徹底解説!Zoho CRMを使ったメール配信方法
Zoho CRMは追加ツールなしでメルマガの作成から一括配信までできます。1日に送れる件数はスタンダード250件、プロフェッショナル500件、エンタープライズ1,000件。テンプレート作成から送信までの5ステップの手順と、配信ステータスを別途管理する必要があるという注意点まで解説します。
Zoho CRMは、追加のツールを入れなくても、メルマガの作成から一括配信までを単体で完結できます。1日に送れる件数はスタンダードプランで250件、プロフェッショナルプランで500件、エンタープライズプランで1,000件です。
さらにスタンダードプラン以上であれば、開封率・不達率・クリック率の解析もできます。ただし「誰に送信済みか」は自動で区別されないため、配信ステータスを別途管理する設計が必要です。
この記事では、Zoho CRMでできるメール配信の範囲、テンプレート作成から送信までの手順、単体で運用する際の注意点を解説します。
Zoho CRM単体でメルマガ配信は可能ですか?
可能です。Zoho CRMは、メールマガジンの作成から配信までを、簡単なステップで送りたい顧客に一括で行うことができます。
さらにスタンダードプラン以上であれば、Zoho CRMから送信したメールについて次の3点を解析できます。
- 開封率 — その後開封されたのか
- 不達率 — メールアドレスの不備などにより届かなかったのか
- クリック率 — メール内のリンクを顧客がクリックしたか
低価格で利用できる顧客管理ツールとして知られるZoho CRMですが、「安いから使える機能も限られている」「営業活動や顧客管理を一元管理できるだけ」というわけではありません。プランごとの機能差と料金はZoho CRMの料金と機能:認定パートナーが解説する4プランの選び方にまとめています。
1日に何件までメールを送れますか?
メール配信の上限は、契約しているZoho CRMのプランによって決まります。
| プラン | 1日あたりの配信可能件数 |
|---|---|
| スタンダードプラン | 250件 |
| プロフェッショナルプラン | 500件 |
| エンタープライズプラン | 1,000件 |
配信したい顧客の件数と配信頻度から必要な件数を逆算して、プランを選ぶとよいでしょう。導入時の費用感はZoho CRMの費用もあわせてご確認ください。
実際にZoho CRMでメールを配信する手順は?
必要な作業を5ステップで紹介します。
1. 送信先となる顧客情報を用意する
まずは、メールの送信先となる顧客情報を用意します。

登録方法はZoho CRM 設定編「活動情報」 ② 顧客情報の登録方法(手入力 / 一括インポート)で解説しています。
2. テンプレート作成画面を開く
設定ボタンから、カスタマイズ項目にあるテンプレートをクリックします。[新しいテンプレート]をクリックすると、ポップアップが出てきます。

[見込み客]、[連絡先]、[商談]の各タブと、すべてのカスタムタブでメール機能が使用できます。ここで、該当するメール対象群を選択します。
3. テンプレートを作成する
次の画面のテンプレートのギャラリー画面では、ギャラリーの中から選択したり、カスタマイズしたりできます。

テンプレート作成画面は、ドラッグ&ドロップできる色々な項目で構成されており、これによりとても簡単にメールを作成できます。さらに、テンプレートエディターを使用し、テキスト、画像、表、列、背景の色などの要素を好きな場所にドラッグ&ドロップして追加できます。
4. 対象者を選んで[メール送信]を押す
手順2で選択した[見込み客]、[連絡先]、[商談]のタブの中をクリックし、対象者を表示させます。対象者をクリックすると、右上に[メール送信]のボタンが現れるので、クリックします。

5. テンプレートを選んで送信する
出てきたポップアップで、先に作成しておいたテンプレートを選択します。ここで対象送信件数を確認し、[送信]ボタンを押して送信完了です。
メールは予約配信も可能なので、対象に合った時間に配信するとよいでしょう。
Zoho CRM単体でメール配信する際の注意点は?
配信ステータスを別途管理する必要がある点です。
Zoho CRMから送る一括メールは、あくまで一覧リストを選択しての簡易的な一括配信です。そのため、ステータスの項目を別途作成し、送信済の顧客には[メール送信済]等のフェーズ管理を行う必要があります。
この設計をしないと、同じ相手への重複配信や配信漏れが起こります。ステータスの更新を手作業にしたくない場合は、Zoho CRMのワークフローを活用して商談のステージの変更を通知する方法で扱っているワークフロー機能と組み合わせて自動化する方法があります。
Zoho Campaignsを使ったほうがよいのはどんな場合ですか?
一覧性の高い配信結果の集計が必要な場合です。
Zoho CRM単体でも開封状況やクリック状況の集計は取れますが、簡易的なものにとどまります。配信ごとの結果を並べて比較したい、シナリオに沿った配信管理をしたいといった段階になったら、Zoho Campaignsを使うことをおすすめします。
まずはZoho CRM単体で始めて、集計作業が手作業で回らなくなった時点で移行を検討する、という順序が現実的です。
まとめ
Zoho CRMでの一括メール配信は、「定期的に一定数の顧客にメルマガを配信したい」という場合に向いています。
1日の配信上限はスタンダード250件、プロフェッショナル500件、エンタープライズ1,000件です。テンプレートを作り、対象リストを選んで[メール送信]を押すだけで配信でき、スタンダード以上なら開封率・不達率・クリック率も確認できます。
注意点は、配信ステータスが自動では区別されないことです。[メール送信済]などのフェーズ管理をあらかじめ設計しておいてください。
「顧客への情報発信をしたいけれどあまり手間や費用をかけられない」とお悩みの方にとっても、操作がシンプルで簡単に配信作業ができるというメリットがあります。
トライエッジではZoho製品の導入・運用を支援しています。詳しくはZoho導入支援、CRM/SFA全般の支援内容はCRM/SFA導入・運用支援をご覧ください。ご相談はお問い合わせより承ります。
FAQよくあるご質問
Q. Zoho CRM単体でメルマガを配信できますか?
できます。追加ツールを入れなくても、メールマガジンの作成から送りたい顧客への一括配信までを完結できます。さらにスタンダードプラン以上であれば、送信したメールの開封率、メールアドレスの不備などで届かなかった不達率、メール内のリンクがクリックされたクリック率を解析できます。
Q. Zoho CRMからは1日に何件までメールを送れますか?
契約プランによって上限が決まっています。スタンダードプランは1日250件、プロフェッショナルプランは1日500件、エンタープライズプランは1日1,000件です。配信したい顧客数と配信頻度から必要な件数を逆算して、プランを選んでください。
Q. Zoho CRMでメールを配信する手順を教えてください。
5ステップです。1. 送信先となる顧客情報を用意する(手入力または一括インポート)。2. [設定]→カスタマイズ項目の[テンプレート]→[新しいテンプレート]を開く。3. ポップアップで[見込み客][連絡先][商談]などの対象タブを選び、ギャラリーからテンプレートを選択してドラッグ&ドロップで編集する。4. 手順3で選んだタブから対象者を表示してクリックし、右上の[メール送信]を押す。5. 作成済みテンプレートを選び、対象送信件数を確認して[送信]を押す。予約配信も可能です。
Q. Zoho CRM単体でメール配信するときの注意点は何ですか?
配信ステータスを別途管理する必要がある点です。Zoho CRMから送る一括メールは、一覧リストを選択して送る簡易的な一括配信のため、誰に送信済みかは自動で区別されません。対策として、ステータスの項目を別途作成し、送信済みの顧客には[メール送信済]などのフェーズを手動または自動で入れる運用を決めてください。この設計をしないと、同じ相手への重複配信や配信漏れが起こります。
Q. Zoho CampaignsとZoho CRMのメール配信はどう使い分けますか?
配信結果をどこまで集計したいかで分けます。定期的に一定数の顧客へメルマガを配信し、開封状況やクリック状況を簡易的に把握できれば十分な場合は、Zoho CRM単体で足ります。一覧性の高い配信結果の集計や、シナリオに沿った配信管理が必要な場合はZoho Campaignsが向いています。まずCRM単体で始めて、集計が手作業になってきた時点で移行を検討するのが現実的です。
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出典・執筆:株式会社トライエッジ/向佐 望(CRMコンサルタント)。 2024年3月29日公開/2026年8月14日更新。