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HOME MEDIA Zoho 2024年3月29日

Zoho CRMで複数アカウントを使う方法:Chromeのユーザー管理で切り替えをなくす

Zoho CRMを複数の環境で使うなら、Google Chromeのユーザー管理機能でユーザーを2つ作り、それぞれのブラウザでログインしておく方法が確実です。設定は5分ほどで終わります。1環境1IDという原則と、サインアウトでZoho Cliqなど他アプリまで一斉に切れてしまう理由まで解説します。

Zoho CRMを複数の環境で使うなら、Google Chromeのユーザー管理機能でユーザーを2つ作り、それぞれのブラウザで別々のZoho CRMにログインしておくのが確実です。設定は5分ほどで終わります。

そうする理由は、Zoho CRMがひとつの環境にひとつのIDという原則だからです。 同じブラウザで使い分けようとすると、切り替えのたびにサインアウトとサインインが必要になります。

この記事では、なぜ切り替え作業が発生するのかと、Chromeのユーザー管理機能を使った回避手順を説明します。

なぜ環境を切り替えるたびにログインし直すことになりますか?

まったく違う事業をしている複数の会社の経営者や、複数の部署を兼任している営業責任者など、1人が複数のZoho CRMの環境を使いたい場面があります。

Zoho CRMではひとつの環境にひとつのIDという原則があるので、ひとつのIDで異なる複数のZoho CRMにログインすることはできません。 そのため、複数のZoho CRMに対してそれぞれにIDとパスワードを設定して使用する必要があります。

2つの環境(ここではZoho CRM1とZoho CRM2とします)を切り替えるときには、次の作業が毎回発生します。

  • Zoho CRM1をサインアウト

  • Zoho CRM2にサインイン

さらに影響は他のアプリにも及びます。 ZohoはZoho CliqやZoho Connectなど複数の関連アプリとIDが連動しているため、Zoho CRM1をサインアウトすると、Zoho1に紐付いている他のZohoアプリケーションも自動的にサインアウトとなってしまい、全てサインインしなおしになります。

チャットや社内SNSを開いたまま作業している場合、CRMを切り替えるたびにそれらも切れる、ということです。Zoho Cliqの使い方はZoho Cliqモバイルアプリの使い方で扱っています。

このような場合に有効な方法が「Google Chromeのユーザー管理機能を活用する」ことです。

Google Chromeのユーザー管理機能とは何ですか?

Google Chromeのユーザー管理機能とはの画像1

インターネットブラウザのGoogle Chromeには、**「ユーザー管理機能」**が標準装備されています。これは、ブラウザにユーザーを設定し、ブックマークや閲覧履歴・ログインIDやパスワードを記録しておくものです。

一度複数の端末でGoogle Chromeにログインすれば、会社やスマートフォン、自宅のパソコンなど、異なった環境で同じ状態のGoogle Chromeを使えます。

このユーザー管理機能はGoogle Chromeを便利に使うためのものですが、Zoho CRMの複数環境を扱いやすくする用途にも使えます。 ユーザーごとにログイン状態が独立して保持されるためです。

なお、Google Chromeのユーザー管理機能は通常GmailのIDとパスワードでログインして使用しますが、Zoho CRMを複数使うためだけであればGmailアカウントを新たに作る必要はなく、単にユーザーを追加するだけで構いません。

どういう手順で設定しますか?

Zoho CRMで複数のアカウントを使いたい場合、それぞれへのサインアウトとサインインが必要です。これをChromeのユーザー管理機能で不要にする手順を説明します。

ステップ1:Google Chromeで2つのユーザーを用意する

Zoho CRM1とZoho CRM2がある場合、先にGoogle Chromeで2つのユーザーを用意します。

Google Chromeで新しいユーザーを作るには、まずGoogle Chromeのブラウザを開き、右上のアイコンボタンをクリックします。(下記画像①、特に設定していない場合は「A」「トラ」など丸の中にユーザーの頭文字が表示されている部分です)アイコンボタンをクリックするとウィンドウが表示されるので、下部の「追加」をクリックします。(下記画像②)

Google Chromeで2つのユーザーを用意するの画像2

画面が切り替わったら、「ユーザーを追加」の下にユーザー名を記入します。ここではアカウント名や事業名などを入れておくとわかりやすいでしょう。(下記画像①)好きなアイコンを選んだら(画像②)、右下の「追加」ボタンをクリックします。(画像③)

Google Chromeで2つのユーザーを用意するの画像3

これでGoogle Chrome上に新しいユーザーを作成できました。

ステップ2:それぞれのブラウザでZoho CRMにログインする

Google Chromeに2つのユーザーを作成できたら、先にどちらかのGoogle Chromeブラウザで「Zoho CRM1」にログインをします。その後、先ほど作成した新しいユーザーでブラウザを開きます。別のユーザーのブラウザは、ブラウザ右上のアイコンをクリックしその中から該当のブラウザを選択すると開けます。

新しいブラウザを開いたら、「Zoho CRM2」にログインをしましょう。

それぞれのブラウザでZoho CRMにログインの画像4

すると、最初に開いたChromeのブラウザではZoho CRM1、新しく作成したブラウザではZoho CRM2でサインインした状態になります。一度設定してしまえば、次からはユーザーを切り替えるだけで、それぞれのZoho CRMにすぐサインインできます。このとき、Zoho CRMのトップページをそれぞれのブラウザにブックマークしておくとより便利でしょう。

つまずきやすい点はどこですか?

1. 同じユーザーの中で2つ目にログインしようとする

Chromeのユーザーを分けずに、同じブラウザで2つ目のZoho CRMを開こうとすると、結局サインアウトが発生します。ユーザーを分けること自体が目的なので、必ず別ユーザーのウィンドウを開いてからログインしてください。

2. どちらのウィンドウがどの環境か分からなくなる

ユーザー名を初期状態のままにすると、2つのウィンドウの区別がつきません。ユーザーを追加するときに、アカウント名や事業名を入れておくと迷いません。アイコンも別のものにしておくと、タスクバー上でも見分けられます。

3. 環境を分けるべきかどうかを検討していない

そもそも1つの環境の中で、担当者ごとに見える範囲を分けるだけで足りる場合もあります。環境を2つ持つと、設定もデータも二重に管理することになります。1つの環境内で閲覧・編集の範囲を制御する方法はZoho CRMの権限・役職機能で扱っています。

まとめ

Zoho CRMはひとつの環境にひとつのIDが原則のため、複数環境を同じブラウザで使うとサインアウトとサインインが毎回発生し、Zoho Cliqなど連動する他アプリまで切れます。

Google Chromeのユーザー管理機能でユーザーを2つ作り、それぞれでログインしておけば、切り替えはアイコンをクリックするだけになります。

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Zoho CRMそのものの機能と料金はZoho CRMの料金と機能をご覧ください。「Zoho CRMを導入するか迷っている」「導入はしてみたものの、運用が軌道に乗らず困っている」といった企業様は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。

FAQよくあるご質問

Q. 1つのIDで複数のZoho CRM環境にログインできますか?

できません。Zoho CRMにはひとつの環境にひとつのIDという原則があるため、複数の環境を使う場合はそれぞれにIDとパスワードを設定する必要があります。同じブラウザで切り替えるには、片方をサインアウトしてからもう片方にサインインする操作が毎回発生します。

Q. Zoho CRMをサインアウトすると他のZohoアプリはどうなりますか?

同じIDに紐づいたアプリも一斉にサインアウトされます。ZohoはZoho CliqやZoho Connectなど複数の関連アプリとIDが連動しているため、Zoho CRM1からサインアウトすると、Zoho1に紐付いている他のZohoアプリケーションも自動的にサインアウトとなり、すべてサインインし直しになります。2つの環境を切り替えるたびにこれが発生します。

Q. Chromeのユーザー管理機能はどこから設定しますか?

Google Chromeを開き、右上のアイコンボタン(設定していない場合は丸の中にユーザーの頭文字が表示されている部分)をクリックします。表示されたウィンドウ下部の「追加」をクリックし、ユーザー名とアイコンを選んで右下の「追加」ボタンを押すと、新しいユーザーが作成されます。

Q. Chromeのユーザーを追加するのにGmailアカウントは必要ですか?

Zoho CRMを複数使うためだけであれば不要です。Chromeのユーザー管理機能は通常GmailのIDとパスワードでログインして使いますが、右上のアイコンボタンから「追加」を選び、ユーザー名とアイコンを指定して「追加」を押すだけでもユーザーは作成できます。新たにGmailアカウントを作る必要はありません。

Q. 設定したあと、次回からはどう使いますか?

ブラウザ右上のアイコンをクリックして該当のユーザーを選ぶだけです。一度それぞれのブラウザでログインしておけば、次からはユーザーを切り替えるだけで各Zoho CRMにすぐサインインできます。それぞれのブラウザにZoho CRMのトップページをブックマークしておくとさらに早くなります。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/向佐 望(CRMコンサルタント)。 2024年3月29日公開/2026年8月14日更新。

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