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HOME MEDIA Zoho 2024年3月29日

Zoho CRMのデータバックアップ設定手順:戻せないデータがあるので先に設定する

Zoho CRMのバックアップは、右上のスパナマークから設定を開き、データのバックアップを選んで申し込むだけで、5分ほどで設定できます。有料プランなら月2回まで無料です。レコードごと消せばゴミ箱から戻せますが、金額やメールアドレスなど項目内の値は復元できないため、先に設定しておく必要があります。

Zoho CRMのデータバックアップは、画面右上のスパナマーク(設定)→「データのバックアップ」から申し込みます。設定は5分ほどで、有料プランなら月2回まで無料です。

先に設定しておく必要があるのは、Zoho CRMには削除すると元に戻せないデータがあるからです。レコードごと消した場合はゴミ箱から戻せますが、商談の金額や見込み客のメールアドレスのように、項目の中の値だけを消した場合は復元できません。

この記事では、戻せるデータと戻せないデータの違い、設定手順、そして設定しただけでは足りない点を整理します。

削除したデータは戻せるのか

パソコンの場合、データを削除すると「ゴミ箱」に移り、一定期間はその中で保管されます。誤って削除しても、ゴミ箱から戻せば元通りに使えます。

Zoho CRMでも同じ感覚でデータを削除してしまうことがあります。ここで違いが出ます。

  • 「商談」や「見込み客」などのデータをレコードごと削除した場合:ゴミ箱に入るため、元に戻せます
  • 「商談データに入っている金額」「見込み客に入っているメールアドレス」など、項目の中の値だけを削除した場合:ゴミ箱に該当する機能がなく、復元できません

つまり、日常の入力作業でうっかり上書きしたり消したりする値ほど、戻せない側に入ります。 レコードの削除より、項目の値の書き換えのほうが頻度が高いことを考えると、事前のバックアップが実質的な保険になります。

こうした事故を減らすためのデータ設計の考え方は、CRMのデータ保管と管理でも扱っています。

バックアップの設定手順

データのバックアップ機能は、Zoho CRMに入っている各種データを定期的に保存しておく機能です。有料版のZoho CRM(スタンダード・プロフェッショナル・エンタープライズ)を使っていれば、月2回までのバックアップが無料です。

ステップ1:設定からデータのバックアップを開く

まず右上のスパナマークの「設定」ボタンを押します。その中に「データのバックアップ」というメニューがあるので、クリックします。

データのバックアップ機能の概要と設定方法の画像1

ステップ2:バックアップを申し込む

データバックアップの申し込み」という画面が表示されます。

データのバックアップ機能の概要と設定方法の画像2

ステップ3:頻度と曜日を決める

バックアップを取るタイミングは、月2回のほかに月1回や毎週なども選べます。曜日も設定できます。 月2回・月曜日に設定すれば、隔週の月曜日に自動でデータがバックアップされます。

無料の回数を超えて取得する場合は追加費用がかかります。金額は改定されることがあるため、Zoho CRM公式のサイトで最新の条件をご確認ください。Zoho CRM全体のプランと費用の考え方はZoho CRMの料金と機能にまとめています。

つまずきやすい点

1. 間隔を空けすぎる

月2回に設定した場合、最悪のケースでは約2週間分の更新が失われます。商談の更新が毎日発生するチームでは、この2週間が痛手になります。入力量が多い組織ほど、頻度を上げる判断が必要です。

2. バックアップファイルの保管場所を決めていない

バックアップは取得して終わりではありません。ダウンロードしたファイルをどこに置き、誰がアクセスできるかを決めておかないと、いざというときに探す時間がかかります。顧客情報が入ったファイルなので、保管場所の権限設定も同時に決めてください。

3. 復元を一度も試していない

戻し方を知らないまま本番で戻そうとすると、そこで時間を失います。設定した直後に一度、テスト用のデータで復元の流れを確認しておいてください。 データの取り込み手順はZoho CRMのデータインポートと共通する部分が多くあります。

4. 曜日の選び方

営業の入力が一巡した直後の曜日を選ぶと、直近の更新まで含まれたデータが残ります。月末締めの運用であれば、更新が集中する月初の直前を避けるのが安全です。

まとめ

Zoho CRMのバックアップは、右上のスパナマーク(設定)から「データのバックアップ」を選び、頻度と曜日を指定して申し込むだけで設定できます。有料プランなら月2回まで無料です。

先に設定しておくべき理由は、レコードごとの削除はゴミ箱から戻せる一方で、金額やメールアドレスのような項目の中の値は戻せないからです。設定したら、保管場所と復元手順まで決めて初めて備えになります。

Zoho CRMの機能と料金はZoho CRMの料金と機能、Zohoの導入・運用支援はZoho 導入・運用支援、CRM全般の設計はCRM構築・運用をご覧ください。ご相談はお問い合わせから承ります。

FAQよくあるご質問

Q. Zoho CRMのバックアップはどこから設定しますか?

画面右上のスパナマーク(設定)を押し、その中の「データのバックアップ」をクリックします。「データバックアップの申し込み」という画面が表示されるので、頻度と曜日を指定して申し込みます。設定は5分ほどで終わり、以降は指定した曜日に自動でバックアップが取られます。

Q. バックアップは何回まで無料で取れますか?

有料版のZoho CRM(スタンダード・プロフェッショナル・エンタープライズ)であれば、月2回までのバックアップが無料です。頻度は月1回や毎週なども選べます。無料の回数を超えて取得する場合は追加費用がかかるため、金額はZoho公式の最新情報をご確認ください。

Q. Zoho CRMで削除したデータは元に戻せますか?

レコード単位で削除した場合は戻せます。商談や見込み客のレコードを削除するとゴミ箱に入るためです。一方で、商談の金額や見込み客のメールアドレスのように、レコードの中の項目の値だけを消した場合はゴミ箱に該当する機能がなく、復元できません。

Q. バックアップの曜日は指定できますか?

指定できます。たとえば月2回・月曜日に設定すると、隔週の月曜日に自動でデータがバックアップされます。営業の入力が一巡した直後の曜日を選ぶと、直近の更新まで含まれたデータが残ります。月末締めの運用であれば、月初の曜日を避けるのが安全です。

Q. バックアップを設定していれば安心ですか?

設定だけでは足りません。確認すべきは3点です。1つ目はバックアップの間隔で、月2回なら最大で約2週間分の更新が失われます。2つ目はダウンロードしたファイルの保管場所。3つ目は復元の手順を事前に一度試しておくことです。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/向佐 望(CRMコンサルタント)。 2024年3月29日公開/2026年8月14日更新。

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