Google検索の上に出る「AIによる概要」に、自社のページを載せるには何をすればいいですか?
結論は、特別な対策は不要です。GoogleはAI Overviews向けの追加マークアップや専用ファイルを求めておらず、SEOの基本を守り、ページがインデックスされスニペット表示の対象になっていれば候補に入ります。Search ConsoleでAI Overviews経由だけを分けて見ることはできません。
ズッキーニ
TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。
チャイ
TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。
チャイ
パパさん、GoogleでAI Overviews(けんさく結果の一番上に、AIがまとめた答えが出てくるあれですよね)に、うちのサイトを出したいって言ってたんですけど、何か特別なことをしないといけないんですかね?
ズッキーニ
それがね、結論から言うと特別な対策は要らんちゃ。Googleの公式ドキュメントにも、AI Overviewsに出るための追加の要件はないし、新しいファイルや専用のマークアップも不要と、はっきり書いてあるんよ。
チャイ
えっ、何もしなくていいってことですか? じゃあ何もしなくても出るんですか?
ズッキーニ
そこは違うがいね。「特別な裏ワザはない」だけで、「何もしなくていい」わけやないんよ。普段のSEOの基本ができているかどうかで決まるちゃ。今日は、Googleの公式ドキュメントに沿って、何をすればいいか順番に説明するね。
GoogleのAI Overviewsとは何ですか?
AI Overviews(AIによる概要)は、Google検索の結果画面の上部に、AIが複数のページの情報をまとめて表示する機能です。ユーザーが検索すると、リンクの一覧が並ぶ前に、質問に対する要約とその根拠になったページへのリンクが表示されます。
出すために、専用のマークアップや特別な対策は必要ですか?
必要ありません。Googleの公式ドキュメント「AI features and your website」には、AI OverviewsやAIモードに出るための追加要件はなく、新しい機械可読ファイルやAI向けのテキストファイル、専用の構造化データ(AIが正確に読み取れる形式で書いた情報)も要らないと、はっきり書かれています。「AI Overviews専用の対策」というものは、公式には存在しません。
では、何をすればいいですか?
答えは「普段のSEOの基本」です。公式ドキュメントは、クロール(検索エンジンのプログラムがサイトを巡回すること)を妨げない設定、質の高いコンテンツ、良いページ体験、正確な構造化データ、わかりやすい内部リンクといった、これまでのSEO対策がそのままAI Overviewsにも効くと説明しています。Google向けとAI Overviews向けで、別々の対策を用意する必要はありません。
AI Overviewsに出るための最低条件はありますか?
あります。公式ドキュメントは「AI OverviewsまたはAIモードで補足リンクとして表示されるには、ページがインデックスされていて、かつ検索結果でスニペット(説明文つきの表示)を出せる状態になっている必要がある」と説明しています。裏を返すと、インデックスされていないページや、スニペット表示を許可していないページは、そもそも候補にすら入りません。まずは自社サイトが正しくインデックスされているかどうかの確認が、いちばんの土台になります。
nosnippetなどのプレビュー制御タグは、AI Overviewsにも効きますか?
効きます。検索結果での表示内容を制限するnosnippet・max-snippet・data-nosnippet(ページの一部分だけをAIやスニペットに使わせないためのタグ)は、AI Overviewsにもそのまま適用されると公式ドキュメントに書かれています。逆に言えば、AIに使ってほしくない情報がページ内にある場合は、これらのタグで個別に制御できるということです。
Search Consoleで、AI Overviews経由のアクセスだけを確認できますか?
これは公式ドキュメントで明確に触れられている、少し意外なポイントです。AI OverviewsなどのAI機能に出たサイトは、Search Consoleの「パフォーマンス」レポートの中の、通常の検索トラフィック(Web)にまとめて含まれるとされています。AI Overviews経由だけを取り出して見るための、専用の区分は用意されていません。
当社(TRIEDGE)自身のサイトでも同じ状況です。Search Consoleの検索アピアランスには、AI Overviews経由の流入だけを分けて見る区分が存在しないため、当社サイトでもAI Overviews経由のアクセスだけを切り出して数値化することはできていません。この点は、運用上の注意として押さえておく必要があります。
Google-Extendedをrobots.txtでブロックすると、AI Overviewsに出なくなりますか?
なりません。Google-Extended(GoogleがAIモデルの学習用にサイトのコンテンツを使うかどうかを、サイト運営者が個別に選べる仕組み)は、Gemini(Googleの生成AI)の学習データとして使うかどうかを制御するためのものです。公式ドキュメントには「Google-Extendedは、Google検索へのサイトの掲載やランキングには影響しない」と明記されています。
つまりGoogle-Extendedは、AI Overviewsの元になっているGoogle検索のクロール・インデックスとは別の仕組みです。AI Overviewsに出したい場合は、通常のGoogleクローラー(Googlebot)のクロールを妨げないことが前提で、Google-Extendedの許可・不許可とは切り離して考えます。
心配しなくていいこと
「AI Overviews対策」という名前の、特別な裏ワザは存在しません。GoogleのAI Overviewsは、これまでのGoogle検索の仕組みの延長線上にあり、良質なコンテンツを作り、クロールを妨げず、インデックスとスニペット表示を正しく許可しておくという基本の積み重ねで、候補に入るかどうかが決まります。「AI Overviews専用にページを作り直す」「専用のファイルを設置する」といった対応は必要ないと考えてください。
まとめ
GoogleのAI Overviewsに出るために、特別な対策や専用のマークアップは要りません。必要なのは、クロールを妨げない設定、質の高いコンテンツ、正確な構造化データ、そしてページがインデックスされスニペット表示の対象になっていることです。nosnippetなどのプレビュー制御タグはAI Overviewsにも効き、Google-Extendedの許可・不許可は掲載に影響しません。一方でSearch Consoleでは、AI Overviews経由のアクセスだけを分けて確認できない点は、運用上の注意として覚えておいてください。
チャイ
じゃあ結局、うちのサイトはもう普段のSEOをちゃんとやってれば、AI Overviewsに出るのを待つだけってことですかね?
ズッキーニ
そういうことになるちゃ。ただ「出ているかどうか」をSearch Consoleだけで正確に確認できんのが、ちょっと悩ましいところやね。インデックスとスニペットの状態だけは、定期的にチェックしていこうと思っとるよ。
AEO対策の全体像はAEOとは何か(入門)、Microsoft Copilot向けの対策はCopilotに自社のことを答えてもらうには、Bingで何をすればいいですか?、AIクローラーの許可設定はAIに自社サイトを読ませない設定にすると、AIの回答に出てこなくなりますか?をご覧ください。現状の把握は無料AEO診断から始められます。ご相談はお問い合わせより承ります。
FAQよくあるご質問
Q. GoogleのAI Overviewsに出すために、専用のマークアップや特別な対策は必要ですか?
いいえ、必要ありません。Google Search Central(Google検索の公式ドキュメント)は、AI OverviewsやAIモードに出るための追加要件はなく、新しい機械可読ファイルやAI向けのテキストファイル、専用の構造化データも不要だと明記しています。
Q. では、何をすればAI Overviewsに出やすくなりますか?
通常のSEOの基本です。クロールを妨げない設定、質の高いコンテンツ、良いページ体験、正確な構造化データ、わかりやすい内部リンクといった、これまでのSEO対策がそのままAI Overviewsにも効くと説明されています。
Q. AI Overviewsに出るための最低条件はありますか?
あります。ページがインデックス(検索エンジンに情報が登録され、検索結果に出せる状態のこと)されていて、かつ通常の検索結果でスニペット(説明文つきの表示)を出せる状態になっている必要があります。インデックスされていない、またはスニペット表示を許可していないページは、そもそも候補に入りません。
Q. nosnippetなどのプレビュー制御タグは、AI Overviewsにも効きますか?
効きます。nosnippet・max-snippet・data-nosnippetといった、検索結果での表示内容を制限するタグは、AI Overviewsにもそのまま適用されると公式ドキュメントに書かれています。AIに使われたくない情報がある場合は、これらのタグで制御します。
Q. Search Consoleで、AI Overviews経由のアクセスだけを確認できますか?
公式には、AI OverviewsなどのAI機能に出たサイトも、Search Consoleのパフォーマンスレポート内の通常の検索トラフィック(Web)に含まれる、とされています。AI Overviews経由だけを分けて見るための区分は用意されていません。当社サイトでも同じ理由で、AI Overviews経由の流入だけを切り出すことはできていません。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。