社員数の少ない会社でも、AEO対策はやったほうがいいですか?
社員数が少ないBtoB企業でも、AEO対策はやったほうがいいのかを考えます。まずrobots.txtの確認、会社情報ページの整備、FAQページ作成、Bing Webmaster Toolsへの登録、構造化データの基本など、無料でできることから始め、手が回らなくなったら外部に頼むという順番の考え方を整理しました。
ズッキーニ
TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。
チャイ
TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。
チャイ
こんにちは、チャイです。この前パパさんが知り合いの社長さんに「うちは社員が5人しかいないんだけど、AEO対策なんてやる余裕あるのかな」って相談されてたんですけど、そういう小さい会社でも、AEOってやったほうがいいんですかね?
ズッキーニ
うん、それはよう聞かれる質問やちゃ。結論から言うと、社員数が少なくてもやったほうがいいよ。ただし、いきなり全部を外部に頼む必要はなくて、無料でできることがけっこうあるんだよ。今日は、自分たちだけで無料でできることと、外部に頼んだほうがいい線引きを、順番に整理するね。
チャイ
それは助かります。専門の担当者がいない会社でもできることなんですね?
ズッキーニ
そうだよ。専門用語もできるだけかみくだいて説明するから、順番に見ていこうね。
社員数の少ない会社でも、AEO対策はやったほうがいいですか?
やったほうがいいです。AEO(Answer Engine Optimization/AI検索最適化)とは、ChatGPTやPerplexity、Google検索の「AIによる概要」、Microsoft Copilotといった「答えを返すAI」に、自社の情報を正しく引用してもらうための対策のことです。会社の規模とは関係なく、AIが自社サイトを正しく読める状態になっているかどうかが問われます。
大事なのは、「AEO対策=外部に依頼する高額な施策」ではないという点です。この記事で紹介する5つのことは、どれも無料で、社内の担当者だけでも着手できます。まずはここから始めて、手が回らなくなったところで外部に相談する、という順番で考えてください。
まず無料でできることは、具体的に何ですか?
次の5つです。
- robots.txtで、AIのクローラー(自動巡回プログラム)をうっかりブロックしていないか確認する
- 会社が何をしている会社かが明確にわかる、会社情報ページを整える
- よくある質問に、はっきり答えるFAQページを作る
- Bing Webmaster Toolsに登録する
- 構造化データ(JSON-LD)の基本を入れる
ここから、1つずつ見ていきます。
robots.txtは、何を確認すればいいですか?
まず、AIの検索・回答用クローラー(いま誰かがAIに質問したとき、その場で答えを作るためにページを見に来るプログラム)を、robots.txtで誤ってブロックしていないかを確認してください。ここがブロックされていると、そもそもAIの回答に引用される候補にすら入れません。
具体的にどのクローラーが学習用で、どれが検索・回答用なのか、名前ごとの見分け方はAIに自社サイトを読ませない設定にすると、AIの回答に出てこなくなりますか?にまとめてあります。まずはここを確認し、Allow(許可)になっているかをチェックするところから始めてください。robots.txtは、サイトのファイルを1行書き換えるだけなので、費用はかかりません。
会社情報ページには、何を書けばいいですか?
「どこの誰が、何をしている会社なのか」が、迷わず伝わるように書いてください。会社名・所在地・代表者名・事業内容・連絡先といった基本情報に加え、どんなサービスを、どんな相手に提供しているのかを、専門用語を避けて具体的に書くことがポイントです。AIは、あいまいな説明よりも、はっきり書かれた情報を引用しやすい傾向があります。
余裕があれば、この会社情報ページに「Organization」という種類の構造化データ(JSON-LD形式。人間向けの文章とは別に、AIや検索エンジンが機械的に読み取れる形で情報を書いておく仕組みです)を追加すると、会社名・URL・住所・連絡先といった基本情報を、より確実に伝えられます。Googleの公式ドキュメントでも、必須の項目は決まっておらず、自社に当てはまる情報だけを追加すればよいと案内されています。構造化データの書き方は、後ほど改めて説明します。
FAQページはどう作ればいいですか?
お客様が実際に聞きそうな質問(費用、他社との違い、始め方など)に、遠回しにせずはっきり答える形で作ってください。ここで1つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。
Googleは、検索結果にQ&Aをそのまま表示する「FAQのリッチリザルト」という機能を、2026年5月7日以降、一部の公的機関・医療機関のサイトなどを除いて表示しないようにしました。つまり、FAQPageという種類の構造化データ(JSON-LD)を書いても、Google検索の見た目が変わることは基本的にありません。
ただし、FAQページ自体が無駄になったわけではありません。ChatGPTやPerplexityといったAIは、Googleのリッチリザルトの表示とは関係なく、ページの本文そのものを読みに来ます。むしろ大事なのは、構造化データを書くことよりも、質問と回答が誰にでもわかる文章で、はっきり書かれていることです。まずは本文をわかりやすく整えることを優先してください。
Bing Webmaster Toolsは、何のために登録するんですか?
Bing Webmaster Toolsは、Bing向けの無料の管理ツールです。マイクロソフトのAIアシスタントCopilotは、Webの情報を探すときにBingの検索の仕組みを使うため、Bing側にサイトが登録されていないと、Copilotに引用される候補にも入りにくくなります。すでにGoogle Search Console(こちらも無料です)に登録済みであれば、インポート機能を使って数分で登録できます。
登録の具体的な手順と、Copilot対策として他に何をすればいいかは、Copilotに自社のことを答えてもらうには、Bingで何をすればいいですか?で詳しく解説しています。あわせて確認してみてください。
構造化データって、何から手をつければいいですか?
まずは、会社そのものを表す「Organization」という種類の構造化データから始めるのがおすすめです。会社名・URL・ロゴ・住所・連絡先といった基本情報を、JSON-LD形式で会社情報ページに追加します。全部の項目を埋める必要はなく、自社に当てはまる情報だけで構いません。
書いたあとは、Googleが無料で提供している「リッチリザルトテスト」というツールで、記述に誤りがないかを確認できます。構造化データは、書けば必ず何かが表示される魔法の呪文ではなく、あくまで「AIや検索エンジンに、情報を正確に伝えるための下ごしらえ」だと考えてください。
どこからは、自社だけでやるのが厳しくなりますか?
次のようなタイミングが目安です。
- 担当者の手が回らず、更新が止まってしまっている
- ChatGPT・Perplexity・Google・Copilotそれぞれで、自社がどれくらい引用されているかを、継続的に測定・報告したい
- 対象のページ数や記事数が多く、1つずつ手作業で直すには限界がある
こうなったら、外部に相談するタイミングです。トライエッジでは、まず無料のAEO診断で現状を確認したうえで、初期100,000円のSTEP0(診断・測定基盤の構築。Bing Webmaster Toolsの登録やGA4の設定などをまとめて行います)や、月額350,000円のAEO支援(構造化データの設計・FAQ原稿・既存記事のリライト指示などを含みます)という形でお受けしています。無理にすべてを頼む必要はなく、自社でできるところまではやったうえで、足りない部分だけ相談する、という使い方でも構いません。
まとめ
社員数が少ない会社でも、AEO対策はやったほうがいいです。ただし、いきなり外部に頼む前に、無料でできることが5つあります。(1)robots.txtでAIのクローラーをブロックしていないかの確認、(2)会社情報ページの整備、(3)FAQページの作成、(4)Bing Webmaster Toolsへの登録、(5)構造化データ(JSON-LD)の基本、の5つです。
このうちFAQページについては、GoogleのFAQリッチリザルトが2026年5月から原則表示されなくなった点だけ、正直にお伝えしておきます。それでも、ページの本文をAIが直接読みに来る以上、わかりやすいFAQを用意しておく価値は変わりません。まずはこの5つから始めて、手が回らなくなったところで、外部への相談を検討してください。
チャイ
無料でできることが、意外とたくさんあるんですね。これなら、小さい会社の社長さんにも教えてあげられそうです。
ズッキーニ
そうだね。うちも、まずはできることから1つずつやってもらうのがいちばんやと思っとるよ。困ったところだけ、いつでも相談してもらえたら嬉しいね。
AIのクローラーの許可設定はAIに自社サイトを読ませない設定にすると、AIの回答に出てこなくなりますか?、Bing・Copilot対策はCopilotに自社のことを答えてもらうには、Bingで何をすればいいですか?、AEOの全体像はAEO対策とは?初めての人にもわかるように教えて!をご覧ください。まずは現状を知りたい方は無料AEO診断から、本格的に取り組みたい方はAEO支援からご相談ください。
FAQよくあるご質問
Q. 社員数が少ないBtoB企業でも、AEO対策はやったほうがいいですか?
はい、規模に関係なくやったほうがいいです。ただし、いきなり大掛かりな施策や外部への依頼から始める必要はありません。まずはrobots.txtの確認や会社情報ページの整備など、無料でできることから着手し、手が回らなくなったところで外部に相談するという順番で十分です。
Q. 何から手をつければいいですか?
まずは、(1)robots.txtでAIのクローラーを誤ってブロックしていないか確認する、(2)会社が何をしている会社かが明確にわかる会社情報ページを整える、(3)よくある質問に答えるFAQページを作る、(4)Bing Webmaster Toolsに登録する、(5)構造化データ(JSON-LD)の基本を入れる、の5つです。すべて無料でできます。
Q. FAQページを作れば、Google検索に「よくある質問」として表示されますか?
いいえ。GoogleはFAQのリッチリザルト(検索結果にQ&Aを直接表示する機能)を2026年5月7日以降、一部の公的機関・医療機関のサイトを除いて表示しないようにしました。ただしFAQページ自体が無意味になったわけではありません。ChatGPTやPerplexityなどのAIは、リッチリザルトの表示とは関係なくページの本文を直接読みに来るため、わかりやすいFAQページを用意しておく価値は変わらずあります。
Q. 構造化データは、何を書けばいいですか?
まずは会社そのものを表す「Organization」という種類の構造化データ(JSON-LD形式)に、会社名・URL・住所・連絡先を書くところから始めるとよいです。必須項目は決まっておらず、自社に当てはまる情報だけを追加すればよいとGoogleも案内しています。
Q. どこからは外部に頼んだほうがいいですか?
自社の担当者だけでは手が回らなくなったとき、複数のAIでの引用状況を継続的に測定したいとき、対象ページ数が多く指示書レベルの設計が必要になったときが目安です。トライエッジでは、無料のAEO診断で現状を確認したうえで、初期100,000円のSTEP0(測定基盤の構築)や月額350,000円のAEO支援という形でお受けしています。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。