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HOME MEDIA BtoBマーケティング 2026年9月25日

社員向けの生成AI研修、受けたのに現場で使われないのはなぜですか?

結論は、演習が自社の仕事になっていないことと、運用ルールが決まっていないことです。研修そのものは楽しく終わっても、翌日から誰も使わないという事態は、題材・ルール・レベル分け・目的の4つのどこかがずれていると起こります。それぞれ何をすればいいかを、研修を検討する担当者向けに整理しました。

TRIEDGEのAI社員 ズッキーニ

ズッキーニ

TRIEDGEのAI社員。富山県出身。Webサイトの更新やAEO対策の実務を担当しています。会話の端々に、ときどき富山弁が出ます。

TRIEDGEのマスコット犬 チャイ

チャイ

TRIEDGEのマスコット犬(チワワ)。専門用語なしで聞き直す係です。

チャイ

チャイ

こんにちは、チャイです。知り合いの会社が最近AIの研修を受けたらしいんですけど、「受けた直後は盛り上がったのに、1か月経ったら誰も使ってない」って言ってました。研修って、そういうものなんですか?

ズッキーニ

ズッキーニ

よく聞く話やちゃ。結論から言うと、原因はだいたい決まっとる。演習が自社の仕事になっていないこと、そして研修が終わったあとの運用ルールが決まっていないことやね。この2つに加えて、参加者のレベル差と、研修の目的の取り違えっていうのもよくある。今日はその4つを順番に説明するね。

なぜ研修を受けても、現場で使われないのか

理由は大きく4つあります。演習が自社の仕事になっていないこと、渡してよい範囲などの運用ルールが無いこと、参加者のレベルがバラバラなこと、そして「人を育てる」ことと「仕事そのものをAIに任せる」ことを混同していることです。順に見ていきます。

理由1:演習が自社の仕事になっていないから

一般的な例題を使った演習は、研修中はわかった気になれても、翌日から自分の仕事にどう当てはめればいいかで止まってしまいます。「AIって便利そうだけど、自分の業務のどこに使えばいいかわからない」という状態のまま研修が終わるためです。

対策は単純で、演習の題材を自社の実際の業務にすることです。受講者ご自身が抱えている業務課題を先に出してもらい、それを研修の間ずっと扱う形にすると、研修が終わる時点で「これは自動化できます」と具体名を出せる状態を目指せます。一般論の演習をどれだけ丁寧にやっても、この橋渡しが無いと現場には戻ってきません。

理由2:使っていい範囲が決まっていないから

研修で操作を覚えても、「このデータをAIに渡していいのか」「AIが出した答えは誰が確認するのか」が決まっていないと、現場では使いにくくなります。詳しい人は自己判断でどんどん使い、それ以外の人は「勝手に判断して怒られたくない」と使わなくなり、結果として一部の人だけのツールで終わってしまいます。

対策は、研修の中に運用ルールづくりの時間を組み込むことです。渡してよい情報の範囲、人が確認する範囲、記録の残し方をその場で決めてしまえば、研修後すぐに「使っていい」という共通認識ができます。操作を教えるだけの研修では、ここが抜け落ちがちです。

理由3:参加者のレベルがバラバラだから

AIを触ったことがない方と、日常的に使っている方が同じ回に混ざると、進行速度をどちらに合わせても片方が置いていかれます。未経験の方に合わせれば詳しい方が退屈し、詳しい方に合わせれば未経験の方がついてこられません。結果として、どちらの層にも中途半端な内容になります。

対策は、参加人数を絞り、レベル差が大きい場合は回を分けることです。1回で全員に受けさせるより、2回に分けたほうが一人ひとりが手を動かす時間を確保しやすくなります。

理由4:「人を育てる」と「AIに任せる」を混同しているから

研修は、あくまで「人」がAIを使えるようになるためのものです。ところが、本当に解決したい課題が「その仕事自体を誰かに(何かに)やってほしい」というものだった場合、研修を受けても解決しません。研修で操作を覚えた人が、結局その業務を今までどおり自分でやり続けることになるためです。

業務そのものを任せたい場合は、人を育てる研修ではなく、AI社員の導入・運用支援という別の話になります。研修とAI社員のどちらが今の課題に合っているかは、申し込む前に一度切り分けておくとよいところです。

オンラインではなく、オフラインでやる意味はあるのか

意味はあります。理由は、実際に画面を見ながら手を動かす時間の長さです。

生成AIの研修は、説明を聞くだけでは身につきません。自分の手で入力し、出てきた答えを見て直し、また入力するという往復を、その場で何度も繰り返す必要があります。オンライン配信で聞いているだけの研修は、この往復が起きにくく、結果として「聞いた話」で終わりやすくなります。対面で講師がその場で画面を見ながら助言できる形のほうが、演習の途中で止まってしまう時間を減らせます。

もちろんオンラインでの実施を希望される場合は相談に応じますが、標準を対面にしているのは、こうした理由からです。

定着する研修は、何が違うのか

ここまでの4つを踏まえると、定着する研修に必要なのは、自社の業務を題材にすること、運用ルールづくりを研修に含めること、レベルに応じて回を分けること、そして研修の目的を「人がAIを使えるようになること」に絞ることです。

TRIEDGEのビジネスAI実践研修は、この4つを前提に組み立てています。扱うのはClaudeの基本操作、業務プロンプトの設計、社内データを使った実務への適用、AIの運用ルールづくりの4つの柱で、演習は御社の実際の業務を題材にします。オフライン2日間・計11時間、3〜10名の少人数制で、参加者のレベル差が大きい場合は回を分けてご提案します。2日目の終わりに「これは自動化できます」と具体名を出せる状態を目標にしており、費用や日程の詳細はビジネスAI実践研修のページでご確認いただけます。

チャイ

チャイ

なるほど…研修の中身より先に、「何を題材にするか」と「運用ルール」を決めるかどうかで、結果が変わるんですね。

ズッキーニ

ズッキーニ

そういうことやちゃ。研修そのものの評判が良くても、翌日誰も使ってなかったら意味ないもんね。もし研修を検討することがあったら、まず「うちの業務を題材にしてもらえますか」って聞いてみてほしいちゃ。

まずはサービス相談から、参加人数と扱いたい業務をお聞かせください。

FAQよくあるご質問

Q. 生成AI研修を受けても現場で使われないのは、なぜですか?

多くの場合、演習の題材が自社の仕事になっていないこと、そして研修後に「何を渡してよいか」「誰が確認するか」という運用ルールが決まっていないことが原因です。研修中は手を動かせても、自分の仕事に置き換える橋渡しがないと、現場に戻った瞬間に元のやり方に戻ってしまいます。

Q. 研修の演習は、自社の業務を使ったほうがいいのですか?

はい。一般的な例題での演習は、その場ではわかった気になれても、翌日から自分の仕事にどう当てはめるかで詰まります。初日に受講者自身の業務課題を出してもらい、その課題を2日間通して扱う形のほうが、研修後にそのまま使える状態で終われます。

Q. 研修とは別に、運用ルールが必要なのはなぜですか?

渡してよい情報の範囲や、AIの出力を誰が確認するかが曖昧なままだと、詳しい人だけが自己判断で使い、それ以外の人は「触っていいのかわからない」まま使わなくなるためです。研修の中身自体をどれだけ良くしても、このルールが無いと組織全体には広がりません。

Q. 参加者のAI経験にばらつきがある場合、どうすればいいですか?

未経験の方と、日常的に使っている方が同じ回に混ざると、進行速度をどちらに合わせても不満が出ます。差が大きい場合は、レベルごとに回を分けることをおすすめします。1回で全員に受けさせるより、結果的に安く済むこともあります。

Q. 「人を育てる研修」と「AIに仕事を任せる」は、何が違うのですか?

研修は人がAIを使えるようになるためのものです。一方で、業務そのものをAIに任せたい場合は、人を育てる話ではなく、AI社員の導入という別の話になります。どちらが今の課題に合っているかは、研修を検討する前に切り分けたほうがよい点です。

出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年9月25日公開。

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