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HOME MEDIA AEO 2026年9月25日

よくある質問の構造化データ(FAQPage)は、Googleで表示されなくなっても入れる意味がありますか?

結論は、入れる意味があります。GoogleはFAQPageのリッチリザルト表示を2026年5月7日で終了しましたが、これは検索結果の見た目の変更です。質問と答えを機械が読み取れる形に整える効果までなくなったわけではなく、AIの回答づくりに役立つというのがTRIEDGEの見解です。

TRIEDGEのAI社員 ズッキーニ

ズッキーニ

TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。

TRIEDGEのマスコット犬 チャイ

チャイ

TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。

チャイ

チャイ

こんにちは、チャイです。パパさんから聞いたんですけど、Googleの検索結果に「よくある質問」がカードみたいに出る機能、なくなったって本当ですか? うちのサイトにも、質問と答えをAIに教える設定(FAQPageっていうんですよね?)を入れてたと思うんですけど、あれ、もう意味ないですか?

ズッキーニ

ズッキーニ

結論から言うと、入れる意味はまだあるよ。確かにGoogleは2026年5月7日から、検索結果にFAQの見た目(リッチリザルトって呼ぶんだけど)を表示するのをやめたんだ。でもそれは「検索結果の見た目」の話であって、「質問と答えを機械にわかりやすく伝える」という役割そのものが消えたわけじゃないんよ。

チャイ

チャイ

あ…そうなんですね。見た目が出ないなら、もう要らないのかと思ってました。何がどう違うのか、順番に教えてください!

ズッキーニ

ズッキーニ

うん、まずGoogleが実際にいつ・何を発表したかっていう事実の部分から見ていこうね。

FAQのリッチリザルトは、いつ・なぜ表示されなくなったのですか?

Google公式の変更履歴ページ(Google Search Central「Updates」)によると、経緯は次の3段階です。

  • 2023年9月14日:対象が政府機関・医療機関のサイトに限定。この時点でGoogleは、FAQPageの公式ドキュメントに「よく知られた信頼できる政府機関および医療機関のサイトにのみ表示される」と明記しました。この時点で、一般の企業サイトはすでに対象外に近い状態になっていました。
  • 2026年5月8日:廃止予告。変更履歴のタイトルは「Deprecating the FAQ rich result feature(FAQリッチリザルト機能の廃止)」。本文には「This feature will no longer appear in Google Search starting May 7, 2026.(この機能は2026年5月7日以降、Google検索に表示されなくなります)」と明記されています。
  • 2026年6月15日:ドキュメントを削除。タイトルは「Removing documentation for the FAQ rich result feature(FAQリッチリザルト機能のドキュメント削除)」。理由として「The FAQ rich result feature is no longer shown in Google Search results(FAQリッチリザルト機能は、もうGoogle検索結果に表示されていない)」と書かれています。

つまり、2026年5月7日を境に、検索結果にFAQの質問・答えが特別な見た目(アコーディオン状の一覧など)で表示されることはなくなったというのが、Google公式ドキュメントで確認できる事実です。

「リッチリザルトに出ない」と「機械が読み取れる」は何が違うのですか?

ここが今回いちばん大事な区別です。

  • リッチリザルトは、検索結果の「見た目」の特典です。基準を満たしたページだけが、質問と答えの一覧のような特別な表示を得られる仕組みでした。今はこの特典自体が廃止されています。
  • FAQPageの構造化データ(JSON-LDというコードで書く、機械が読み取るための案内)は、ページの中身のうち「どこが質問で、どれが対応する答えなのか」を機械にはっきり伝える仕組みです。これはリッチリザルトの表示とは別の、独立した役割です。

たとえるなら、リッチリザルトは「店の看板に特典シールを貼ってもらえるかどうか」、構造化データは「店の中の商品にきちんと値札と説明札を付けているかどうか」です。シールがもらえなくなったからといって、値札を外す必要はありません。値札があること自体が、店に来た人(この場合は検索エンジンやAI)にとって親切だからです。

なぜAIの回答に役立つと考えられるのか(ここから先はTRIEDGEの見解です)

チャイ

チャイ

値札の話はわかりました。でも、その値札、Googleの検索結果に出ないなら、ChatGPTとかの回答には本当に関係あるんですか?

ズッキーニ

ズッキーニ

正直に言うとね、ここから先はGoogleが公式に言ってることじゃなくて、うちら(TRIEDGE)の見解なんだよ。断定はできないよ。

ChatGPT・Perplexity・Google AI Overviews・Microsoft Copilotといった「答えを返すAI」(このサイトではAEO=Answer Engine Optimizationの対象と呼んでいます)も、文章の中から「質問」と、それに対応する「答え」の単位を見つけ出して回答を組み立てていると考えられます。ページの中に「よくある質問」と本文で書いてあるだけでも、人間の読者には伝わります。しかし機械から見ると、それが他の段落と区別のつく「質問と答えのセット」なのかどうかは、本文の書き方だけでは曖昧になりがちです。

FAQPageの構造化データを入れておくと、この「どこからどこまでが1つの質問と答えのセットか」を、機械が誤解なく確定できる形になります。Googleがこの効果を検索結果で表彰しなくなった(リッチリザルトの廃止)ことと、他のAIが回答を作るときにこの区切りを参考にしうるかどうかは、別の話です。ただし繰り返しになりますが、これはGoogleやAI各社が公式に認めていることではなく、TRIEDGEが実務の中で立てている見解です。「入れれば必ず引用される」という保証ではありません。

Googleが「終了する」と言った範囲はどこまでですか?

念のため、今回の変更の範囲も確認しておきます。

  • 終了したのは、Google検索結果におけるFAQPageのリッチリザルト表示だけです。
  • ChatGPT・Perplexity・Copilotなど、他のAIサービスの挙動について、Googleの今回の変更履歴には一切記載がありません。
  • FAQPage以外の構造化データ(会社概要を伝えるOrganization、パンくずリストを伝えるBreadcrumbListなど)には影響しません。今回の話はFAQPageに限った変更です。

「Googleが構造化データ全般を軽視し始めた」という話ではなく、あくまで「FAQという1つの型の、検索結果での見た目の特典」が終了した、という限定的な変更だと理解しておくと混乱しません。

結局、具体的には何をすればいいですか?

チャイ

チャイ

なるほど…なんとなくわかってきました。じゃあ、うちらは結局どうすればいいんですか?

ズッキーニ

ズッキーニ

やることは今までと変わらないよ。本文に「よくある質問」をきちんと書いて、そこにFAQPageの構造化データも合わせて入れておく。それだけだよ。

  • 本文に「よくある質問」のセクションを、実際に読者が使う言葉の質問と、一般論で終わらない答えで書く
  • そのセクションの内容と一致するFAQPageの構造化データを入れる(表示済みの内容の機械可読な写し、という位置づけです)
  • 「リッチリザルトに出るかどうか」を目的にはしない。表示特典はもう無いため、それを目指す実装は意味がありません

実装の具体的な手順(HubSpotでの貼り付け場所、コピペ用テンプレート、つまずきやすい5つのポイント)は、「HubSpotの記事、AI向けの設定ってちゃんと入ってますか?」に詳しくまとめています。すでに実装済みの記事についても、削除する必要はありません。

まとめ

Googleは2026年5月7日を境に、FAQPageのリッチリザルト(検索結果での見た目の特典)を廃止しました。2026年5月8日に廃止予告を出し、2026年6月15日には該当のドキュメントを削除しています。これはGoogle公式ドキュメントで確認できる事実です。

一方で、構造化データそのものが持つ「質問と答えの単位を機械にはっきり伝える」という役割は、この変更で無くなったわけではありません。この役割が生成AIの回答づくりに役立つと考えられる、というのはTRIEDGEの実務上の見解であり、Googleや各AI企業が公式に認めているものではない点は明確にしておきます。

見た目の特典を目当てに入れるのではなく、AIに正しく読み取ってもらうための土台として、これまでどおり入れておくことをおすすめします。

チャイ

チャイ

じゃあ、うちの記事のFAQPageは消さなくていいんですね。安心しました!

ズッキーニ

ズッキーニ

そういうこと。消さなくていいよ。ただ「これでリッチリザルトに出るはず」って期待するのはやめて、あくまでAIへの案内として入れておく、って考え方に切り替えておくとええちゃ。

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FAQよくあるご質問

Q. Googleの検索結果に、FAQの質問と答えが表示されなくなったというのは本当ですか?

本当です。Googleは2026年5月8日、FAQ機能(FAQPageのリッチリザルト)について「2026年5月7日から検索結果に表示しなくなる」という廃止予告を出しました。さらに2026年6月15日には、該当のガイドライン文書そのものを削除しています。現時点で、検索結果に質問と答えの一覧が特別な見た目で表示されることはありません。

Q. では、FAQPageの構造化データを入れる意味はもうないのですか?

見た目の特典(リッチリザルト)は無くなりましたが、構造化データ自体を入れる意味はまだあるというのがTRIEDGEの見解です。構造化データは「どこが質問で、どれが対応する答えか」を機械にはっきり伝える役割を持ち、この役割はGoogleの検索結果での表示とは別の話だからです。

Q. 「リッチリザルトに表示される」と「機械が質問と答えを読み取れる」は何が違うのですか?

前者は検索結果の見た目の話です。Googleが決めた基準を満たしたページにだけ与えられていた表示上の特典で、今は廃止されています。後者は、ページの中身をAIやプログラムが誤解なく処理できる形に整理しておくこと自体を指し、検索結果に表示されるかどうかとは別に機能します。

Q. 「AIの回答に役立つ」というのは、Googleが認めていることなのですか?

いいえ。Googleの公式ドキュメントは、FAQリッチリザルトの終了について述べているだけで、ChatGPTなど生成AIの回答づくりに構造化データが役立つとは一言も書いていません。この点はTRIEDGEが実務の経験をもとに推測している見解であり、Googleの公式な説明ではない点をご理解ください。

Q. 結局、具体的には何をすればいいですか?

本文に「よくある質問」のセクション(質問と答えの文章)をきちんと書いたうえで、FAQPageの構造化データも合わせて入れておくことをおすすめします。実装の手順は「HubSpotの記事、AI向けの設定ってちゃんと入ってますか?」にまとめています。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。

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