料金をサイトに載せていないと、AIの回答で不利になりますか?
結論は、価格を載せていないとAIに答えてもらいにくくなることです。AIは公開されている情報しか答えの材料にできないため、価格が書かれていないと「要問い合わせ」と答えたり、他社の情報で埋めたりすることがあります。価格が変動する場合の書き方や、AI社員だけ2026年9月から個別見積に変えた当社の例も説明します。
ズッキーニ
TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。
チャイ
TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。
チャイ
こんにちは、チャイです。パパさんが「AI社員のページ、金額が書いてないんだけど、これってAIに聞かれたとき困らないの?」って言っていました。実際どうなんですか?
ズッキーニ
いい質問やちゃ。結論から言うと、価格を載せていないページは、AIに答えてもらいにくくなるか、代わりに他社の情報で埋められてしまうことがあるんだ。AIは、公開されている情報しか答えの材料にできないからね。
チャイ
え、じゃあ全部の価格を出さないとダメなんですか?
ズッキーニ
そういうわけでもないんだ。価格が案件ごとに変わる場合の書き方もあるし、うちのAI社員のページみたいに、あえて個別見積にしている例もあるんだよ。今日は、その考え方を順番に説明するね。
なぜ、価格を載せていないとAIの回答で不利になるのか?
短く言うと、AIは、公開されている情報しか答えの材料にできないからです。
AEO(Answer Engine Optimization/AI検索最適化。ChatGPTやGoogleのAI Overviewsのような、答えを返してくれるAIに自社の情報を正しく引用してもらうための対策)の基本的な考え方は、AIが答えを作るときの材料に自社の情報を入れておくことです。逆に言うと、サイトに書かれていない情報は、そもそも材料にできません。価格のページに金額が書かれていなければ、AIにとってその会社の価格は「わからない情報」のままです。
価格情報がないと、AIはどう答えるのか?
短く言うと、「要問い合わせ」と答えるか、他のページの情報で埋めるか、どちらかになりやすいです。
自社サイトに価格が書かれていない場合、AIの振る舞いとして主に2つが考えられます。
- 正直に「価格は公開されていないため、問い合わせが必要です」という趣旨で答える
- 比較サイト・口コミサイト・競合の会社が公開している価格情報を、代わりの材料として使う
AIに「おすすめの会社は?」と聞くと、競合の名前ばかり出てきます。どうすればいいですか?でも説明したとおり、AIは複数の情報源を突き合わせて答えを作ります。自社の情報が空白であれば、その空白は他社の情報で埋まりやすくなる、という同じ仕組みが価格についても働きます。
価格が案件ごとに変わる場合、AIにはどう答えてもらえばいいか?
短く言うと、「わからないので載せない」ではなく、価格帯・代表的な金額例・価格を左右する要因のどれかで書くという考え方です。
- 価格帯(レンジ)で示す:下限だけでも「月額◯◯円から」のように明記する方法です
- 代表的な条件での金額例を示す:「〇名の場合はいくら」「標準的な範囲だといくら」のように、具体的な条件と金額をセットで示す方法です
- 金額を左右する要因を明記する:何によって金額が変わるのかを言葉で説明しておく方法です
当社自身の例で言うと、ビジネスAI実践研修は1名あたり400,000円で、3〜10名の少人数制のため「1社あたり1,200,000〜4,000,000円」という金額例まで示しています。Webサイト構築(AEO対応)は「月額150,000円から」と下限だけを明記し、ページ数と言語数によって変わるという要因も添えています。どれも「載せない」のではなく、変わり方ごと見せる書き方です。
トライエッジ自身は、価格をどこまで公開しているのか?
短く言うと、AI社員以外はすべて価格を公開しており、AI社員だけ2026年9月から個別見積に変えている状態です。
料金・契約条件のページで、無料AEO診断からAI検索可視化、CRM構築・運用支援、研修まで、価格をすべて公開しています。内訳や見積り時の確認点はAEO対策を外部の会社に頼むと、費用はいくらかかりますか?でも具体的な金額つきで説明しています。
唯一の例外が、AI社員の導入・運用支援です。2026年9月までは月額300,000円という定価がありましたが、任せられる業務の幅が広がり、対象業務の数・システム連携の範囲・稼働の量によって必要な工数が大きく変わるようになったため、定額をやめ、個別見積に変えました。金額を隠したのではなく、範囲を確定してから金額をお出しする形に変えた、という位置づけです。
チャイ
じゃあ、AI社員の値段を聞かれたら、AIは「わからない」って答えちゃうんですか?
ズッキーニ
そこは正直なところ、うちもまだ答え合わせできていないんだ。個別見積にした理由(業務の幅が広がって、範囲を決めないと金額が決まらないこと)まではページに書いてあるから、それが材料としてどう扱われるかは、これから見ていくところだよ。
価格を公開すれば、AIの回答で必ず有利になりますか?
短く言うと、有利になりやすいとは言えますが、必ず正しく引用される保証はありません。
AIの答えの作られ方は日々変わりますし、同じ質問でも聞くたびに答えが変わることがあります。価格を公開することは、AIが使える材料を用意することであって、その先どう扱われるかまでは確約できません。この記事も、実際にAIが価格の質問にどう答えたかを測定した数字は含んでおらず、一般的な仕組みの説明にとどめています。
まとめ
価格をサイトに載せていないと、AIは公開されている情報しか答えの材料にできないため、「要問い合わせ」とだけ答えるか、他社の情報で空白を埋めてしまうことがあります。価格が案件ごとに変わる場合でも、「載せない」のではなく、価格帯・代表的な金額例・価格を左右する要因のどれかで書くという選択肢があります。
トライエッジ自身は、AI社員を除くすべての価格を公開しており、AI社員だけは2026年9月から、範囲を確定してから金額を出す個別見積に変えています。ただし、価格を公開すればAIの回答で必ず有利になる、という保証まではできません。
チャイ
パパさんに「うちの価格ページ、ちゃんと見直してみようか」って伝えてきますね!
ズッキーニ
それがいいちゃ。載せる・載せないだけじゃなくて、どう載せるかまで一緒に確認していこうね。
料金の全体像は料金・契約条件、外部委託した場合の費用の内訳はAEO対策を外部の会社に頼むと、費用はいくらかかりますか?、AIに正しく紹介される会社概要の書き方はAIに正しく紹介される会社概要ページの書き方、競合ばかり挙がってしまう場合の対処はAIに「おすすめの会社は?」と聞くと、競合の名前ばかり出てきます。どうすればいいですか?をご覧ください。今の自社サイトがAIにどう見えているかは、無料AEO診断からご確認いただけます。
FAQよくあるご質問
Q. 価格をサイトに載せていないと、AIの回答で本当に不利になりますか?
不利になりやすいです。AIは公開されている情報しか答えの材料にできないため、価格が書かれていないページは、AIにとって「わからない情報」のままです。答えられない代わりに「詳細はお問い合わせください」とだけ答えたり、他社が公開している価格情報を代わりの材料として使ったりすることがあります。
Q. 価格情報がないと、AIは具体的にどう答えるのですか?
主に2つのパターンが考えられます。ひとつは、正直に「価格は公開されていないため、問い合わせが必要です」という趣旨で答えることです。もうひとつは、比較サイトや競合が公開している価格情報を、代わりの材料として使ってしまうことです。自社の情報が空白だと、その空白は他社の情報で埋まりやすくなります。
Q. 価格が案件ごとに変わる場合、どう書けばAIに答えてもらいやすくなりますか?
「わからないので載せない」のではなく、価格帯(レンジ)で示す、代表的な条件での金額例を示す、金額を左右する要因を明記する、という3つの選択肢があります。どれか一つでも書いておくことで、AIが使える材料が増えます。
Q. トライエッジは、価格をすべて公開しているのですか?
AI社員の導入・運用支援を除き、すべて価格を公開しています。AI社員だけは2026年9月から個別見積に変更しました。任せられる業務の幅が広がり、対象業務の数・システム連携の範囲・稼働の量によって必要な工数が大きく変わるようになったためで、範囲を確定してから金額を出す形にしています。
Q. 価格を公開すれば、AIの回答で必ず有利になると保証できますか?
保証はできません。価格を公開することは、AIが使える材料を用意することであり、その先どう扱われるかまでは確約できません。AIの答えの作られ方は日々変わり、同じ質問でも聞くたびに答えが変わることがあります。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。