顧客の「意図」を読み解く営業戦略:インテントセールスとは?

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顧客の「購買意欲の兆候(セールスシグナル)」を読み取り、最適なタイミングでアプローチする「インテントセールス」が、コールドコールを超える新時代の営業手法として注目されています。

なぜ今インテントセールスなのか。MA・Web解析・SNS監視などのデジタルデータが整備されたことで、顧客が「今、何に関心があるか」をリアルタイムで把握できるようになったからです。メールの開封・特定ページへの複数訪問・SNSでの課題言及——これらが「セールスシグナル」となり、適切なタイミングで最適なアプローチが可能になります。

トライエッジが提供するURUTEQは、Webサイトに訪問した企業を特定し、どのページに何回・何分滞在したかまで把握できるアカウントインテリジェンスツールです。インテントセールスの「シグナル検知」を、MA設定なしでも即日開始できます。

この記事では、インテントセールスの定義・従来営業との違い・実践のポイントを解説します。末尾にURUTEQを使った具体的な実装方法もご紹介しますので、「今すぐ動ける状態の商談相手を探したい」という方はぜひ最後までお読みください。

 ということで、ここからはナビゲーターのAkiさんにバトンタッチして、インテントセールスの本質に迫っていきましょう! 

こんにちは!トライエッジのAkiです。
近年、営業やマーケティングの世界で「インテントセールス」という言葉が注目を集めているのをご存知でしょうか?
本日はその本質や活用方法について、弊社代表の中野と齊藤に伺っていきます!


 

 
 
 
執筆者:Aki 新卒で大手小売企業に入社し、ECサイト運営や販促企画を担当。2024年よりトライエッジにてBtoBマーケに従事。Web施策やメルマガ運用、MA活用を通じてリード獲得・育成を推進中。

 

 
 
 
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対談者:中野三四郎 人材派遣会社に新卒入社後、一貫してマーケティング部門に従事。営業戦略の立案、SFA / CRMの企画開発・運用、顧客分析などを行う。 その後、M&Aコンサルファームやメーカーの営業企画などを経て、株式会社トライエッジを設立。
青山学院大学 国際マネジメント研究科 卒
著書:「営業は仕組みで9割決まる-「仕組み」で常勝営業チームをつくる方法 Udemyで3千名の受講生にマーケティングの入門講座を提供

 

 
 
 
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対談者:齊藤 務 新卒で大手人材会社の営業企画部に所属。その後、新規事業担当としてコールセンター会社・営業コンサルティング会社・M&Aコンサルファームの設立に従事。2011年に同社退社後、中野と共に株式会社トライエッジを設立。 慶應義塾大学 商学部 卒
 
 

 

インテントセールスとは何か? 従来の営業との違い

Aki: 本日はよろしくお願いします! まずはインテントセールスの基本的な定義から伺ってもよろしいでしょうか?

中野: 「インテント(Intent)」は「意図」や「目的」という意味合いが強いですね。インテントセールスを一言で言うと、「購買意欲がある程度高まった人だけを狙い撃ちにする」営業手法なんです。

Aki:  購買意欲が高まった人だけを、ですか?従来の営業手法と比較するとどのような違いがあるのでしょうか?

中野:従来の「アウトバウンドセールス」は、顧客が興味を持っているかどうかにかかわらず、こちらから一方的に「こんにちは!」と営業をかけるイメージです。一方、「インバウンドセールス」は、お客さんが資料請求や問い合わせなど、明確に興味を示して「手上げ」の状態になってからアプローチします。
インテントセールスは、そのどちらとも少し違うんです。顧客が「ちょっと興味を持っているかもしれない」「何かを探している兆候がある」といった段階で、こちらからアグレッシブにアプローチしていきます。

齊藤: まさに、顧客が「どのような意図を持っているのか」を昔に比べて格段に多様な情報から読み取れるようになったことが、インテントセールスという概念が生まれた大きなきっかけですね。

インテントを読み解く「セールスシグナル」

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Aki: 顧客の意図を読み取るという意味でいうと、私は普段MA(マーケティングオートメーション)ツールを使ってますが、お客さんがメールを開いたり、Webサイトに複数来てくれている状況が分かるので、「うちに興味があるのかな?」ってある程度推測できて便利だなーと思ってます。

中野: まさに、そこに対してこちらから「こんにちは!」と声をかけに行くのがインテントセールスなんです。概念としては新しいわけではなく、MAを活用した「インサイドセールス」のような形で、以前から部分的には行われていました。

Aki: なるほど。では、今になってインテントセールスがこれほど注目されるようになったのは、なぜでしょうか?

齊藤:それは、顧客の行動に関する情報が格段に増えてきていることが背景にあります。X(旧Twitter)やLinkedInなどのSNSで、ある会社の社長が「営業マンが採用できなくて困っている」と発言していたら、それはまさに「兆候」です。私たちはそれを「セールスシグナル」と呼んでいます。そのシグナルを見つけたら、こちらから「何かご紹介させてください」と営業をかけにいけるわけです。
SNS以外にも、顧客の「兆候」は多様なコンテンツの消費状況やWebサイト行動履歴、メール開封状況、検索キーワードといった技術的な進歩によって可視化されています。これにより、顧客理解の精度が大幅に向上しました。 

Aki: 単純に「ページに来たからとりあえず電話しよう」という状況から、顧客の状況をより深く理解してからアプローチができるようになったんですね!

新規顧客だけでなく、既存顧客にも広がるインテントセールスの可能性

Aki: インテントセールスというと、新規顧客の獲得にフォーカスされがちですが、既存顧客へのアプローチにも応用できるんですか?

中野: もちろん!既存顧客においても、自社サービスの使い方に関するFAQページを頻繁に見ていたり、特定の機能のヘルプページを何度も訪れていたりする顧客がいれば、「きっと何か困っているんだろうな」と推測できます。

齊藤: そうですね。もし顧客が特定のコンテンツばかり見ていたり、資料ダウンロードに偏りが見られたりすれば、その顧客がどのようなことに課題を感じているのかが見えてきます。それに対して、「実は弊社でこういうことも提供できますよ」とこちらから提案すれば、「まさに今探してたんだよね!」と顧客のニーズを的確に拾うことができるはずです。

中野: 端な例ですが、解約に関するページを何度も見ている顧客がいれば、「この人は解約を考えているのかな」と察知できますよね。そういったインテントをどのようにビジネスのどの箇所に活かしていくかは、様々なやり方があるので、優先順位に基づいて実行していく必要があります。

インテントセールス成功の鍵:データ活用とWebサイト構造

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Aki: インテントセールスを効果的に実践するためには、どのような準備が必要ですか?

齊藤: まずは、自社サイトに来てくれた顧客の「インテント」がある程度わかるような、サイト構造になっていないと、データ活用があまり意味をなしません。顧客が「どのような意図でそのページに来たのか」「どのくらいの時間をかけて、どんなページを見たのか」がわかるような構造でないと、せっかくデータが取れても、うまく活用できない、ということが起こりえます。

Aki: なるほど。また、検索キーワード(クエリ)などもインテントを理解する上で非常に重要ですよね。例えば、Google Search Consoleで各企業がどのようなクエリで自社サイトに来たかがわかりますが、それを企業の行動と紐付けられると、顧客の興味関心がより明確になります。

齊藤その通りです。Google AnalyticsやSearch Consoleなどのデータを連携させることで、企業ごとの詳細な検索行動まで把握できるようになります。これにより、「この会社は、うちのどういうサービスに興味を持っているのか」ということが具体的にわかるようになります。

Akiアクセスの多い企業の場合、膨大なデータからどのようにターゲットを絞り込めば良いのでしょうか?

齊藤まさにそこが重要なポイントです。闇雲に全てにアプローチしても意味がありません。顧客の規模や業種はもちろん、どのページに訪れているのか、そのページをどのくらいの時間見ていたのか、何回訪問しているのか、といった細かなデータも判断材料になります。それらの情報を基に、「どのお客様に、どのようなアプローチをするのが最も効果的か」という仮説を立て、実行し、その結果を検証していくことが不可欠です。

中野: インテントセールスは、一度うまくいけばそれで終わり、というものではありません。うまくいった場合はその仮説が正しかったということになりますし、うまくいかなかった場合は「何が間違っていたのか」を分析し、次のアクションに繋げていく。この繰り返しが、インテントセールスの精度を高めていく上で非常に重要になります。

Akiありがとうございました。インテントセールスは単なる流行り言葉ではなく、具体的なデータ分析と仮説検証に基づいた、非常に戦略的かつ実践的な営業手法であることがよく分かりました!

まとめ:顧客の「意図」に寄り添う営業へ

いかがでしたでしょうか。

インテントセールスは、MAツールなどの最新技術を駆使し、顧客の隠れた「意図」を明確にすることで、営業の質と効率を飛躍的に向上させます。単に製品を売り込むのではなく、顧客の「今、本当に求めている情報」を届けることで、信頼関係を構築し、ビジネスを次のステージへと進化させることができるでしょう。

インテントセールスを今すぐ実践したいなら、トライエッジが提供する「URUTEQ(ウルテク)」がおすすめです。URUTEQは、自社Webサイトに訪問した企業を特定し、どのページをどれだけ閲覧したかをリアルタイムで可視化するアカウントインテリジェンスツールです。スコアリング設定やワークフロー構築なしに、「今日、うちのサービスページを3回見た企業」をリストアップして営業アクションにつなげられます。

また、HubSpot CRMとの連携により、URUTEQ上で検知したシグナルを自動でコンタクトスコアに反映させることも可能です。「MAを持っているがシグナル検知が弱い」「展示会以外のアプローチ先を探したい」という方に特に有効です。

 

■ よくある質問

Q. インテントセールスとは何ですか?

A. 顧客が示す「購買意欲の兆候(セールスシグナル)」を検知し、関心の高まったタイミングに絞ってアプローチする営業手法です。従来のコールドコールとは異なり、Webサイト閲覧履歴・メール開封・SNS発言などのデータを根拠にするため、商談化率が高くなります。

Q. セールスシグナルとは何ですか?

A. 顧客が購買意向を持っていることを示すデジタル行動の痕跡です。自社サイトへの複数回訪問、特定サービスページの長時間閲覧、メルマガ開封、SNSでの課題言及、資料ダウンロードなどが代表的なシグナルです。これらを組み合わせることで、アプローチ優先度の高い見込み企業を特定できます。

Q. インテントセールスをHubSpotで実践するには?

A. HubSpot Marketing Hubのスコアリング機能を使い、特定ページ閲覧・メール開封・フォーム送信などの行動にスコアを付与します。一定スコアに達したコンタクトをインサイドセールスへ通知するワークフローを組むことで、関心の高まったタイミングを自動で検知・アクションにつなげられます。

Q. URUTEQとインテントセールスはどのように関係しますか?

A. URUTEQはトライエッジが提供するアカウントインテリジェンスツールで、自社Webサイトに訪問した企業を特定し、閲覧ページや滞在時間を可視化します。匿名だった企業訪問データを「名前付きの商機」に変換できるため、インテントセールスのシグナル検知を高精度で実現します。HubSpot CRMとの連携も可能です。

Q. インテントセールスを始めるにはどこから着手すればよいですか?

A. まずサイト構造の整備(どのページが何の意図で訪問されるかの設計)が前提です。次にGA・Search Consoleの設定、MAのスコアリング設定とインサイドセールスへの連携フローを整備します。トライエッジではURUTEQ導入支援と合わせてインテントセールスの仕組み設計もサポートしています。

 

 

 

株式会社トライエッジでは、ZohoやHubSpotを用いたSFA/CRM/MAの導入・運用支援を行っています。

システムの導入だけでなく、導入後の運用からお客様の成果につながるまでを支援する伴走型サポートを行っているので、ご興味のある担当者様は、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

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