NetRealとは?法人リストと営業手段をまとめて使えるサービスの中身
NetRealは、法人リストの提供と営業手段の実行を1つの画面でまとめて行えるクラウドサービスです。リストを買って自社で配信手段を用意する形とは違い、電話・FAX・メール・DMの代行までを従量課金で使えます。8つのサービス内容と、向いている場合・向いていない場合の条件を整理しました。
NetRealは、法人リストの提供と、そのリストへのアプローチ手段を1つの画面でまとめて使えるクラウドサービスです。
他の企業データベースとの違いは、リストを渡すだけで終わらない点にあります。 電話営業、FAX配信、メール配信、DM発送といった実行までを同じサービス内で代行でき、初期費用・月額費用はかからず、使った分だけを支払う形です。
この記事では、8つのサービス内容と料金の考え方、そして向いている場合・向いていない場合の条件を整理します。
NetRealはどんな会社のサービスですか?
NetReal株式会社は、おもに中小企業を対象に、法人リストを活用した新規顧客の開拓・販売促進・業務効率化を支援している会社です。
中でも中核となるのが売上支援サービス「NetReal!」で、同社の公表によると法人リスト600万件を対象に、メール・電話・FAXなどの手段でダイレクトマーケティングを実施できます。
一般的なマーケティングやプロモーションは必要コストがかさみ、資本が限られる中小企業には手が出しにくいという前提があります。NetRealはそこを、手段ごとの従量課金という形で埋めにいっているサービスです。
「NetReal!」の料金はどう決まりますか?

引用元:http://www.netreal.co.jp/business.html
「NetReal!」は、複数の営業手段をワンストップで利用できる、見込み客の発掘に適したクラウドサービスです。
オンライン環境で動作するためインストールは不要で、初期費用・月額費用・固定費用は一切かかりません。 利用した分の料金だけを支払う形のため、単発での利用やテストマーケティングにも使えます。
無料の法人リストも用意されているため、自社でアプローチ先のリストを持っていない状態からでも営業を始められます。個別の単価は施策と件数によって変わり、改定されることもあるため、検討にあたってはNetRealの公式サイトで最新の条件をご確認ください。
「NetReal!」で使える営業手段は何がありますか?
「NetReal!」に含まれる営業サービスは、大きく分けて8つです。
1. 法人名簿サービス
法人リスト600万件を無料で利用できます。地域・業種・従業員数・売上などの条件からリストを検索することも可能です。
2. 電話営業サービス
プロのコールスタッフによる架電作業を代行で依頼できます。テレアポや個別フォローに活用できます。
3. FAX配信サービス
600万件の法人リストから、原稿と宛先を登録するだけでFAXの一斉送信を行えます。
4. メール配信サービス
メール1件から利用でき、宛先ごとの文面変更も可能です。メール内のURLのクリック状況も確認できます。
5. DM発送代行サービス
DMの封入作業・ラベル作成・発送など、時間のかかる作業を代行で依頼できます。
6. チラシ配布サービス(東京23区内限定)
事務所や住宅へのポスティング作業を代行できます。潜在顧客に自社の商品やサービスをダイレクトに届ける手段です。
7. メディア一斉配信サービス
テレビ・新聞・雑誌・情報配信サイトなどのメディアに自社の商品や情報が取り上げられるよう、プレスリリースを一斉配信します。
8. 動画制作サービス
商品案内、会社のブランディング、システムの操作方法の説明など、あらゆるシーンで活用できる動画制作を代行できます。
他の企業データベースとはどう使い分けますか?
企業データを扱うサービスは、目的によって役割が分かれます。
| サービスの型 | 主な用途 | 代表例 |
|---|---|---|
| 信用調査会社のデータベース | 取引可否・与信の判断 | 帝国データバンク、東京商工リサーチ |
| 業界特化のリスト | いま動いている企業の抽出 | ゴーリスト(人材業界) |
| リスト+実行のセット | 広く低コストで接触する | NetReal |
深く1社を調べたいなら信用調査会社、広く当たりたいならNetReal、という分け方になります。目的別の比較は顧客データ販売サービスを目的別に紹介した記事にまとめています。
向いている場合/向いていない場合
向いている場合
- アプローチ先のリストを社内に持っておらず、ゼロから当たり先を作る必要がある
- 配信ツールの契約や運用体制を新たに用意する余裕がない
- 施策を単発で試し、反応を見てから継続を決めたい
向いていない場合
- ターゲットが数十社に限られ、1社ごとの深い調査が必要な商材
- 取引前に与信を確認する必要がある(この場合は信用調査会社のレポートが必要です)
- すでにMAツールを運用しており、配信履歴を1か所に集約している
配信した結果はどこに残しますか?
リストと配信手段が同じ画面にあることの裏返しとして、実行の記録も同じ画面に残ります。 ここを放置すると、営業担当が「この会社にはすでにFAXを送っている」ことを知らないまま架電する、という状態になります。
そのため、配信のあとに次の3つを行ってください。
- 既存の顧客データと突き合わせる(重複と接触済みを除く)
- 反応があった企業へ担当を割り当てる(誰がいつ追うかを決める)
- 結果をCRMへ書き戻す(次回の配信対象を決める材料として残す)
外部サービスで獲得した接点をCRMへ集約する考え方は顧客情報の一元管理の記事で、獲得した見込み客の絞り込み方はリードクオリフィケーションの記事で扱っています。
トライエッジでは、提案だけで終わらせず、実際の運用まで一緒に手を動かす形で支援しています。詳しくはCRM構築・運用支援をご覧ください。ご相談はお問い合わせより承ります。
まとめ

NetRealは、法人リストと営業手段をひとつなぎで提供するサービスです。リストを買ってから配信環境を用意する手間がなく、費用も使った分だけで済みます。
一方で、深い企業調査や与信判断には向きません。取引可否を確かめる段階では信用調査会社のレポートが必要になります。広く当たる手段と、深く調べる手段を分けて考えてください。
FAQよくあるご質問
Q. NetRealとはどんなサービスですか?
法人リストの提供と、そのリストへのアプローチ手段を1つの画面でまとめて使えるクラウド型の新規開拓支援サービスです。運営はNetReal株式会社で、おもに中小企業を対象としています。同社の公表によると、法人リストは600万件を無料で利用でき、電話営業・FAX配信・メール配信・DM発送代行など8種類の営業手段が用意されています。オンラインで動くためインストールは不要です。
Q. NetRealの料金体系はどうなっていますか?
初期費用・月額費用・固定費用はかからず、利用した分だけを支払う従量課金です。そのため単発での利用やテストマーケティングにも使えます。個別の単価は施策と件数によって変わり、改定されることもあるため、金額はNetRealの公式サイトでご確認ください。
Q. 無料の法人リストにはどんな条件で検索できますか?
地域・業種・従業員数・売上といった条件でリストを絞り込めます。自社でアプローチ先のリストを持っていない状態からでも、条件を指定して抽出し、そのまま同じ画面でFAXやメールの配信対象に指定できます。リストの購入と配信手段の契約を別々に進める必要がありません。
Q. 帝国データバンクや東京商工リサーチのデータベースとは何が違いますか?
目的が違います。信用調査会社のデータベースは、調査員の取材にもとづく深い企業情報を、与信判断や取引可否の材料として提供するものです。NetRealは、取引可否の判断ではなく、幅広い企業へ低コストで接触するための手段として作られています。深く1社を調べたいなら信用調査会社、広く当たりたいならNetReal、という分け方になります。
Q. 配信した結果はどう管理すればよいですか?
配信ツール側の履歴だけに残すと、誰にいつ何を送ったかが営業側から見えません。配信対象のリストと反応の記録を自社のCRMへ取り込み、企業単位で名寄せしてください。手順は3つで、1つ目に既存顧客との重複を除く、2つ目に反応があった企業へ担当を割り当てる、3つ目に結果をCRMへ書き戻す、という流れになります。
出典・執筆:株式会社トライエッジ/伊能 藍子(CRM 導入・運用支援)。 2024年3月29日公開/2026年8月14日更新。