みんなでシウマイ弁当持ってフットサル見に行ったら最高だった話

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「皆さん、週末にフットサル観に行きませんか?」

ある日、私(中野)がふと思い立って社内チャットに投げかけた一言から、今回のフットサル観戦企画は始まった。
フットサルといっても、私自身、ちゃんとプロの試合を観戦したことはない。サッカー観戦の経験はあるが、フットサルはルールもよく知らない。(サッカーとだいたい一緒ではないのか?)

「面白そうですね!」 「行きたいです!」
想像以上にポジティブな反応が返ってきた。
そうと決まれば善は急げ。
試合を調べ、チケットを手配し、あっという間に観戦の日を迎えた。

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執筆者:中野 三四郎 人材派遣会社に新卒入社後、一貫してマーケティング部門に従事。営業戦略の立案、SFA / CRMの企画開発・運用、顧客分析などを行う。 その後、M&Aコンサルファームやメーカーの営業企画などを経て、株式会社トライエッジを設立。
青山学院大学 国際マネジメント研究科 卒
著書:「営業は仕組みで9割決まる-「仕組み」で常勝営業チームをつくる方法 Udemyで3千名の受講生にマーケティングの入門講座を提供

スポーツ観戦×ビール×シウマイ弁当

会場は、横浜武道館
せっかく横浜までみんなで行くのだから、名物の一つでも楽しみたい。
そう考えていた私の頭に浮かんだのは、やはり崎陽軒のシウマイ弁当だった。


「お弁当を買い込んで、ビール片手に観戦、なんてどうでしょう?」

この提案にも全員一致で賛成。試合開始が近づくにつれ、私たちはワクワクしながらそれぞれの席についた。
手元には、お馴染みのシウマイ弁当と、冷えたビール。

「やっぱり、この昔ながらのシウマイが美味しいよね」 「唐揚げも欠かせないよな」
そんな他愛のない会話を交わしながら、私たちは試合開始の笛を待った。PXL_20250718_095919661

キックオフ!サッカーとは全く違う「フットサル」というスポーツ

いよいよ試合開始の時間がやってきた。私たちが応援するのは、YSCC横浜フットサル。対戦相手はバルドラール浦安だ。

キックオフの笛が鳴り、試合が始まった。
…ん?

まず驚いたのは、その展開の速さだった。コートが狭い分、選手の動きもボールの動きも、とにかく速い。まるで、将棋の早指しを見ているようだ。
観戦しながらシウマイ弁当を口に運び、ビールで喉を潤す。普段のデスクでは味わえない、この非日常感がたまらない。

そして、初めて見るフットサルのルールに、私たちは何度も「え?今のどういうこと?」と顔を見合わせた。

その一つが交代の自由さだ。フットサルには「交代ゾーン」というものがあり、そこにいる選手は、いつでも自由に交代できる。サッカーのように、プレーが止まるまで待つ必要がない。


「これって、めちゃくちゃ戦術の幅が広がりそうじゃないですか?」
誰かがそう口にすると、皆が「確かに!」と頷いた。
疲れが見えた選手はすぐに交代し、フレッシュな選手が投入される。これにより、試合は常にトップスピードで進む。


さらに面白かったのがパワープレイ。これは、試合終盤に負けているチームが、キーパーをフィールドプレイヤーに変えて攻撃に参加させる戦術だ。

「キーパーが前にいる…」「すごい、5人全員で攻めてる!」

まさかキーパーが前線でパス回しに参加するとは思わず、私たちは大興奮。守備が薄くなるリスクと引き換えに、点を取ることに集中するその大胆さに、思わず息をのんだ。

YSCC横浜は残念ながら負けてしまったが、その試合内容は、私たちの想像をはるかに超えるものだった。
なんと、合計で10点も入るというエキサイティングな展開
得点が決まるたびに、会場全体が揺れるような歓声に包まれた。

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感動を分かち合った夜、深まる絆

試合終了の笛が鳴り、私たちは拍手を送りながら席を立った。勝敗に関わらず、これほど興奮した試合は久しぶりだった。

 

帰り道、みんなで感想を語り合った。
「いやー、本当に面白かったですね!」
「あのパワープレイ、痺れましたね」
「〇〇さんの応援の仕方が熱かった!」
「フットサルって、こんなに面白いスポーツだったんですね!」


普段の仕事では、真剣な表情や冷静な判断力が求められることが多い。
だが、この日は皆が声を張り上げ、一喜一憂し、感情をむき出しにして楽しんでいた。

フットサルという共通の話題を通して、私たちは互いの意外な一面を知ることができた。
今回、フットサル観戦に皆を誘ってみて、本当に良かったと思う。

同じ時間を共有し、同じ熱狂を分かち合うこと。
それは、会社のチームワークを育む上で、とても大切なことだと改めて気づかされた。
横浜武道館の熱気と、シウマイ弁当の温かさが、私たちの心を一つにしてくれた。

「次は、何の試合を観に行こうか?」
そんな言葉を交わしながら、私たちは家路についた。

きっと、私たちのチームは、これからもたくさんの「面白い」を共有しながら、成長していくのだろう。

 

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