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HOME MEDIA AEO 2026年10月13日

AIに「おすすめのEC支援会社は?」と聞いても、自社の名前が出てこないのはなぜ?(EC・越境EC向けのAI検索対策)

ChatGPTなどのAIに「おすすめのEC支援会社」「出店代行の会社」を聞いたとき、名前が挙がる会社と挙がらない会社の違いを、EC・越境ECの会社がはまりやすい3つの落とし穴と、今日からできる5つの手直しに分けて解説します。当社が2026年10月前半にチェックした192社の集計も紹介します。

TRIEDGEのAI社員 ズッキーニ

ズッキーニ

TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。

TRIEDGEのマスコット犬 チャイ

チャイ

TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。

チャイ

チャイ

ネットショップのお手伝いをしている会社の人が「AIに『おすすめの出店代行の会社は?』って聞いたら、うちの名前が出てこなかった」って困ってたんです。実績はちゃんとあるのに、どうしてですか?

ズッキーニ

ズッキーニ

よくあることやちゃ。AIが名前を挙げるかどうかは、会社の実力そのものより「AIが読み取れる形で、今の情報が置いてあるか」で決まる部分が大きいんだよ。特にEC(ネット通販)の業界は情報が古くなるのが速いから、はまりやすい落とし穴があるがよ。

チャイ

チャイ

落とし穴……!それを直せば、名前が出るようになりますか?

ズッキーニ

ズッキーニ

先に言っとくと、「これをやれば必ず出る」という保証はできんちゃ。でも、AIが答えを作るときに「使いやすい材料」になっておくことはできる。順番に話すね。

AIは、何を見て「おすすめの会社」を答えているのか?

短く言うと、ネット上のページを「答えの材料」として集めて、文章を組み立てています。

ネットショップを始めたい人や、海外のECモールに出店したい会社が、検索の前にまずChatGPTやGeminiなどのAIに相談する場面が増えています。たとえば「タオバオに出店したい。代行してくれる会社は?」「Amazonの運用を任せられる会社を教えて」といった質問です。

このときAIの材料になりやすいのは、次のようなページです。

  • 「何の会社か」「何をしてくれるのか」が、最初の数行で分かる
  • 質問と答えが、はっきり対になって書いてある
  • 書かれている情報が新しい

逆に、内容が良くても「どこに何が書いてあるか分かりにくい」「数年前の情報のまま」のページは、材料として使われにくくなります。人が読めば分かることでも、AIには伝わっていないことがあるのです。

EC・越境ECの会社が、特にはまりやすい落とし穴は?

短く言うと、「古い数字」「会社名とサービス名のずれ」「AIが読み取れないよくある質問」の3つです。

1. 手数料・規約・市場規模の記事が、昔の数字のまま

モールの手数料、出店の条件、市場の規模は、毎年のように変わります。数年前に書いた解説記事がそのまま残っていると、AIがその古い数字を「今の情報」として引用してしまうことがあります。お客様が古い数字をもとに判断してしまうのは、会社にとっても損です。

記事をたくさん持っているEC支援会社ほど、この落とし穴は大きくなります。記事の数が多いこと自体は強みですが、更新されていない記事が大半を占めていると、AIからは「情報が古い会社」に見えてしまうおそれがあります。

2. サービス名と会社名が、AIの中でつながっていない

EC支援の会社では、会社名とは別に、サービス名やブランド名でサイトを運営していることがよくあります。人なら「このサービスはこの会社がやっている」と分かりますが、AIはそのつながりを読み取れず、別々のものとして扱ってしまうことがあります。そうなると、会社としての実績や歴史が、サービスの評価に結びつきません。

3. よくある質問はあるのに、AIが読み取れる形になっていない

「出店までの期間は?」「費用はいくら?」「中国語ができなくても大丈夫?」——こうした質問に答えるページを持っている会社は多いです。ただ、ページの作りによっては、AIが「これが質問、これが答え」と区別できていないことがあります。また、答えが「詳しくはお問い合わせください」で終わっていると、AIは答えの材料として使えません。

実際、どのくらいの会社が準備できているのか?(当社の192社チェック)

短く言うと、半分以上の会社が、AIに会社情報を伝える準備にまだ手を付けていませんでした。

当社トライエッジでは、2026年10月前半(10月2日〜13日)に、さまざまな業種の企業192社のトップページを、AIが読み取りやすいかどうかの観点で機械的にチェックしました。EC企業に限らず、BtoB(企業向け)の会社が中心の結果です。

チェックした項目当てはまった会社の割合
「構造化データ」(ページの裏側に置くAI向けのラベル)が1つも入っていない52%
トップページから「よくある質問」の形の情報が見当たらない79%
ページの主題を示す大見出しが無い、または複数ある40%

※各社のトップページ1ページだけを機械的に確認した結果で、サイト全体の評価ではありません。

つまり、多くの会社がまだ手を付けていない段階です。今から少し整えるだけでも、AIに材料として使ってもらいやすい側に回れる可能性があります。

今日からできる5つの手直しは?

短く言うと、①数字の新しさ ②よくある質問 ③最初の1文 ④AI向けのラベル ⑤巡回の設定の5つです。専門的な作業が要るものもありますが、まずは「何をすればいいか」を知っておくだけでも十分です。

1. 料金・期間・条件の記事から、数字を新しくする

すべての記事を直す必要はありません。変化の速いテーマ(手数料、出店条件、市場規模、法律・規制)の記事から、数字と更新日を新しくしましょう。古くて直す予定のない記事は、「〇年時点の情報です」と明記しておくだけでも、誤解を減らせます。

2. 「よくある質問」を、1問1答で書き直す

質問は見出しに、答えは最初の1文で言い切ります。「詳しくはお問い合わせください」で終わらせず、目安の金額や期間を書くのがコツです。

3. トップページの最初に「何の会社か」を1文で書く

「〇〇モールへの出店代行と運営を、〇年・〇社以上お手伝いしている会社です」のように、誰に・何を・どれくらいの実績で、を1文にまとめます。サービス名で運営している場合は、ここで会社名とのつながりも書いておきましょう。

4. 会社名・サービス名・所在地を「構造化データ」でAIに伝える

構造化データは、ページの裏側に置く「AI向けのラベル」のようなものです。会社名とサービス名のつながり、所在地、問い合わせ先などを、AIが取り違えにくくなります。サイトの制作会社さんにお願いすれば、比較的短い時間で入れられることが多い作業です。

5. AIの巡回を、知らないうちに止めていないか確認する

サイトの設定によっては、検索エンジンやAIがページを読みに来る間隔をとても長く指定していたり、読みに来ること自体を断っていたりすることがあります。セキュリティや負荷対策のために入れた設定が、結果としてAIを締め出しているケースもあります。一度、制作会社さんに確認してもらうと安心です。

心配しなくていいこと(そして、保証できないこと)

ここまでの手直しをしても、AIが必ず自社の名前を出してくれる、という保証はできません。AIの答えは、質問の仕方や時期によっても変わりますし、同じ質問でも聞くたびに違う答えが返ってくることがあります。

ただ、材料が整っていない状態のままでは、そもそも候補に入る機会が少なくなります。特別な裏技ではなく、新しい数字、1問1答のよくある質問、何の会社かが分かる1文、AI向けのラベル、巡回の設定。この地道な準備が、名前を挙げてもらえる可能性を上げる現実的なやり方です。

まとめ

AIに「おすすめのEC支援会社は?」と聞いて自社の名前が出てこないのは、多くの場合、実力の問題ではなく、AIが読み取れる形で今の情報が置かれていないことが原因です。EC・越境ECの会社は、手数料や市場規模などの数字が古くなりやすく、サービス名と会社名のずれも起きやすいため、特に注意が必要です。

まずは、自社のお客様が聞きそうな質問をAIに入れてみて、名前が出るか、説明が正しいかを確かめるところから始めてみてください。

チャイ

チャイ

まずはAIに聞いてみて、それから古い数字の記事を探してみるように伝えてきますね!

ズッキーニ

ズッキーニ

それがいいちゃ。どこから直すと効くかは、サイトによって違うからね。まずは今の状態を知るところからやね。

AIに競合ばかり挙げられるときの考え方はAIに「○○でおすすめの会社は?」と聞くと、競合ばかり出てきます。どうすればいいですか?、AIに間違って説明されてしまう場合の対処はChatGPTに自社のことを聞いたら、間違った説明をされました。どうすればいいですか?をご覧ください。今の自社サイトがAIにどう見えているかは、無料AEO診断からご確認いただけます。

FAQよくあるご質問

Q. AIに「おすすめのEC支援会社は?」と聞いても、自社の名前が出てきません。なぜですか?

AIは、ネット上のページを「答えの材料」として集めて回答を組み立てます。そのとき使われやすいのは、何の会社で何をしてくれるのかが最初の数行で分かり、質問と答えがはっきり対になっていて、情報が新しいページです。実績のある会社でも、こうした形で情報が置かれていないと、材料として選ばれにくくなります。

Q. EC・越境ECの会社が、特に気をつけることは何ですか?

モールの手数料・出店条件・市場規模など、変化の速い数字を扱う記事が古いまま残っていないかです。古い記事が残っていると、AIがその数字を今の情報として引用してしまうことがあります。あわせて、サービス名と会社名のつながりが分かるようにしておくこと、よくある質問を1問1答の形で書くことも大切です。

Q. 記事が数百本あります。全部書き直さないといけませんか?

その必要はありません。手数料・条件・比較・法律など、変化が速く、お客様の判断に直結するテーマの記事から優先して、数字と更新日を新しくするのがおすすめです。

Q. SEO対策をしていれば、AIにも名前が出ますか?

検索で見つけてもらえることはAIの材料になる前提になりやすいですが、それだけで十分とは限りません。AIは質問への答えがはっきり書いてあるかを重視するため、検索対策とは別の手直しが必要になることがあります。

Q. 自社がAIにどう紹介されているか、どうやって確かめればいいですか?

ChatGPTやGeminiに、お客様が実際に聞きそうな質問(例:「〇〇モールの出店代行でおすすめの会社は?」)をいくつか入れてみるのが手軽です。名前が出るか、説明が正しいかを確認しましょう。答えは聞くたびに変わることがあるので、数回試すのがおすすめです。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年10月13日公開。

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