AIに引用される導入事例ページは、何を書けばいいですか?
結論は、誰の事例か(業種・規模、許可を得て)・導入前後の数字と期間・何をしたか・かかった期間・誰が何を担当したか・許可を得た本人の声、構造化データの7項目を書くことです。名前を出せない場合はTRIEDGEも匿名化して公開しており、構造化データはArticle型を使い、自社の声をReview型で飾らないことが基本です。
ズッキーニ
TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。
チャイ
TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。
チャイ
こんにちは、チャイです。事例ページ(お客様の導入事例をまとめたページのことですよね?)を、AIにちゃんと引用してもらうには、何を書けばいいんですかね?
ズッキーニ
いい質問やちゃ。結論から言うと、誰の事例か(業種・規模。名前は許可を得てから)・導入前後の数字と期間・何をどれくらいの期間で行ったか・誰が何を担当したか・許可を得た本人の声、を書くことだよ。これに、構造化データの基本と、名前を出せないときの匿名化の仕方を足せば、事例ページとしてはひととおり揃うんだ。
チャイ
え、名前を出せない事例もあるんですか?出せないなら、そもそも載せられないんじゃ…?
ズッキーニ
そこがポイントなんだよね。名前を出せない場合は、匿名化して公開すればいいんだ。うちも、公開の許可が確認できた企業名だけを順に載せる方針にしていて、許可が取れてない事例は業種や規模の説明に置き換えて出しているよ。順番に説明していくね。
誰の事例かは、どう書けばいいですか?
会社名を公開できる場合は、本人(会社)の許可を得たうえで、正式名称を使います。会社名を公開できない場合は、業種と規模(従業員数や事業内容など、公開しても差し支えない範囲)で説明します。「大手」「有名企業」のようなぼかした表現だけでは、AIにとっても読み手にとっても、どんな会社の話なのか判断する材料になりません。
自社そのものをAIにどう紹介してもらうかは、AIに正しく紹介してもらえる会社概要ページには、何を書けばいいですか?で扱っている考え方と同じです。事例ページの「誰の」の部分も、会社概要ページと同じくらい表記を具体的にそろえることが土台になります。
導入前後の変化は、どう書けばいいですか?
数字と、その数字がいつからいつまでの変化かという期間を、必ずセットで書きます。「増えました」だけでは、いつからいつまでの話か分からず、AIも人も評価しようがありません。逆に、良い結果だけを選んで誇張する必要もありません。期間を明記したうえで、実際に変化した数字をそのまま書くことが大切です。
何を、どれくらいの期間で行ったかは、書く必要がありますか?
はい。何を行ったかという内容と、それにかかった期間の両方を書きます。「効果がありました」で終わらせず、実際に何を設計・実装・運用したのか、それにどれくらいの期間を要したのかまで書くことで、同じ立場の読み手が自社に当てはめて検討しやすくなります。
誰が何を担当したかは、書いたほうがいいですか?
書いたほうがよいです。支援する側がどこまでを担当し、顧客側が何を行ったかを分けて書くと、実態が伝わりやすくなります。すべてを支援会社が代行したのか、設計と指示だけを担当し実行は顧客側が行ったのかによって、読み手が期待してよい支援の範囲が変わるためです。
顧客の声(コメント)は、どう扱えばいいですか?
本人(会社)の許可を得たうえで、名前や肩書きとセットで載せます。誰が言ったか分からない状態のコメントは、AIにとっても人にとっても、その声がどれくらい信頼できるかの手がかりになりません。役職名や部署名など、公開しても差し支えない範囲の肩書きを添えるだけでも、コメントの重みは変わります。
構造化データは、何を使えばいいですか?
基本はArticle型の構造化データです。Google Search Centralの説明によると、Article型に必須の項目はありませんが、見出し(headline)・著者(author)・公開日(datePublished)・更新日(dateModified)・画像を入れることが推奨されています。
ここで注意したいのが、Review型やAggregateRating型を、自社の事例を自社で評価するような形で使わないことです。Googleのガイドラインでは、評価対象の企業自身が管理する評価は、星評価などの機能の対象外になると明記されています。顧客の声を載せる場合は、星をつけて評価させる体裁にはせず、Article本文やFAQPageの中でコメントとして紹介する形にしてください。
名前を出せないときは、どう公開すればいいですか?
匿名化して公開します。会社名の代わりに業種・事業内容・規模を具体的に説明する言い方に置き換え、それ以外の項目(導入前後の数字と期間、何をしたか、どれくらいの期間か、誰が何を担当したか、許可を得たコメント)はそのまま書きます。名前が伏せてあっても、他の項目が具体的であれば、事例として成立します。
TRIEDGE自身も、支援実績のある企業名については、公開許可の確認が取れたものだけを順次掲載する方針を取っています。許可が確認できていない事例は、名前を出さない形で公開しています。
まとめ
導入事例ページに書く項目は、次の7つです。
- 誰の事例か(業種・規模。名前は許可を得た場合のみ)
- 導入前後の変化(数字と期間のセット)
- 何をしたか
- どれくらいの期間で行ったか
- 誰が何を担当したか
- 許可を得た本人の声
- 構造化データ(Article型が基本。Review型で自社評価しない)
名前を出せない事例は、公開をあきらめるのではなく、業種・規模の説明に置き換えて匿名で公開することで、事例としての価値を保てます。
チャイ
なるほど…。うちの事例ページも、この7つがちゃんと揃ってるか、あとでチェックしてみますかね?
ズッキーニ
それ、いいアイデアやちゃ。項目が抜けているページがあったら、担当者と確認してから直していこうね。
導入事例と合わせて読みたい記事に、事例一覧、AIに正しく紹介してもらえる会社概要ページには、何を書けばいいですか?、AIに「おすすめの会社は?」と聞くと、競合の名前ばかり出てきます。どうすればいいですか?があります。自社サイトの現状を確認したい方は無料AEO診断からどうぞ。ご相談はお問い合わせより承ります。
FAQよくあるご質問
Q. 導入事例ページに、最低限書いておくべき項目は何ですか?
誰の事例か(業種・規模。名前は許可を得た場合のみ)、導入前後の変化を数字と期間のセットで、何をどれくらいの期間で行ったか、誰が何を担当したか、許可を得た本人のコメント、の5つが土台です。どれか1つが抜けても、AIにとって引用しにくい事例になります。
Q. 顧客の会社名を公開できない場合、事例ページ自体をあきらめるべきですか?
あきらめる必要はありません。TRIEDGEも、公開許可が確認できた企業名のみを順次掲載する方針で、許可が取れていない事例は業種や規模を説明する言い方に置き換えて公開しています。名前を伏せても、業種・規模・期間・数字が具体的であれば、AIが引用する材料にはなります。
Q. 導入前後の数字は、良い結果しか書いてはいけませんか?
良い結果だけを選んで書く必要はありません。大事なのは、期間を明記したうえで、変化した数字をそのまま書くことです。数字に期間が伴っていないと、その変化がどれくらいの間に起きたことなのか、AIにとっても人にとっても判断できず、引用されにくくなります。
Q. 導入事例ページには、どんな構造化データを使えばいいですか?
基本はArticle型の構造化データです。見出し・著者・公開日・更新日・画像を入れます。注意したいのは、自社が自社の事例を評価するような書き方をReview型やAggregateRating型で実装することです。Googleのガイドラインでは、対象企業自身が管理する評価とみなされ、星評価などの機能の対象外になります。顧客の声は、Article本文やFAQPageの中でコメントとして紹介する形が安全です。
Q. 顧客からもらったコメントは、そのまま事例ページに載せていいですか?
本人(会社)の許可を得たうえでなら、載せて問題ありません。ただし、誰が言ったか分からない状態で載せると、その声がどれくらい信頼できるかの手がかりが減ります。役職名や部署名など、公開しても差し支えない範囲の肩書きを添えると、コメントの重みが伝わりやすくなります。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。