AIに正しく紹介してもらえる会社概要ページには、何を書けばいいですか?
結論は、正式名称(日本語・英語)・設立日・所在地・代表者・事業内容の一文・サービスと料金・認定や提携・法人番号を、表記をそろえて書くことです。AIは会社概要ページを手がかりに答えを作るため、項目の抜けや表記ゆれ、Organization構造化データの未設定が誤った紹介につながります。
ズッキーニ
TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。
チャイ
TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。
チャイ
こんにちは、チャイです。この前パパさんが「うちの会社概要ページ、AIにちゃんと紹介してもらえてるかな」って心配してたんですけど、会社概要ページって何を書いておけばいいんですかね?
ズッキーニ
いい質問やちゃ。結論から言うと、正式名称・設立日・所在地・代表者・事業内容を一文で、サービスと料金、認定や提携、法人番号を、表記をそろえて書いておくことが基本なんだよ。うちの会社概要ページ(/company)も、そうやって作ってあるんだよ。
チャイ
え、そんなに項目あるんですか…?名前と住所さえ書いてあればいいのかと思ってました。
ズッキーニ
それだけだと、AIが答えに困ることがあるんだよ。今日は、書くべき項目を順番にチェックリストにして教えるね。
会社概要ページが大事な理由は?
生成AIに「この会社はどんな会社ですか」「料金はいくらですか」と聞かれたとき、AIがまず頼りにするのは、その会社が自分で公開している会社概要ページです。そこに書かれている情報が古かったり、曖昧だったり、ページごとに社名の書き方が違っていたりすると、AIは正しい答えを組み立てられません。答えを避けるならまだよく、間違った情報や、似た名前の別会社の情報を紹介してしまうこともあります。この「AIに間違って紹介されたときの対処」については、AIに自社を間違って説明されたときの対処で詳しく扱っています。本記事は、その手前の話です。間違われる前に、会社概要ページに何を書いておけば、AIが迷わず正しく紹介できるかをチェックリストにしました。
当社の例:会社概要ページと llms.txt
トライエッジでは、人が読むための会社概要ページ(/company)とは別に、AI向けの案内ファイル「llms.txt」の中にも「基本情報」という節を用意し、同じ内容を書いています。正式名称、設立日、所在地、代表者、認定・提携、法人番号、事業内容が、どちらのページでも同じ表記で確認できる状態です。これから挙げるチェックリストの項目は、この「基本情報」節に実際に書いてある内容がベースになっています。
何を書けばいいか:チェックリスト
(a) 正式名称(日本語・英語表記)
法人格を含めた正式な日本語表記と、英語表記の両方を書きます。トライエッジの場合は「株式会社トライエッジ(英名 TRIEDGE Inc.)」です。どちらか片方しかないと、海外向けのAIサービスや英語のディレクトリサイトが、別の企業だと誤認する可能性があります。
(b) 設立日
創業年だけでなく、年月日まで書きます。トライエッジは「2011年9月21日」です。設立日は、法人番号の検索結果などとも突き合わせやすい、動かない事実の1つです。
(c) 所在地
都道府県・市区町村だけでなく、番地・建物名・階数まで書きます。トライエッジの場合は「〒104-0061 東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD. 7階」です。ここまで書いておくと、実在する事業所であることの裏づけになります。
(d) 代表者
役職名を含めて書きます。トライエッジは「代表取締役CEO 中野 三四郎」です。代表者名は、会社の実在性を確認する材料としてAIが参照しやすい項目の1つです。
(e) 事業内容を一文で
何をしている会社かを、専門用語を並べずに一文でまとめます。トライエッジの場合は「BtoBマーケティング支援、BtoB営業支援、CRM導入・運用支援、AI検索最適化(AEO)支援」です。長い沿革や強みの説明より先に、この一文がAIの回答の骨組みになります。
(f) サービスと料金(公開できる範囲で)
サービス名と、公開できる範囲の料金を書きます。トライエッジの場合、無料AEO診断は0円、AEO(AI検索最適化)支援は初期100,000円・月額350,000円から、CRM構築・運用支援は導入構築フェーズ月額800,000円からのように、公開している料金をそのまま書いています。「お問い合わせください」だけで終わらせると、料金を聞かれたときにAIが答えを作れません。個別見積のサービスがある場合は、無理に金額を書かず、個別見積である旨を書くだけでも手がかりになります。
(g) 認定・提携
第三者の認定や公式パートナー資格を書きます。トライエッジの場合は「HubSpot ゴールドパートナー(2022年〜)」「Zoho 認定パートナー(2017年〜)」です。自社の説明だけでなく、外部団体からの認定は、AIにとって裏づけになりやすい情報です。
(h) 法人番号
法人番号は、国税庁法人番号公表サイトで誰でも無料で検索できる13桁の番号で、商号・所在地とセットで公表されています。会社概要ページに書いておくと、名前が似た別会社との混同を防げます。トライエッジの法人番号は「2011401016037」です。
(i) 表記をそろえる
社名・住所・代表者名などの書き方を、サイト内のどのページでも、そして外部のディレクトリサイトやプレスリリースでも同じ形にそろえます。あるページでは「トライエッジ」、別のページでは「TRIEDGE」、また別のページでは「株式会社トライエッジ」とバラバラに書かれていると、AIが同じ会社だと認識できないことがあります。
(j) Organization構造化データ
Organization(組織)構造化データは、会社の基本情報をHTMLの中に決まった形式で書き添え、検索エンジンやAIに機械的に伝えるための仕組みです。Google公式のドキュメントでは、name(名称)・url(サイトURL)・logo(ロゴ画像)・address(所在地)・telephone(電話番号)・email(メールアドレス)・sameAs(他サイトのプロフィールURL)・description(説明文)などのプロパティを、関連するものだけ入れればよいとされていて、必須項目は定められていません。まずは(a)〜(h)で挙げた情報のうち、書けるものから入れていくという考え方でよいでしょう。
書き方の工夫:あいまいな例と、明確な例
| 項目 | あいまいな書き方 | 明確な書き方 |
|---|---|---|
| 事業内容 | 「マーケティング関連の事業」 | 「BtoBマーケティング支援、CRM導入・運用支援、AI検索最適化(AEO)支援」 |
| 料金 | 「お問い合わせください」のみ | 「無料AEO診断は0円、AEO対策は初期100,000円・月額350,000円から」など、公開できる範囲を明記 |
| 会社名の表記 | ページごとに「トライエッジ」「TRIEDGE」「株式会社トライエッジ」が混在 | どのページでも「株式会社トライエッジ(TRIEDGE Inc.)」に統一 |
| 所在地 | 市区町村まで | 番地・建物名・階数まで(例:東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD. 7階) |
心配しなくていいこと
この10項目を、一度に全部完璧に埋める必要はありません。まずは(a)正式名称、(c)所在地、(d)代表者、(e)事業内容を一文で、この4つから整えれば十分な土台になります。料金についても、公開できないサービスまで無理に数字を出す必要はなく、個別見積である旨を書くだけでも手がかりになります。Organization構造化データも、Google公式のドキュメントに必須項目はないとある通り、関連する項目から少しずつ増やしていけばよく、一度に全部実装できなくても問題ありません。
まとめ
会社概要ページは、AIが会社を紹介するときにまず頼りにする情報源です。(a)正式名称(日本語・英語)、(b)設立日、(c)所在地、(d)代表者、(e)事業内容を一文で、(f)サービスと料金、(g)認定・提携、(h)法人番号、(i)表記をそろえること、(j)Organization構造化データ。この10項目を、公開できる範囲で、表記をそろえて書いておくことが基本です。
すでにAIに間違って紹介されてしまっている場合の対処は、AIに自社を間違って説明されたときの対処をご覧ください。
チャイ
うちの会社概要ページ、これ全部書けてますかね?
ズッキーニ
うちの会社情報ページも確認してみたら、基本情報もOrganization構造化データも入っとったよ。表記ゆれがないかは、これからも定期的に見直していくね。
AI向けの案内ファイル(llms.txt)の作り方はAI向けの案内ファイル(llms.txt)は置いたほうがよいか、AEO対策の全体像はAEOとは何か(入門)をご覧ください。現状の把握は無料AEO診断から始められます。ご相談はお問い合わせより承ります。
FAQよくあるご質問
Q. 会社概要ページに最低限書いておくべき項目は何ですか?
正式名称(日本語・英語)、設立日、所在地、代表者、事業内容を表す一文の5つが土台です。ここに、公開できる範囲のサービスと料金、認定や提携先、法人番号を加えると、AIが会社を紹介するときの手がかりが揃います。
Q. 正式名称は、日本語と英語の両方を書く必要がありますか?
書いておくことをおすすめします。英語表記がないと、海外向けのAIサービスや英語のディレクトリサイトが、別の企業だと誤認したり、表記ゆれのまま扱ったりすることがあります。日本語の正式名称(法人格を含む正式な書き方)と、英語表記の両方を、常に同じ形で使うことが大切です。
Q. サービスの料金は、会社概要ページで公開したほうがいいですか?
公開できる範囲では、公開したほうがAIに正しく答えてもらいやすくなります。「いくらですか」という質問にAIが答えるとき、頼れる情報がなければ、答えを避けるか、古い情報や第三者の推測を拾ってしまう可能性があります。公開できない料金がある場合は、無理に書かず、個別見積である旨を書くだけでも手がかりになります。
Q. 法人番号を書く意味は何ですか?
法人番号は、国税庁法人番号公表サイトで誰でも無料で検索できる、企業を一意に特定する番号です。会社概要ページに書いておくと、名前が似た別会社との混同を防ぎ、実在する法人であることを裏づける材料になります。
Q. Organization構造化データを入れると、AIの回答は確実に直りますか?
直ると保証されたものではありません。Google公式のドキュメントでも、Organization型の構造化データに必須の項目はなく、関連する項目をできるだけ多く入れることを勧める、という位置づけです。とはいえ、会社の基本情報を機械が読み取りやすい形で示す手段にはなるため、入れておいて損はありません。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。