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HOME MEDIA BtoBマーケティング 2026年11月5日

展示会で集めた名刺を商談にするまで、HubSpotとZoho CRMでは何が違う? 取り込み・振り分け・お礼メールの3場面で比べる

展示会の名刺を商談につなげる流れを「名刺の取り込み」「A・B・Cの振り分け」「お礼メールとその後のメール」の3場面に分け、HubSpotとZoho CRMで進め方がどう違うかを、両方の認定パートナーであるトライエッジが整理しました。どちらが向くかを決める3つの質問つきです。

展示会の名刺を商談にする流れは、HubSpotでもZoho CRMでも「取り込む → 振り分ける → 送り分ける」の順で同じです。 違いが出るのは、名刺をどう取り込むかと、お礼メールのあとのメールをどこから送るかの2か所です。

HubSpotは、スマートフォンのアプリで名刺を撮ってその場で登録し、メール配信と自動化まで同じ画面で続けられます。Zoho CRMは、名刺管理ツール(メイシー・Sansan)と連携して取り込み、本格的なメール配信は別のZoho製品とつないで行います。

トライエッジはHubSpotのゴールドパートナーとZohoの認定パートナーの両方として、展示会のあとのフォローの仕組みづくりを支援しています。この記事では、3つの場面ごとに違いを並べ、最後に「どちらが向くか」を決める3つの質問を載せます。

3つの場面で、何が違うか

場面HubSpotZoho CRM
① 名刺の取り込みモバイルアプリで名刺を撮影し、そのままコンタクトとして登録。登録されるのは5項目名刺管理ツールのメイシーかSansanと連携して取り込む
② A・B・Cの振り分けどちらのツールでも、出展前に決めた基準で3つに分けて、担当と手段を決める(考え方は同じ)同左
③ お礼メールと、その後のメールMarketing Hubで、メール配信・自動化・リードの行動履歴を同じ画面で扱う本格的なメール配信は、Zoho CampaignsやZoho Marketing Automationとの連携で行う

以下、場面ごとに補足します。

① 名刺の取り込み:その場で撮るか、まとめて任せるか

HubSpot:アプリで撮ると5項目が入る

HubSpotのモバイルアプリには、名刺を撮影して読み取り、そのままコンタクトとして登録する機能があります。登録されるのは次の5項目です。

  • 氏名
  • 役職
  • メールアドレス
  • 携帯電話番号
  • Webサイト(会社URL)

そのまま使うと、2か所がずれます。 姓と名が逆に登録されることと、コンタクトの「会社名」のプロパティが空欄になることです(会社とコンタクトの自動関連付けがOnなら、「プライマリーの会社」のプロパティにはHubSpotの会社情報データベースから会社名が入ります。設定を先に確かめておきます)。展示会の当日にブースで撮影するなら、会期のあとに誰がこの2つを直すかまで決めておくと、振り分けの段階で困りません。手順はHubSpotモバイルアプリの名刺スキャンにまとめています。

Zoho CRM:メイシーかSansanとつなぐ

Zoho CRMと連携できる名刺管理ツールは、メイシーとSansanの2つです。

  • メイシー:名刺を送るだけで、スキャンと入力を代行してもらえます。会期のあとに名刺の束が残り、社内に入力する人手がない場合に向きます
  • Sansan:名刺をスキャンするとデータになり、人物に紐づけて商談を管理できます。人事異動や転職などの更新を知らせる仕組みがあり、名刺をもらった相手を長く追いたい場合に向きます

違いと選び方は名刺管理ツールとZoho CRMの連携で詳しく比べています。

② A・B・Cの振り分け:ツールより先に、基準と担当を決める

名刺の振り分けは、どちらのツールを使っても考え方は変わりません。3つに分ければ足ります。 細かく分けるほど、運用が止まります。

区分どんな相手か担当手段
Aすぐ商談になりそう営業またはインサイドセールスお礼メール+電話でアポイントを打診
B今後、商談になりそうマーケティング(一括)ステップメール、メルマガ
C可能性が低いマーケティング(一括)通常のメルマガに合流

基準と担当は、出展前に決めておいてください。 会期のあとに決め始めると、その検討の期間がそのままフォローの遅れになります。振り分けの軸の決め方は展示会のアフターフォローで解説しています。

ツールの差が出るのは、この区分をどこに記録して、次の③にどうつなぐかです。HubSpotでもZoho CRMでも、区分を入れる項目をあらかじめ1つ用意しておき、取り込みのときに入れる運用にすると、③のメールの送り分けがそのまま使えます。

③ お礼メールと、その後のメール:同じ画面で続けるか、つないで使うか

HubSpot:メールの反応から商談まで同じ画面で追える

HubSpotのMarketing Hubでは、メール配信、自動化のワークフロー、リードの点数づけが1つの画面で完結します。CRMのデータとつながっているため、Bの相手がステップメールのどれを開いたか、どのページを見に来たかを見ながら、営業へ渡すタイミングを決められます。

Zoho CRM:メール配信は別の製品とつなぐ

Zoho CRMで本格的なメール配信を行うには、Zoho CampaignsやZoho Marketing Automationとの連携が必要です。つなげば同じことはできますが、設定の手間は増えます。 そのかわり、Zoho Oneを使えば、CRMに加えて会計や人事、プロジェクト管理などの業務アプリもまとめてそろえられます。

どちらが向くかを決める3つの質問

両方のパートナーとして、展示会のフォローを考えるときも、次の3つで分けています。

  1. 展示会のあとのメールの反応から、商談・受注までを同じ画面で追いたいですか? → はいならHubSpot寄り
  2. CRMのほかに、会計や勤怠など社内の業務システムもまとめてそろえたいですか? → はいならZoho寄り
  3. 名刺の取り込みと振り分けを、会期のたびに社内の誰が持ちますか? → 決まっていなければ、ツールを選ぶ前に体制を決める

これは「そうなることが多い」という傾向です。最後に決めるのは製品の優劣ではなく、御社の営業の進め方と、社内で運用を持つ人がいるかどうかです。ツール全体の比べ方はZohoとHubSpot、どっちがいい?にまとめています。料金はHubSpotの料金体系とZoho CRMの料金と機能をご覧ください。

まとめ

  • 名刺を商談にする流れは「取り込む → 振り分ける → 送り分ける」で、HubSpotでもZoho CRMでも同じ
  • 違いは2か所。HubSpotはアプリで撮ってその場で登録し、メールも同じ画面で続ける。Zoho CRMはメイシー・Sansanで取り込み、メールは別のZoho製品とつなぐ
  • A・B・Cの基準と担当は、出展前に決める。ツールの差より、ここが止まるかどうかで結果が変わる

FAQよくあるご質問

Q. 展示会の名刺を商談にする流れは、HubSpotとZoho CRMでどこが違いますか?

大きく違うのは、名刺の取り込み方と、お礼メールのあとのメールをどこから送るかの2つです。HubSpotはスマートフォンのアプリで名刺を撮影してそのまま登録でき、メール配信や自動化もMarketing Hubで同じ画面から行えます。Zoho CRMは名刺管理ツール(メイシー・Sansan)と連携して取り込み、本格的なメール配信はZoho CampaignsやZoho Marketing Automationとつないで行います。A・B・Cに振り分けて担当と手段を決める考え方は、どちらのツールでも同じです。

Q. HubSpotのアプリで名刺をスキャンすると、どの項目が登録されますか?

氏名・役職・メールアドレス・携帯電話番号・Webサイト(会社URL)の5項目です。そのまま使うと、姓と名が逆に登録されることと、コンタクトの「会社名」のプロパティが空欄になることの2点がずれるため、登録した直後に補う運用をセットにします(会社とコンタクトの自動関連付けがOnなら、「プライマリーの会社」のプロパティにはHubSpotの会社情報データベースから会社名が入ります)。

Q. Zoho CRMで、展示会でたまった名刺をまとめてデータにするには?

Zoho CRMと連携できる名刺管理ツールは、メイシーとSansanの2つです。すでにたまっている名刺をまとめてデータにしたいなら、名刺を送るだけでスキャンと入力を代行してもらえるメイシーが向きます。これから受け取る名刺を人物ごとに管理し、人事異動などの更新も追いたいならSansanが向きます。

Q. 展示会の名刺は、どう振り分ければよいですか?

すぐ商談になりそうなA、今後商談になりそうなB、可能性が低いCの3つで足ります。Aは営業またはインサイドセールスがお礼メールと電話でアポイントを打診し、Bはマーケティングがステップメールやメルマガで続け、Cは通常のメルマガに合流させます。基準と担当は、出展前に決めておきます。

Q. 展示会のフォローを考えると、HubSpotとZoho CRMのどちらを選べばよいですか?

展示会のあとのメールの反応から商談・受注までを同じ画面で追いたいならHubSpot寄り、会計や社内の業務まで含めて広く安くそろえたいならZoho寄りです。どちらを選んでも、名刺の取り込みと振り分けを毎回やる人が決まっていないと止まります。ツールより先に、誰が運用するかを決めてください。

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出典・執筆:株式会社トライエッジ/中野 三四郎(代表取締役CEO)。 2026年11月5日公開。

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