HubSpotのリスト機能とは?動的リストと静的リストの使い分けの仕方

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HubSpotの機能のひとつにリスト機能があります。リスト機能を活用すると、特定の条件に沿ったコンタクトの一覧や会社の一覧を作成することができます。このリスト機能は、HubSpotを使ってマーケティングEメールを一斉送信する際の送信先としても使用する機能となるので、リスト機能の仕組みを十分理解しておく必要があります。

今回は、HubSpotのリスト機能について、基本的な内容からどういった利用方法があるのか具体的な利用シーンも含めて解説していきます。

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HubSpotのリスト機能 – 動的リストとは? –

HubSpotのリスト機能には大きく分けて[動的リスト]と[静的リスト]の2つがあります。まずはこの2つの違いについて、正確に理解しておく必要があります。

はじめに動的リストについてですが、動的リストとして作成されたリストは、常にその設定された条件に従ってリスト数が変動していくリストになります。例えば、動的リストの条件として「今日以降に作成されたコンタクト」という条件を設定したとします。今日以降という条件がついていますので、今日10件の新規コンタクトが作成された場合は、その時点では10件が条件に当てはまるリスト数となります。そして次の日に新たに5件、新規コンタクトが作成されたとすると、この5件が新たに追加され、この動的リストは15件となります。

このように、動的リストは、設定された条件に沿って常に最新の件数になるように変動していくリストとなります。常に変動する、という意味で[動的リスト]と名付けられています。

 

HubSpotのリスト機能 – 静的リストとは? –

動的リストに対して、静的リストも存在します。静的リストとは、その時点で指定した条件に当てはまるコンタクトや企業のリストを指します。静的リストを作成したあとに、その条件に当てはまるコンタクトや企業が現れても、そのコンタクトや企業がその静的リストに含まれることはありません。

静的リストを活用するシーンとしては、1回限りのキャンペーン等の送付先としてコンタクトの一覧を作る際や、その時点でのウェビナー申込者のリストなど、のちのち更新をしたくない場合のリストとして活用することができます。

動的リストを作成するか、静的リストを作成するかはリストを作成する時点で予め決めておく必要があります。

HubSpot動的リスト静的リスト01

HubSpot動的リスト静的リスト01

 

作成したリストのパフォーマンスを確認する

作成したリストは動的リスト、静的リストに関わらず、そのパフォーマンスを閲覧することができます。ここで言うパフォーマンスとは

  • リストサイズ
  • コンタクトの内訳とエンゲージメント
  • 過去30日間のそのリストのアクティビティ

を指します。

リストのパフォーマンスは[パフォーマンス]のタブより確認することができます。

HubSpot動的リスト静的リスト02

HubSpot動的リスト静的リスト02

リストサイズ – リストのパフォーマンス

リストサイズとは、リストの数のことを指します。動的リストの場合、指定した条件に沿うリスト数は日によって変わるため、そのリスト数の推移がどう変化しているのかを見ることができます。例えばマーケティングコンタクトの推移やメルマガ配信先の推移などを確認することができます。静的リストでこのリストサイズを見た場合は、基本的には一定の数値になります。

HubSpot動的リスト静的リスト03

HubSpot動的リスト静的リスト03

 

コンタクトの内訳とエンゲージメント

コンタクトの内訳とエンゲージメントでは、そのコンタクトがどのような内訳になっているかを確認することができます。具体的には[ソース][][ライフサイクルステージ]の3つの内訳をプルダウンで選択して閲覧することができます。

HubSpot動的リスト静的リスト04

HubSpot動的リスト静的リスト04

過去30日間のそのリストのアクティビティ

最後に、「過去30日間のそのリストのアクティビティ」では、このリストがどのようなアクティビティを行ったかを確認することができます。

HubSpot動的リスト静的リスト05

HubSpot動的リスト静的リスト05

 

HubSpotのリストをSalesforceと同期する

HubSpotとSalesforceを連携して利用している場合は、Salesforce側のリストとの同期をこのリスト上で行うことができます。ただし、この機能はProfessionalプランとEnterpriseプラン限定のプランとなっているので、Starterプランを利用している場合はこの機能を利用することはできません。また、事前にSalesforceとHubSpotを連携しておく必要があります。

 

HubSpotのリスト機能の作成上限数について

HubSpotのリスト機能には上限が設けられています。リスト作成数の上限は、動的リスト・静的リストで異なり、各サービスのプランによっても異なります。

HubSpot Marketing Hub

  HubSpot Marketing Hub
Starterプラン
HubSpot Marketing Hub
Professionalプラン
HubSpot Marketing Hub
Enterpriseプラン
動的リスト 25件 1,000件 1,500件
静的リスト 1,000件 1,000件 1,500件

※Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データ、コンタクトのプロパティー情報、マーケティングEメールのアクティビティーのみ。

 

HubSpot Sales Hub

  HubSpot Sales Hub
Starterプラン
HubSpot Sales Hub
Professionalプラン
HubSpot Sales Hub
Enterpriseプラン
動的リスト 25件 1,000件 1,500件
静的リスト 1,000件 1,000件 1,500件

※Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データとコンタクトのプロパティー情報のみ。

 

HubSpot Service Hub

  HubSpot Service Hub
Starterプラン
HubSpot Service Hub
Professionalプラン
HubSpot Service Hub
Enterpriseプラン
動的リスト 25件 1,000件 1,500件
静的リスト 1,000件 1,000件 1,500件

※Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データとコンタクトのプロパティー情報のみ。

 

HubSpot CMS Hub

  HubSpot Service Hub
Starterプラン
HubSpot Service Hub
Professionalプラン
HubSpot Service Hub
Enterpriseプラン
動的リスト 5件 1,000件 1,500件
静的リスト 1,000件 1,000件 1,500件

 

HubSpot Operations Hub

  HubSpot Operations Hub
Starterプラン
HubSpot Operations Hub
Professionalプラン
HubSpot Operations Hub
Enterpriseプラン
動的リスト 25件 1,100件 1,600件
静的リスト 1,000件 1,000件 1,500件

※Starterプランのリストセグメンテーションの条件はフォーム送信データ、コンタクトのプロパティー情報、マーケティングEメールのアクティビティーのみ。

 

上記が各サービス、各プランにおけるリスト上限数となります。また、ProfessionalプラントEnterpriseプランの場合は、上記の上限数にプラスして月額24,000円にて動的リスト・静的リストそれぞれ100件を追加することができます。

 

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