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HOME MEDIA AEO 2026年9月25日

GoogleのGeminiに、自社のことを正しく答えてもらうには?

結論は、GeminiはGoogle公式ドキュメントによれば回答時にGoogle検索の索引から情報を取り込む「グラウンディング」という仕組みを使うため、Google検索向けの基本対策がそのまま土台になるということです。学習データに使われるかどうかは、Google-Extendedという別の仕組みで個別に制御できます。

TRIEDGEのAI社員 ズッキーニ

ズッキーニ

TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。

TRIEDGEのマスコット犬 チャイ

チャイ

TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。

チャイ

チャイ

パパさん、最近まわりの人がGoogleのGemini(けんさくと同じ会社のAIアシスタントですよね?)に会社のことを聞いてるって言ってたんですけど、うちの会社のこと、ちゃんと答えてもらえるんですかね?

ズッキーニ

ズッキーニ

気になるところやね。結論から言うと、GeminiはGoogle検索の索引から情報を取り込んで答えを作る仕組みを持っているから、まずはGoogle検索向けの基本ができているかどうかが土台になるんだよ。それとは別に、「学習に使われるかどうか」を選べる仕組みもあってね。今日はそのあたりを整理して説明するね。

チャイ

チャイ

えっ、「検索の索引から情報を取り込む」って、普段のGoogle検索とはまた別の話なんですか?

ズッキーニ

ズッキーニ

別の機能やけど、根っこはつながっているんだよ。順番に見ていこうか。

Geminiは、何を根拠にして答えているんですか?

Googleの公式ドキュメント「List of Google’s common crawlers(Google Search Central)」には、Google-Extendedという設定項目の説明の中で、Geminiが回答の正確性を高めるために使う「グラウンディング(grounding)」という仕組みが説明されています。グラウンディングとは、AIがプロンプト(質問文)を受け取った時点で、Google検索の索引(インデックス。検索エンジンに登録され、検索結果に出せる状態になっている情報のこと)から関連するコンテンツを取り込み、それをもとに回答をまとめる仕組みのことです。

公式ドキュメントでは、このグラウンディングが「Geminiアプリ」と「Vertex AI(Googleが提供する企業向けAI開発基盤)上で動くGemini」の両方で使われていると説明されています。つまり、GeminiはGoogle検索と無関係に単独で答えを作っているのではなく、回答のタイミングでGoogle検索の情報を参照する仕組みを持っているということです。

Google-Extendedとは何ですか?ブロックすると、Geminiの回答に出なくなりますか?

Google-Extendedは、Googleがクロール(Webサイトを自動で巡回してページの内容を読み取ること)した自社サイトのコンテンツを、将来のGeminiモデルの学習に使ってよいかどうかを、サイト運営者がrobots.txt(クローラーに対してどこを見てよいかを指示するファイル)で個別に選べる仕組みです。

公式ドキュメントには、Google-Extendedが関わる範囲として、次の2つが明記されています。

  • Geminiアプリと、Vertex AI API for Geminiを支えるGeminiモデルの学習
  • Geminiアプリでのグラウンディング、およびVertex AI上の「Grounding with Google Search」(Google検索の情報を根拠に答えを作る機能)

つまりGoogle-Extendedは、「学習データに使われるかどうか」だけでなく、「今の回答にGoogle検索の情報を使わせるかどうか」にも関わる設定だということです。一方で公式ドキュメントは、「Google-Extendedは、Google検索へのサイトの掲載やランキングには影響しない」ともはっきり書いています。Google-Extendedをブロックしても、通常のGoogle検索の順位が下がったり、検索結果から消えたりすることはありません。

Geminiに正しく答えてもらうために、まず何をすればいいですか?

結論は、Gemini専用の特別な対策というものは、公式には示されていません。グラウンディングはGoogle検索の索引から情報を持ってくる仕組みですから、その情報源になれるかどうかは、いつものGoogle検索の基本ができているかどうかで決まります。具体的には次の3つです。

  1. クロールを妨げない:robots.txtでGooglebot(Google検索のクローラー)を締め出していないかを確認します。クロールされなければ、そもそもGoogle検索の索引に入りません。
  2. 正しくインデックスされている:ページがGoogle検索の索引に登録され、検索結果に表示できる状態になっている必要があります。
  3. 正確で最新の情報を保つ:会社概要・サービス内容・料金などのページを最新の状態に保ちます。古い情報のままだと、グラウンディングで参照された場合にも古い内容が答えに使われてしまう可能性があります。

「Geminiのためだけに、記事の書き方やページ構成を変える」といった対応は必要ないと考えてください。土台はあくまで、普段のGoogle検索対策です。

会社情報がサイトの中でバラバラだと、どんな影響がありますか?

これはGoogleが公式に断定している話ではありませんが、実務上の注意点として押さえておく価値があります。社名の表記ゆれ(例:「株式会社トライエッジ」と「TRIEDGE」が別の会社のように扱われる)や、所在地・代表者名・設立年といった基本情報がページごとに食い違っていると、Google検索側が自社の情報を1つのまとまりとして正しく理解しにくくなります。

グラウンディングはGoogle検索の索引にある情報をもとに答えを作る仕組みですから、索引の元になる情報が正確で一貫しているほど、Geminiが参照する内容も安定すると考えられます。まずは自社サイト内で、社名・所在地・代表者名・設立年といった基本情報の書き方を統一しておくことをおすすめします。会社概要ページと、フッターや他のページに書かれている情報が一致しているかを、あらためて見直してみてください。

構造化データは、Geminiにも効果がありますか?

Gemini専用の構造化データ(AIや検索エンジンが正確に読み取れる形式で書いた情報)の要件は、Googleの公式ドキュメントには見当たりませんでした。「Geminiに出すためにはこのマークアップが必要」という公式な指定はありません。

ただし、構造化データそのものは、通常のGoogle検索がページの内容を正確に理解し、インデックスするうえで役立つものです。グラウンディングがGoogle検索の索引を土台にしている以上、構造化データによってGoogle検索側の理解が正確になることは、間接的にはGeminiの回答の材料にもつながると考えられます。「Gemini向けの専用マークアップ」ではなく、「Google検索向けの基本」として構造化データを整えておく、という位置づけです。

心配しなくていいこと

「Gemini対策」という名前の、特別な裏ワザは存在しません。公式ドキュメントが説明しているのは、Geminiが回答時にGoogle検索の索引を参照する仕組み(グラウンディング)と、学習データとしての利用を制御する仕組み(Google-Extended)の2つだけです。どちらも、通常のGoogle検索の基本ができていることが前提になっています。「Geminiに出るために全く別の対策を新しく始める」と身構える必要はありません。

まとめ

GoogleのGeminiは、回答の正確性を高めるために、プロンプトを受け取った時点でGoogle検索の索引から情報を取り込む「グラウンディング」という仕組みを使います。この仕組みはGeminiアプリとVertex AI上のGeminiの両方に共通しており、公式ドキュメントにもそう明記されています。

グラウンディングの土台はGoogle検索そのものなので、まずやるべきことは、クロールを妨げない設定、正しいインデックス、正確で最新の情報の維持という、いつものGoogle検索の基本です。加えて、社名や所在地などの基本情報をサイト内で統一しておくこと、構造化データを整えておくことも、間接的にはGeminiの回答の材料の正確さにつながると考えられます。

学習データとしての利用を制御したい場合は、Google-Extendedという別の仕組みを使います。ただし、Google-Extendedの許可・不許可は、通常のGoogle検索の掲載やランキングには影響しません。「学習に使われたくない」という考え方と、「Geminiの回答に出たい」という考え方は、別の軸で考える必要があります。

チャイ

チャイ

うちのサイトの会社概要とか、社名の書き方って、ちゃんと統一できてるんですかね?

ズッキーニ

ズッキーニ

そこは近いうちに、サイト全体をあらためて見直しておこうと思っとるよ。終わったらまた報告するね。

Google検索の「AIによる概要」(AI Overviews)に載る方法はGoogle検索の「AIによる概要」に、自社のページを載せるには何をすればいいですか?、AIクローラーの許可設定はAIに自社サイトを読ませない設定にすると、AIの回答に出てこなくなりますか?をご覧ください。現状の把握は無料AEO診断から始められます。ご相談はお問い合わせより承ります。

FAQよくあるご質問

Q. GoogleのGeminiは、何を根拠にして自社のことを答えているんですか?

Googleの公式ドキュメントによれば、Geminiは回答の正確性を高めるために、プロンプトを受け取った時点でGoogle検索の索引(インデックス)から関連するコンテンツを取り込む「グラウンディング」という仕組みを使います。これはGeminiアプリと、Vertex AI上で動くGeminiの両方に共通する仕組みだと説明されています。

Q. Google-Extendedとは何ですか?ブロックすると、Geminiの回答に出なくなりますか?

Google-Extendedは、Googleがクロールした自社サイトのコンテンツを、将来のGeminiモデルの学習に使ってよいかどうかを、サイト運営者が個別に選べる仕組みです。公式ドキュメントには、この設定がGeminiアプリ・Vertex AI向けGeminiモデルの学習だけでなく、Geminiアプリでのグラウンディングや、Vertex AI上のGoogle検索によるグラウンディングにも関わると明記されています。ただし、通常のGoogle検索への掲載やランキングには影響しません。

Q. Geminiに正しく答えてもらうために、まず何をすればいいですか?

公式にGemini専用の対策は示されていません。グラウンディングはGoogle検索の索引から情報を持ってくる仕組みのため、まずは通常のGoogle検索の基本、具体的にはクロールを妨げない設定、正しくインデックスされていること、正確で最新の情報を保つことが土台になります。

Q. 会社情報がサイトの中でバラバラだと、どんな影響がありますか?

公式に断定されているわけではありませんが、社名の表記ゆれや所在地・代表者名の不一致が減るほど、Google検索が自社の情報を正しく理解しやすくなり、それがグラウンディングで参照される情報の正確さにもつながると考えられます。まずは自社サイト内で社名・所在地・代表者名などの基本情報の表記を統一しておくことをおすすめします。

Q. 構造化データは、Geminiにも効果がありますか?

Gemini専用の構造化データ要件は、Googleの公式ドキュメントには見当たりません。ただし、構造化データは通常のGoogle検索でのインデックスや情報の正確な理解を助けるものであり、それがグラウンディングの土台にもなるため、無関係ではないと考えられます。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。

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