HubSpot 2024年4月のアップデート:ミーティングリンクの日付範囲と取引ステージの編集制限
2024年4月のHubSpotアップデートの目玉は、ミーティングリンクで10営業日や5週間など表示する日付範囲を指定できるようになった点です。受注後の取引を動かせる人を絞る取引ステージの編集制限、Enterpriseのリスト通知もあわせて解説します。2024年4月時点の情報です。
2024年4月のHubSpotアップデートで最も使い勝手が変わったのは、ミーティングリンクで表示する日付範囲を指定できるようになった点です。「今週」「次の週」に加えて「10営業日」「5週間」といった指定ができます。対象は全プランです。
もう1つ、データの品質に直接効くのが取引ステージの編集制限です。受注後の取引を特定のチームやユーザーしか動かせないようにできます。
この記事は2024年4月時点の情報です。 HubSpotは毎月機能が更新されるため、機能名・画面の位置・対象プランは現在と異なる可能性があります。設定する前に、最新の仕様をHubSpot公式のヘルプで確認してください。
ミーティングリンクの日付範囲はどこまで指定できますか?
対象:すべて
「今週」や「次の週」だけでなく、「10営業日」「5週間」といった範囲を指定できるようになりました。 Sales Hub Starter、Service Hub Starter以上ではカスタム日付範囲の指定も可能です。
設定は、ライブラリ>ミーティング日程調整>ミーティング名を一つ選択>編集>スケジュール設定>追加設定、の順です。

効くのは、商談の性質によって適切な先の見え方が違う場面です。すぐ話したい問い合わせ対応は範囲を短く、複数人の日程調整が必要な商談は範囲を広げる、といった使い分けができます。
取引ステージの編集を特定のチームに限定できますか?
対象:Sales Hub Professional以上
取引が特定のステージに進んだ後は、決められたチームまたはユーザーしかステージを動かせないように制限できます。 例えば受注になった取引を、スーパー管理者や営業チーム以外が編集できないようにすることで、金額の書き換えや誤入力を防げます。
設定は、設定>オブジェクト>取引>パイプライン>パイプラインルール>取引編集アクセス権を制御、の順です。このルールを設定できるのはスーパー管理者のみです。


売上の集計に取引データを使っている組織ほど効きます。締めた後に数字が変わらない状態を仕組みで作れるためです。
リストの通知はどのような条件で出せますか?
対象:Marketing Hub, Sales Hub, Service Hub, Operations HubのEnterprise
リストに関して受け取れる通知が3種類に整理されました。 「リストが編集または削除されたとき」「リストのサイズが大幅に変化したとき」「特定のサイズに達したとき」です。
例えばウェビナーの申込者を300人までにしたい場合、「290人に達したら通知を出す」と設定しておけば、締切の判断が遅れません。
設定は、コンタクト>リスト>リストを一件開く>設定、の順です。


リストの件数が急に増減したときは、ワークフローや取り込みの不具合であることもあります。気づく仕組みを先に作っておくのがこの機能の使い方です。
CRMに連携しているEメールの閲覧範囲は制御できますか?
対象:すべて
アクティビティータイムラインに表示されるEメールについて、誰がどこまで見られるかを権限で設定できるようになりました。
管理者やチームリーダーは「全てのEメール」、経理担当者は「自分が担当するEメール」のみ、といった出し分けができます。マーケティングEメールはこの権限の対象に含まれません。
設定は、設定>ユーザーとチーム>ユーザーを選び「権限を編集」>CRMオブジェクト>CRM Eメール、の順です。

顧客とのやり取りをCRMに集約するほど、閲覧範囲の設計が必要になります。権限とセキュリティーの基本設定はHubSpotの2段階認証もあわせてご確認ください。
この月の他のアップデートはどこで確認できますか?
ここで取り上げた4件以外の内容や、その後の仕様変更については、HubSpot公式のヘルプおよび製品アップデートのページで確認してください。
HubSpotの設定や運用設計のご支援はHubSpot導入支援とCRM導入・運用支援で行っています。CRM導入の進め方はCRM導入の流れ、CRMとSFAの役割の違いはCRMとSFAの違い、ご相談はお問い合わせよりお願いします。
FAQよくあるご質問
Q. 2024年4月のHubSpotアップデートで、特に影響が大きかったのは何ですか?
2点です。1点目はミーティングリンクの日付範囲指定で、今週や次の週だけでなく10営業日や5週間といった指定ができるようになりました。対象は全プランで、Sales Hub StarterまたはService Hub Starter以上ならカスタム日付範囲も設定できます。2点目は取引ステージの編集制限で、対象はSales Hub Professional以上です。
Q. ミーティングリンクの日付範囲はどこで設定しますか?
ライブラリ、ミーティング日程調整の順に進み、対象のミーティング名を1つ選んで編集、スケジュール設定、追加設定と進みます。対象は全プランです。10営業日や5週間といった指定ができ、Sales Hub StarterまたはService Hub Starter以上ではカスタム日付範囲も選べます。先の予定まで押さえたい商談では範囲を広げる、といった使い分けができます。
Q. 取引ステージの編集制限は何ができますか?
対象はSales Hub Professional以上で、設定できるのはスーパー管理者のみです。設定、オブジェクト、取引、パイプライン、パイプラインルール、取引編集アクセス権を制御の順に進みます。例えば取引が受注になった後は、スーパー管理者や営業チーム以外が編集できないようにでき、金額の書き換えや誤入力を防げます。
Q. リストの通知はどのような条件で出せますか?
対象はMarketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Operations HubのEnterpriseです。リストが編集または削除されたとき、リストのサイズが大幅に変化したとき、特定のサイズに達したときの3種類を設定できます。例えばウェビナーの申込枠が300人なら、290人に達したら通知を出すという設定で締切の判断ができます。設定はコンタクト、リスト、対象リストを開く、設定の順です。
Q. CRMに連携しているEメールの閲覧権限はどう設定しますか?
設定、ユーザーとチーム、対象ユーザーを選び権限を編集、CRMオブジェクト、CRM Eメールの順に進みます。対象は全プランです。管理者やチームリーダーには全てのEメールを、経理担当者には自分が担当するEメールのみを表示するといった出し分けができます。マーケティングEメールはこの権限の対象に含まれません。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/濱津 舞(AEO/CRM・MA 導入・運用)。 2024年6月28日公開/2026年8月14日更新。