーの内容も、初級から上級まで様々です。参加費も無料ですので、ぜひ参加してみてください。
Zoho認定パートナーに研修を依頼する
日本には、Zoho CRMを取り扱っている、Zoho Japan社認定のパートナーが存在しています。
これらのパートナーは、Zoho CRMの導入から運用の手伝いをするとともに、研修プログラムなども提供している場合があります。
研修プログラムについては、パートナーによって様々ですので、個別に問い合わせて、自社にあったものを依頼しましょう。
トライエッジ(認定パートナー)のZoho CRMトレーニングプログラムについて
弊社、株式会社トライエッジでは、Zoho CRMを導入している、もしくはこれから導入しようとしている企業様に向けて、様々なトレーニングプログラムをご提供しています。弊社もZoho社の認定パートナーとなっています。
具体的には下記のようなプログラムです。
- Zoho CRM 基礎講座(構造や項目を理解する、設定方法を学ぶ)
- Zoho CRM インポート講座(エクセル、CSVの作り方・インポートの仕方 など)
- Zoho CRM システム連携講座(関連アプリとの連携方法や、その活用方法について)
「Zoho CRMを導入するか迷っている」「導入はしてみたものの、運用が軌道に乗らず困っている」といった企業様は、お気軽にお問い合わせください。