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AEOツール比較:HubSpot AEO・ミエルカGEO・Otterlyの料金と選び方

AI検索で自社が引用されているかを計測するAEOツールを、2026年8月時点の公式価格で比較します。月額6,000円から始められるものと、月額5万円規模のものがあり、差は計測できるプロンプト数と改善支援の有無です。自社サイトのSearch Console実測データも交えて、選び方と契約前にやるべきことを整理します。

AEOツールの価格は、月額6,000円から5万円規模まで開きがあります。差の正体は「計測できるプロンプト数」と「改善提案まで含むか」の2点です。

単一商材を国内向けに展開している中小企業であれば、まず月額数千円のツールで足ります。 必要なプロンプト数が15〜25程度に収まるためです。

この記事では、2026年8月時点の公式価格で主要ツールを比較したうえで、自社サイトの実測データから見えた「ツールを入れる前に知っておくべきこと」を整理します。

AEOツールは何を計測しているのか

従来のSEOツールとは、見ている対象が違います。

SEOツールAEOツール
見るもの検索順位、アクセス数AIの回答に自社が出たか
単位キーワードプロンプト(質問文)
結果何位に表示されたか何回言及されたか、どのサイトが引用されたか

AEOツールは、あらかじめ登録した質問を定期的にAIへ投げ、その回答を記録します。 「中小企業向けのCRMのおすすめは?」といった質問を毎日実行し、回答に自社名が出たか、代わりにどのサイトが引用されたかを集計する、という仕組みです。

この「質問1つ」をプロンプトと呼び、料金はほぼこのプロンプト数で決まります。

AEOそのものの考え方はAEO対策とは?SEOとの違い・メリット・始め方で扱っています。

主要ツールの比較(2026年8月時点)

ツール料金プロンプト数対応AI
HubSpot AI Search Grader無料単発の診断ChatGPT・Perplexity・Gemini
HubSpot AEO月額6,000円25プロンプトChatGPT・Perplexity・Gemini
Otterly.AI Lite月額29ドル15プロンプトChatGPT・Google AI Overviews・Perplexity・Copilot
Otterly.AI Standard月額189ドル100プロンプト同上(Claude・Gemini等は追加課金)
ミエルカGEO 単一サイト月額49,800円(税抜)+初期費用プランによるChatGPT・Gemini・Google AI Overviews
ミエルカGEO シェアモニタリング月額50,000円〜(税抜・オプション)100プロンプト以上同上

出典は各社公式ページ(HubSpotOtterly.AIミエルカGEO)で、いずれも2026年8月14日時点の表示です。価格は改定されるため、契約前に各社公式でご確認ください。

このほか、Profound のように企業向けで個別見積もりとなるツールもあります。

1プロンプトあたりの単価で見る

金額だけを並べると比較しにくいので、プロンプト数で割ります。

  • HubSpot AEO:6,000円 ÷ 25 = 1プロンプトあたり約240円
  • Otterly.AI Lite:29ドル ÷ 15 = 1プロンプトあたり約2ドル
  • Otterly.AI Standard:189ドル ÷ 100 = 1プロンプトあたり約1.9ドル

プロンプト数が少ないうちは、月額の総額が小さいツールのほうが当然有利です。 100プロンプトを超えてくると単価の差が効いてきますが、そこに到達する企業は多くありません。

価格差のもう一つの理由

プロンプト数だけでは、ミエルカGEOの価格帯を説明できません。含まれている範囲が違います。

計測が中心のツール(HubSpot AEO、Otterly.AI)

  • 登録したプロンプトに対する言及の有無と頻度
  • 引用元サイトの記録
  • 競合との比較

計測に加えて改善まで踏み込むツール(ミエルカGEO)

  • 上記に加えて、AI検索経由の流入とコンバージョンの可視化
  • 自社に足りないトピックの抽出
  • 検索順位の記録とコンテンツ改善の支援

つまり**「見えるようにするだけ」か「次にやることまで出す」かの差**です。社内にコンテンツを作る体制があるなら前者で足り、何から手を付けるかの判断も外部に委ねたいなら後者が候補になります。

実測データから見えたこと

ここからは、当社サイト(triedge.co.jp)のSearch Console実測値です。2026年5月16日〜8月13日の期間で確認しました。

AI検索由来と思われるクエリは、表示数が極端に少ないのに順位が高いという傾向がはっきり出ています。

クエリの形語数表示平均順位
「〜を比較して。」のような自然文92510.4位
「〜はどれですか?」のような自然文785.9位
「aeo対策」などの通常のキーワード3117917.6位

具体例を挙げると、「hubspot aeoとミエルカgeo、パスカル、otterlyのllmo対策機能を日本の中小企業目線で比較して。」というクエリで8表示・平均3.5位、「hubspot aeoとミエルカgeo、profound、otterlyのllmo対策への投資対効果を比較して。」で5表示・平均6.2位を記録しています。

ここから言えることが2つあります。

1. 自然文クエリは、表示数順のレポートでは必ず埋もれます。 表示1〜8回では、数百件のキーワード一覧の最下部に並びます。順位が2位でも気づけません。AEOツールを入れる前に、Search Consoleで「。」や「ですか」を含むクエリを絞り込むだけでも、現状は見えます。

2. 順位が良くてもクリックは発生しません。 上記の期間、これらのクエリからのクリックはすべて0でした。AI検索はユーザーが回答を読んで完結するため、表示・クリックという従来の指標では成果が見えないということです。

測定の考え方はAEOの効果測定で詳しく扱っています。

どう選ぶか

判断の順番はこうなります。

1. まず無料で現状を確認する

HubSpotのAI Search Graderで1回分析すれば、自社がどう見えているかは分かります。ここで「まったく言及されていない」と分かった場合、必要なのはツールではなくコンテンツです。

2. プロンプト数を数える

見込み客がAIに聞きそうな質問を、実際に書き出します。商材が1つで国内向けなら、たいてい15〜25個に収まります。この数が、選ぶべきプランを決めます。

3. 改善を誰がやるかを決める

社内でコンテンツを作れるなら計測中心のツールで足ります。判断ごと任せたい場合は、支援まで含むツールかコンサルティングが選択肢になります。

逆に、避けたほうがよい入り方があります。 プロンプトを決めないまま上位プランを契約することです。AEOツールは「登録した質問」しか見ません。 質問が的外れなら、どれだけ高いプランでも出てくる数字は使えません。最初にやるのは契約ではなく、質問を書き出す作業です。

HubSpot AEO単体の詳細はHubSpot AEOツールの料金とできることにまとめています。用語が混乱しやすいAEO・GEO・LLMOの違いはAEO・GEO・LLMO・SEOの違いで整理しました。

まとめ

AEOツールの価格差は、計測できるプロンプト数と、改善提案まで含むかの2点で説明できます。中小企業が単一商材で始めるなら、月額数千円のツールから入るのが現実的です。

そして、ツールを入れる前にやるべきことがあります。Search Consoleで自然文のクエリを絞り込むことです。当社の実測では、それだけで順位2〜6位を取っているAI検索由来のクエリが見つかりました。表示数順に並べたレポートでは、これは見えません。

トライエッジではAI検索での可視化から改善までを支援しています。詳しくはAEO(AI検索最適化)支援をご覧ください。現状を確かめたい方は無料AEO診断から始められます。ご相談はお問い合わせより承ります。

FAQよくあるご質問

Q. AEOツールとは何をするツールですか?

ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewsといった生成AIの回答に、自社ブランドがどれくらい登場するかを計測するツールです。あらかじめ想定した質問(プロンプト)を定期的にAIへ投げ、その回答に自社名が出たか、どのサイトが引用されたか、競合と比べてどうかを記録します。従来のSEOツールは検索順位とアクセス数を見ますが、AEOツールは回答の中身を見ます。

Q. AEOツールの料金はどれくらいですか?

2026年8月時点の公式価格では、HubSpot AEOが月額6,000円、Otterly.AIがLiteプラン月額29ドル(15プロンプト)から、ミエルカGEOが単一サイトプラン月額49,800円(税抜・別途初期費用)です。価格差の主な要因は、計測できるプロンプト数と、計測だけで終わるか改善提案まで含むかの違いです。

Q. 無料で試せるAEOツールはありますか?

あります。HubSpotのAI Search Graderは、会社名・地域・製品・業種を入力すると、ChatGPT・Perplexity・Geminiでの自社の見え方を無料で1回分析できます。継続的な計測はできませんが、現状を把握する入口としては十分です。Otterly.AIとミエルカGEOにも無料トライアルがあります。

Q. プロンプト数はどれくらい必要ですか?

扱う商材の数と、対象とする地域・言語の数で決まります。単一の商材を国内向けに展開している中小企業であれば、15〜25プロンプトから始められます。「◯◯ おすすめ」「◯◯とは」「◯◯ 比較」のように、見込み客が実際にAIへ聞く形の質問を並べる作業になるため、最初から100を超えることはあまりありません。

Q. AEOツールを入れれば引用されるようになりますか?

なりません。ツールが行うのは計測で、引用されるかどうかを決めるのはコンテンツの中身です。計測して分かるのは「どの質問で出ていないか」と「どのサイトが代わりに引用されているか」までです。そこから記事を作る、あるいは既存記事を直すという作業が別に必要になります。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年8月14日公開。

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